【イベント報告】『カメラワークショップ映画を撮る会 vol.2』｜STUDIO山口

『カメラワークショップ　映画を撮る会 vol.2』を開催しました

こんにちは、デジタルハリウッド山口スタッフです。
第一回目の「映画を撮る会」がとても好評でしたので、今回は、その第二回目となる「映画を撮る会 vol.2」が開催されました。今回はそのイベント報告になります。前回のイベントの様子はこちらから。

【イベント報告】『カメラワークショップ　映画を撮る会』

2023年6月に行われたカメラワークショップ「映画を撮る会」のイベント報告になります。

突然ですが、勉強をする際に一番大切なことってなんでしょうか？動画でもデザインでもなんでも、勉強する際に一番大切なことはアウトプットです。インプットの量を増やしたところで、実際に手を動かし作らないと、なかなか学びには繋がりません。もちろん、目を鍛えるという理由でインプットは大切ですが、手を動かしアウトプットして初めてわかること、体験として肌で感じることは何よりも学びになります。

2023年の9月30日に「映画を撮る会vol.2」が開かれました。イベントでは、現役のプロカメラマンでもある谷トレーナーを中心に、参加者達がモデルを使い、体を動かし、実際に1分間の動画を撮ってみるという内容でした。
今回はそのイベントの様子をお伝えしていきます！

講師プロフィール

谷　康弘（たにやすひろ）

東京ビジュアルアーツで写真を学び、2013年からフリーランスのフォトグラファーとして活動。東京都杉並区から山口県山口市に移住し、現在は写真家、映像作家、音楽家として活動中。俳優やミュージシャンを中心とした雑誌や広告媒体の仕事案件から、県内外での大規模なイベントの写真及び動画撮影、広告代理店のプロモーションビデオの作成など様々な仕事にたずさわる。

撮影の構成を考える。

今回のイベントでは、前回同様に１分間の動画を作ります。あらかじめ考えていただいたストーリーを元に、役者さんに指示をだしながら撮影をしていきます。自分で考え、自分で指示出し、自分で撮るという....前回も思いましたが本当に内容がてんこ盛りのイベントです!

動画コースの修了生や、初めての方もいましたので、まずは自己紹介を行いました。その後、デジハリのcmの動画を例に挙げてイベントの概要や「動画」について谷TRがご紹介します。

ある程度の紹介が終わると、早速撮影に入っていきます！
準備が終わった人から、役者さんをつれ外へでます。秋にも入ろうかという時期ですが、日差しがとても強く初夏のような気候・気温の中、撮影が始まります。

撮影開始！

撮影では、限られた環境・舞台設定で撮影を行なっていきます。
前回同様、参加する人によって様々な設定、こだわりが出ていて面白かったです。笑
思うような構図、セリフ、雰囲気を撮影するために、役者さんに指示を出しますが、なかなか大変そうでした。自分のイメージを他の人にも伝わるように言語化をしていくのですが、「なるほど！」とわかる瞬間もあれば、「うーん」と分からない瞬間もあります。自分の頭の中にしかないものをどう現実に落とし込んでいくか、どうイメージを共有していくかが、共同制作には重要になってきます。

しかし、明確なイメージがある、自分なりのこだわり、美学があることはクリエイティブな仕事にとっては必要不可欠です。映画監督や、動画制作者は、撮影をする前には自分なりの図が頭の中で出来上がっていると谷TRはおっしゃられます。

とはいえ、撮影の後には編集も控えているため、時間を長くとってもいられません。撮りたいシーンを撮り終わると、すぐに次の人と交代し、編集作業へ移ります。

撮った動画を編集する！

撮影が終わると、編集作業に移ります。もともとの想定通りに、1分を目指して動画を編集しなければいけません。
最初からカット割、時間を考えて撮っていれば問題ないですが、そうはいかないのが世の常。2分を優に超える動画を作成してしまったり、時間をオーバーしてしまうため、必死にカットして1分に縮めます。

愛着がわいているシーン、必要なシーンを全て残していると、余裕で2分になってしまうので、どうにか取捨選択をしていきます。要らないという判断をするときは、まるで我が子を捨てるような辛さがありますが、時には非情にならなければなりません。

講評会

編集が終われば講評会が始まります。

みなさんのこだわりが見られる作品たちで、とても面白い講評会でした。撮影や編集で実際に手を動かし1本の動画を作ることで、動画の撮影、制作の難しさを体感したと思います....しかし難しさよりも、まず自分で設定、舞台を考えて撮影し編集する。自分の力で作品を作るという楽しさを味わえたのではないでしょうか？

制作というものは、いろんな悩みや苦しみがあります。自分が思っていたように作れなかったり、時間が足りなかったり、様々です。しかし、それは自分の手を動かして体験することで初めて分かることでもあります。
動画クリエイターの道は1日にしてならず。失敗しながらも、少しずつ、「モノづくり」を楽しみ、学びながら成長していきましょう！