デジタルハリウッドSTUDIO山口 ブログ

【スタッフブログ】#41 卒業生座談会

2022-12-01

皆さんこんにちは!

デジタルハリウッドSTUDIO 山口運営スタッフです。


今回は、フリーランスとしてご活躍されているデジタルハリウッドSTUDIO山口の原田譲トレーナーと、地元のシステム系会社のWebデザイナーとして転職を果たされた滝澤英里子さんをゲストにお迎えし、卒業生座談会を開催!


実際にWebデザイナーとして活躍されているお二人の、在学時の学習の進め方や転職活動中のエピソードについて、詳しくお話をお伺いしました!

どうしてデジハリ山口に?

デジハリ山口でWebデザインを学習されたお二人。なぜデジハリを選ばれたのか、入校のきっかけをお聞きしてみました。


原田譲さん(以下、原田):Webデザイナーの仕事についてYoutubeの動画などで何度か調べていくうちに、自分は環境が整っていないと学習できないと考えるようになりました。オンラインのプログラミングスクールに通うことも考えたのですが、実際の仕事の現場を知っている講師が対面で教えてくれるデジハリを選びました。


滝澤英里子さん(以下、滝澤):デザイン系の仕事に憧れがあり、山口でデザインの勉強ができるところを調べた時に、デジハリ山口がヒットしました。 体験入学ができることを知ったので話を軽く聞こうと思い、体験入学をしてみました。土日で学ぶことができるし、基本的には動画教材での学習なので距離は問題ないと思い、スクールへ入校しました。 トレーナーに直接質問できる部分はメリットかなと思い、平日に一人で勉強して、土日で聞きたいところをまとめてトレーナーさんに聞くという学習の流れをしていました。



どうやって学習を続けていたの?

原田: 仕事を辞めてから入校したので、モノにして仕事につなげるという気持ちが強く、モチベーションは結構ありました。学習中は実際に山口県で働いているプロの人たちがどのような形で仕事をしているか聞くことを特に意識していました。あと学習中の良かった点としては、同じ目標がある人たちと一緒に切磋琢磨できたことです。



滝澤:仕事と学習を両立していたので、朝昼は仕事をして、退勤後の17~18時から学習を始めていました。土日は、夕方くらいまでスタジオで学習してから帰るという生活を自分の中で習慣づけようとしました。最初は大変でしたが徐々に体が慣れていき、土日は通わないと落ち着かなくなり、通うことが当たり前になりました。

お二人の転職活動エピソード



お二人が転職を果たされるまでどのようなことをしたのか、STUDIO山口の河口トレーナーを交えながらお二人エピソードをお聞きしました。


河口トレーナー(以下、河口):卒業を目前に控えたタイミングで、このまま独立すると考えられていましたか?それとも転職を視野に入れられていましたか?


原田:フリーランスになることは全く想像していなくて、制作会社の転職を目指していました。在学中にxWORKS(デジハリ在卒生専用の求人・案件サイト)でお仕事をいただいて、仕事やるなら開業届けとか出す必要があるのかな?と思い開業届けをだしたところがきっかけで、フリーランスになったというような感じでした。フリーランスを始めたばかりの時は不安しかなかったのは正直なところです。お金がなくなってしまうので、一つ一つの仕事をいただく時は緊張感を持ってやっていました。連絡が来た時にすぐに返すように心がけて、スキル以外の社会人的なところはしっかりしないといけないなという意識は会社員のときより強くなりました。


河口:滝澤さんはWebデザイナーとして転職を視野に入れていたと思いますが、転職活動を始めた時に、どこでどういう働き方をしたいというイメージはありましたか?


滝澤:私は地元の岡山か、東京などの都会に出ていこうかなと考えていました。地元にいたい気持ちもあるし、東京の働きがいがある会社も良い。働きたい場所で選ぶか、働きがいのある仕事で選ぶかというところで、転職活動時は両方を視野にいれて活動していました。その時に、先に地元 岡山の方でご縁があったのでそちらでお仕事をしています。

ジョブマッチへの参加

河口:デジハリでは「ジョブマッチ」というイベントが年に数回開催されます。主に県内企業さんと在校生卒業生がマッチングをするというイベントで、お二人ともジョブマッチに参加された経験がありますが、どういう形で参加してどういう学びや出会いを得られたかというところをお聞かせいただけますか?


