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【イベント報告】就・転職に役立つ!『 ポートフォリオの作り方』を開催いたしました。【必読】

2024-01-12

就・転職活動中の方必読!
『ポートフォリオの作り方』を開催いたしました!


みなさん、こんにちは! デジタルハリウッドSTUDIO山口スタッフです。

あけましておめでとうございます!デジハリ山口も無事正月を迎えることができました。
今年も色々な授業やセミナーなどを行う予定ですので、お楽しみに!!

さて、今回のワークショップでは、デジタルハリウッド大学専任講師の竹本竜也さんにお越しいただき、 就・転職で最強の武器となる『ポートフォリオの作り方』を参加者の皆さんと学んでいきました。

竹本さんは元々、学生の就活を支援するキャリアセンターでお仕事をされていました。しかし学生の就職相談と企業の採用募集の相談を聞く中で、学生側と企業側の理想とする人物像がズレていることに気がついたそうです。

今回のイベントではキャリアセンターでの経験に基づき、採用側の目線から理想的なポートフォリオの作成の仕方を考えていきました。

ワークショップスタート


まず、竹本さんがデジタルハリウッドの修了生のポートフォリオ作品を何点かご用意していただき、参加者の皆さんの好みで好きなポートフォリオを一つ選んでいただきました。
その後、選んだポートフォリオがなぜ好みだったのか、なぜ目に止まったのかを話し合ってもらいました。
突然ですが、ここでクイズです!!

『千円札の裏側には、何が描かれていますか?』


近年キャッシュレスになったとはいえ、大抵の人はほぼ毎日使われているかとは思いますが、参加者の皆さんからは答えが出ませんでした。
表側は誰が乗っているか答えられる人は多いのですが。。。
みなさんはいかがだったでしょうか?

正解は。。。


『富士山』でした。

普段使っている1000円札でも、意識してみなければ裏の絵柄も覚えていません。
このように、人間は見たいものしか見ないし、興味のないものは記憶しないのです。
ポートフォリオも同様です。一生懸命頑張って作ったとしても、クライアントの欲しい情報が入っていないとなかなか目に止めてもらえません。



ポートフォリオを作る前に



そもそもポートフォリオとは、なんなのでしょうか?
よく自分の作品集だと言われる方が多くいられますが、ニュアンスとしては間違いではありませんが正解ではありません。

ポートフォリオは採用担当者に見せるものですので、「自分の特性や魅力」が伝わらないと意味がなく、作品だけを載せていても何も伝えられません。 なので、ポートフォリオは自分の作品集というよりは、むしろ職務経歴書や履歴書に近いものになります。



自分の特性分析

ポートフォリオを作る前に、自分の特性を分析してみましょう!
ソフトの操作能力などに長けている技術タイプなのか?自分の好きなことや趣味に情熱や熱意がある趣味嗜好タイプなのか?積極性やチャレンジ精神に強みがある行動タイプなのか?
まずは、自分の強みとなる軸を決めていきましょう。

クライアント側の思考

では一体クライアントはどういうところに目を向けているのでしょうか?
もちろん、その人の作品力も見ていますが、「なぜその表現にしたのか?」という理由が聞きたいのがクライアントの本音です。

「なぜこのレイアウトにしたのか?」
「なぜこの色合いにしたのか?」
「どういう意図があってこの構成にしたのか?」

これを答えてくれる方が少ない。何を考えているのかがわからない。と企業側の方はよく口にします。

クライアントは、ポートフォリオからその人の特性を読み取り、業務にマッチするのか、会社にマッチするのかを判断しています。なので、専門的な技術がなくても突出した知識や熱意があると採用されることもあります。





クリエイターが関わる会社

・制作会社(制作を請け負う会社)
 -制作業務に特化しているため、高いクオリティーが求めらる
 -会社によっては分業化されている
 -制作案件が集中しているときは、何件もの案件を同時並行で進めて行くため、作業スピードも求められる -制作コストを意識している方は喜ばれる

・広告会社(広告媒体の企画制作を請け負う会社)
 -クライアントの課題解決がメインとなり、数字を伸ばすための考えが必要
 -多彩なメディアの知識が身に付く
 -課題を可視化する能力が大切
 -好奇心や新しいもの好きな方


・事業会社(自社で事業を運用している会社)
 -自社の宣伝、広報、PRなど幅広い業務
 -人数が少なく、作業も内省なので自由度が高い
 -表現の質よりは、ちゃんと集客できるか、売れるのかという視点が大事
 -労働時間がコントロールしやすい


このように、会社によって期待値には違いがあるため、自分が行きたい会社ややりたい仕事に合わせてポートフォリオの内容を考えておく必要があります。



前職の経験や経歴は大きな判断要素になります。関係がなくても経歴は包み隠さず伝えましょう。

前職が営業や販売員・・・お客様との折衝ができそう
前職が専門職・・・特定分野に強そう
前職が管理職・・・チームマネジメントがわかる

何ができそうかをイメージさせることが重要です。趣味でも構わないので好きなことやあなたが何が得意なのかを全力で伝えてみましょう。これだけでもあなたの魅力は伝わります。


採用側の視点になってポートフォリオを選ぶ

以上のことを踏まえ、次は参加者の皆さんにクライアントの視点になっていただき、この人と一緒に仕事がしたいと思えたポートフォリオを選んでいきました。その人がどんなことができそうで、何を期待して採用したのか、選んだ理由も聞いていきました。

すると、先ほどポートフォリオを好みで選んだ時とは違い、その人の特性や魅力から選ばれていました。
ポートフォリオを作成する際も、クライアントの目線に立ちながら必要な情報をいれ、自分の特性や魅力が最大限伝わるように制作してみましょう。



まとめ



Webデザイナーを目指すのであれば、紙のポートフォリオだけでなくWebでも公開できるようにしておくことがなにより一番大事です。
まず大前提として、

1、ポートフォリオ自体があなたの作品としてみられる
2、あなたの知らない第三者がみる
3、見る人は多忙で、全部細かくチェックはしない


ポートフォリオを作る上で一番大切なことは「ポートフォリオは何度でも作り直すもの」」ということで、いきなり100パーセントのものを作ろうとしないことです。

完璧を求めてしまうと、いつまで経っても完成できず、結局作ることを諦めてしまう方が多いのです。
その結果、Webの知識とスキルを身につけた一番旬な時期に就職活動ができずクリエイターになれるチャンスも見逃してしまうのです。

だいたい80パーセントの完成度を目指してポートフォリオをつくってみましょう。
そしていろんな方の目に触れてもらい、意見交換を行なってみましょう!





最後に

今回はデジタルハリウッド大学専任講師の竹本さんを特別講師としてお迎えしました。
竹本さんの職種経歴からいろんな経験をお話し頂き、会場も終始和やかな雰囲気で参加者の皆さんも前のめりで学習されていた印象でした。その経験から得た知識、スキルでポートフォリオの有効的な作成方法を学び、こうして私たちに教えて下さいました。 就・転職の時に最大の武器になるポートフォリオ。参加者の皆さんの今後の就職活動に大いに役立つことと思います。 デジタルハリウッドSTUDIO山口にはWebデザイナー専攻の他にも、デザインを学ぶことのできるグラフィックデザイン講座が開設されています。「デザインを仕事に活かしたい」「デザインについて学びたいけど何を勉強すればいいの?」とお悩みの方、ぜひ一度、STUDIO山口にお問い合わせください!以上、イベント報告でした!

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