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【イベント報告】『カメラワークショップ スマホvsカメラ』

2023-11-25

『カメラワークショップ スマホvsカメラ』を開催しました


こんにちは、デジタルハリウッド山口スタッフです。
今回のカメラワークショップは「スマホvsカメラ」ということで、近年、スマホのカメラ機能が飛躍的に進化を遂げる中
わざわざカメラを買わなくてもある程度の良い画が撮れたり、それに伴い様々な編集アプリや加工アプリなんかも出ております。しかし、スマホだと良い画を撮るにも限界があるのでは?

はたして、スマホとカメラの違いは一体何なのでしょうか?
今回のイベントでは谷TRを講師に迎え、実際にスマホとカメラで写真を撮り、Photoshopで簡単にレタッチを行い比較検証を行いました!


講師プロフィール



谷 康弘(たに やすひろ)

東京ビジュアルアーツで写真を学び、2013年からフリーランスのフォトグラファーとして活動。東京都杉並区から山口県山口市に移住し、現在は写真家、映像作家、音楽家として活動中。俳優やミュージシャンを中心とした雑誌や広告媒体の仕事案件から、県内外での大規模なイベントの写真及び動画撮影、広告代理店のプロモーションビデオの作成など様々な仕事にたずさわる。

スマホとカメラのメリット・デメリット



まずは、スマホとカメラのメリットとデメリットを解説しました。

このように、メリット・デメリットを出していくとあれこれ沢山出てきますが、場面に応じて適したカメラが変わり
例えば、スポーティーな場面の撮影にはアクションカメラが良かったり、手軽に簡単なVlog撮影にはスマホやVlogカメラ、映画などでは数百万円もするシネマカメラなんかも使われたりします。

一概にもどのカメラがいいというものはありませんが、今回のイベントでは、スマホとカメラのどちらがデータを作るのに適しているのかにフォーカスを当てて検証していきました!





事前に谷TRが撮影したSONYのa7ⅣのカメラとiPhoneSE2で写真を比較してくださいました。
一見ぱっと見はそんなに変わらないようにも見えますが、どちらの写真も300%拡大してみるとiPhoneの方が若干画質が荒く感じられます。スマホのカメラには色んなところにピントが合うように設計されているため、シャープネスがかかりこのような現象を発生させてしまいます。

撮影開始!

それでは撮影に向かいます!
スマホとカメラで同じ被写体・構図・明るさ・画角を合わせて撮っていきます。
カメラの設定はJPEG+RAW(非圧縮)を推奨してます。JPEGのように圧縮されたデータよりRAWデータの方が編集できる範囲が広がり細かく画像のレタッチが行えるので、撮影の際はRAWの設定をしておきましょう!





参加者の皆さんも持参されたカメラとスマホで撮影していきました。
意外と同じ構図・明るさ・画角に合わせるのは難しいんです。。。



撮った素材をPhotoshopでレタッチ

実際に皆さんで撮影された写真をSTUDIOに持ち帰りPhotoshopで編集していきます。
RAWで撮影した写真データをPhotoshopに読み込ませ、画面右側の操作を駆使しRAW現像を行っていきました。 今回は谷TRがよく使う機能を簡単に紹介してくださいました。





【ライト】
空や白飛びしている箇所があれば、まずはハイライトもしくは露光量を調整してみましょう。 すると暗くなってしまう箇所が出てくるので、そういった時はシャドウを調整していきます。 この操作では基本的に写真の明るさを均等にしていきます。

【カラー】
色温度では出したい雰囲気に合わせて写真に温かみや冷たい感じを表現することができ、色かぶり補正ではライトなどの環境下で青っぽくなったり黄色っぽくなったりした時に操作します。
自然な彩度と彩度ではその名の通り、再度の調整を行いますが自然な彩度は割と緩やかに調整ができ、彩度は大幅に調整ができます。


【効果】
テクスチャや明瞭度で写真の雰囲気を硬くしたり柔らかくしたりできます。ピントの合っていない写真などの調整などでも使用できます。かすみ除去では写真の雰囲気を淡く見せたりコントラストを強めたりします。周辺光量では写真の周りを焼き込んだ感じに見せたり明るくさせたりします。粒子は写真にザラザラ感を加える加工で、あえてザラザラ感を出したい時に使ったりします。

【カーブ】
グラフを感覚的に操作し、光量や彩度を調整します。 谷TRはシャドウ部を少し持ち上げて加工することが多いみたいです。

【カラーミキサー】
色相・彩度・輝度・すべての4つの項目でカラー別で細かい調節をすることが可能です。

【カラーグレーディング】
シャドウ・中間色・ハイライト別で感覚的に色調節をすることが可能です。

【ディテール】
Adobeの神機能とも言われるノイズ除去をすることが可能です。 AIが写真のノイズを認識し除去をおこなってくれる優れた機能です。



レタッチ実践スタート



次にスマホで撮った写真をPhotoshopに読み込ませます。 画面上部のフィルターからCamera Rawフィルターを選択しレタッチを行います。 ここからは、この操作を参加者の皆さんで行っていただき、カメラで撮ったRAW現像した写真に近づけていきます。


まとめ



 

参加者の皆さんは初めてレタッチをされるとのことで、RAW現像した写真に近づける難しさを痛感していたご様子でした。 ですが、作業後半では操作や感覚に慣れてきたのか、RAW現像した写真に近づき、ほとんど見分けがつかないぐらいになっていてびっくり!レタッチの楽しさを感じていただけた様子でした!

写真を撮ってもレタッチまでされる方は意外と少なく、このレタッチ作業が実はとても大切で写真を楽しめる幅が広がります。 レタッチャーという職業もあり、現在でもその道に進まれる方も多くいらっしゃいます!
皆さんも是非一度写真のレタッチをしてみてください。自分の思った世界観に雰囲気を近づけれた時はすごく達成感を感じることができると思います!

また、レタッチのオープンセミナーも開催いたしますのでご興味のある方は、ぜひご参加くださいね! 

 


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お忙しい社会人の方、主婦ママの皆さまにもお気軽にお越しいただけると嬉しいです。






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