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【イベント報告】『インハウスデザイナーの仕事について』を開催いたしました。

2024-02-06

『インハウスデザイナーの仕事について』を開催いたしました!


みなさん、こんにちは! デジタルハリウッドSTUDIO山口スタッフです。

今回のイベントでは、デジタルハリウッドSTUDIO山口の横にある「山口情報芸術センター」(通称:YCAM)でインハウスデザイナーとして働かれている高原歩美さんを特別講師としてお迎えしました!
インハウスデザイナーになるまでの流れや、YCAMついてのご紹介、最後には受講生の作品を実際に講評していただくなど、盛り沢山の内容となりました。

インハウスデザイナーになるまで


まずは高原さんがインハウスデザイナーになるまでの流れを教えていただきました。

高原さんは、大学進路の際に得意なことを活かせる仕事に就きたいと思い、美術大学を受験。一度浪人をし、多摩美術大学(情報デザイン学科情報デザインコース)に進学後、プログラミング演習、Webデザイン、UI/UXデザイン、文字表現演習、インフォグラフィックス演習、展示計画演習などなど、様々な分野のデザインについて学ばれました。

しかし、大学ではグラフィックデザインを中心とした制作はあまりやっていなかったそうです。大学の課題では、「雑誌らしさ」という課題に対して、紙面のグリッドを可視化してお弁当箱を制作。人の導線、サイネージの効果的な位置など全体の空間の作り方、人を会場まで誘導するプロセスについて考える場面が多かったとおっしゃられていました。

そんな高原さんがYCAMで働かれることになったのは、教授のご紹介で、YCAMの採用募集の立候補リストに入れていただいたことがきっかけだそうです。その後、見事入社を決められ、現在インハウスデザイナーとして勤務されています。



YCAM



山口情報芸術センター(通称:YCAM)とは、山口県にあるアートセンターです。具体的には、メディアアートや現代美術の企画展、市民の美術発表の場、演劇上演やワークショップ、映画上映などが行われている場所となります。

そんなアートセンターであるYCAMの中では、InterLabというYCAM内部に設置された研究開発チームが存在しており、音響エンジニア、照明デザイナー、映像、ファブリケーション開発、舞台、PM、エデュケーター、キュレーター、広報など、多種多様な専門分野の人が集まって様々な企画を立て、イベントを実施しています。

その中でもインハウスデザイナーの仕事は下記のような業務をされているそうです!

①展覧会やイベントに関連した広報物などの制作

②展示のディレクション

③施設内のサイネージ(看板や標識)の設備

高原さんはテクニカルメンバーの方と直接お話をして、空間の構成から什器まで制作が一緒にできるのもYCAMの特殊なところであり、魅力的なところだといいます。
また、YCAMの面白いところは建築学科出身の方が音響の担当していたりと、専門分野外の方の活躍が見られるところだと高原さんはおっしゃられていました。

YCAMでの実務

高原さんがディレクションされたイベントを2つご紹介します!

「食と倫理リサーチ」



こちらのイベントでのこだわりは空間にお皿が存在するかのようにポップを配置したことだとおっしゃられていました。また、この時期はコロナの時期ということもあり、イベントに際して必要な細かい注意事項が書かれたポップも制作をされたそうです。

「食と倫理リサーチ」の詳細についてはこちら!


「未来の山口の授業 at School 2023 成果展」




老若男女の方に来ていただける必要があった為、工夫を凝らしたイベントだと高原さんはいいます。例えば、ポップの角を丸くしたり、空間を全体的に丸くしたりされたそうです。上手にコンセプト通りに実施することができましたとおっしゃられていました。

「未来の山口の授業 at School 2023 成果展」の詳細についてはこちら!

また、ご自身が手がけたイベントだけでなく、YCAMで随時行われているイベントのウィンドウシールやイベントに際しての注意事項が記入された駐車場のポップなど、細かいデザインも制作されているそうです。

そして、YCAMでは県外の売れっ子デザイナーさんにチラシのデザインをお願いすることも多いので、そのデザイナーさんの仕事ぶりやデザインが直接見ることができるのも、働く上での大きなメリットだと言われていました。

参加者の自己紹介



高原さんによる自己紹介が終わった次は、参加されたみなさまにお名前・受講されたコース・一言を順番に教えていただきました!
そんな中、ひょんなことから好きな食べ物を発表する流れとなり、みなさまのプライベートな一面を垣間見ることで、和やかな雰囲気で高原さんとの交流を深めることができました。

講評会



そして、最後に事前に提出していただいた受講生の作品を元に、講評会が行われました。講評会では、前田トレーナーにも参加していただき、現役でご活躍されているお二人に作品を見ていただける貴重な時間となりました。
みなさま、それぞれのコンセプトの元、素敵な作品を作られていました。
高原さんによると、上記の作品ではタイトルの頭文字を大きくして、円に見立てる工夫をするとよりインパクトのあるロゴになるといいます。



また、こちらの作品では、前田トレーナーより、「作品の絵と文章が近いので印刷会社によっては印刷ができない場合もあるので、気をつけた方がいい」とアドバイスをいただきました。

普段の講評会とはまた一味違う、有意義な時間となりました。

まとめ



今回の授業はデザイン業界を目指される方にとって、現場で働かれている方のお話を聞ける、とても良い機会だったのではないでしょうか。
今回のイベントをきっかけに、インハウスデザイナーという職業について興味をもっていただけると嬉しいです。
デジタルハリウッドSTUDIO山口では、グラフィックデザインについて専門的に学べるコースも開設しておりますので、 興味のある方は、お気軽に説明会にお越しください! 以上、イベント報告でした!



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