原田:僕の場合は具体的にお仕事をいただくということにはならなかったんですけど、その時にある程度モノを作ってるよというところはアピールはできたかなと思っています。それを覚えてくださった制作会社さんから最近お仕事をいただいて、お付き合いが再開したということがありました。何がきっかけでそういったことに結びつくか分からないので、自分がモノができたらそれを色々なところに恐れずに見せていくってのはすごく大事かなと思います。




河口:確かに転職の時もタイミングってあったと思うんですけど、企業が仕事を発注するというのもやっぱりタイミングがあるんですよね。ジョブマッチで繋がった企業さんとすぐにマッチングできなくても、長い目で見て1ヶ月後なのかな。半年後なのか1年後なのか。私でいうと、10年越しで仕事くれるみたいなこともあったりするので、色々な人と知り合っておくっていう、自分の作ったものを見てもらってコメントをもらう。そういう機会としてはジョブマッチは生かせる機会だなと私も思っています。滝澤さんにも同じ質問をさせていただこうと思うのですが、確か直前でリモート開催になったんでしたっけ?


滝澤:そうなんですよね。リモート開催はリモート開催で楽しかったです。企業さんに向けてプレゼンをするんですけど、プレゼンをするのも私はやったことなかったので、何もかもが新鮮で、総じて楽しかったです。やってみる価値はあると思います。自分のプレゼンの仕方などのフィードバックを後で教えてもらえるので、どこがダメだったかなとか、どこが逆に良かったかなとかというのは知れましたね。


河口:ジョブマッチでの経験は転職活動にもいい作用をもたらしそうですね。ジョブマッチでお会いした企業さんに絶対入らないといけない決まりもないので、面接の練習のような機会として利用していただいてもいいのかなと。人にちゃんと自分が作ったものを見せる。自分の意思を伝えることはやってみた方がいいでしょうね。

卒業制作について



原田 : 山口県の周南市にある手打ちうどん「くうかい」さんのWebサイトを作りました。20年くらい前、高校の頃から通っていたので、デジハリで作品を作るなら「くうかい」さんのを作ろうと、入学当初から考えていました。その時の全力を注ぎ込もうと思って作成したサイトになります。食べ物のイラストを描くのが好きなので、それをやりたい放題やって、お店に許可をもらい作ったという形です。役に立つ機能をと思いましたので、注文札をクリックしてお店内のスマホでうどんを頼めるようなシステムを作りました。一応 元エンジニアのところを見せたかったのはありますね笑


河口 : 反響はどうでした?


原田 : お店の方が喜んでくれたのはとても嬉しかったですね。他にもWebサイトのアクセス解析で数字が伸びていくと世に出始めている実感が持てて、自分のモチベーションがあがりました。


河口 : 苦労した部分はどこですか?


原田 : 素材を全て自分で作ったんですけど、素材を作る時の思考とプログラミングする時の思考が違うので、そこを切り替えながら作業してくのはちょっとしんどかったですね。 このぐらいの規模のサイトをやる時には、このくらい時間がかかるんだということが分かったので、フリーランスで仕事を受ける時の工数を決める基準になっています。


滝澤 : 私の後輩がやっているバンドにオファーして作成しました。サイト内はプロフィールやライブ情報、Pv、グッズの情報、Baseにつながるようにしています。今見たら卒業制作レベルだなとは思いますけど、結構デザインから好き勝手やらせてもらってできたので、すごく楽しかったですね。


河口 : 苦労した部分はどこですか?


滝澤 : デザイン、コーディングは特に問題なくできたんですけど、CMSに組み込む時にすごく大変でした。 もともとカリキュラム時に苦手意識はあったんですけど、特にこのときは苦労しました。なんとか河口トレーナーに助けてもらいながら、作成はできました。現在もNewsの更新は実際にバンドのメンバーが作成していて、実際に使われています。


河口 : 期日までに作成されてお二人とも無事卒業されております。

質疑応答



●ジョブマッチの発表の準備をされるのに、どれぐらいかかりましたか?


原田 : 喋る10分~15分を埋めれる量のスライドは作らないといけないので、集中してやれば1、2週間で準備はできるのかなという気はします。ある程度 見られるレベルの制作物を揃えていくっていうのは条件になります。それを考慮すると長いかもしれないですね。準備だけなら1週間~2週間の間で全然できます。あとは名刺ですかね。


滝澤 : 名刺の準備とスライド、私も2週間ぐらいかかったような気がします。


原田 : 印刷会社に届く前に時間がかかったり遅れるからね。名刺は早くやった方がいいですね。それを逆算して計画を立てられると良いと思います。


河口 : 印刷物なんかは発注のタイミングが早ければ早いほど安上がりなんですよね。


滝澤 : そうなんですよ。急ぎでやると倍ぐらいかかるんで。


●会社、フリーランスにしようとした決めてを教えてください


河口 : 滝澤さんは会社勤める、或いは独立する選択肢はあったと思うんですが、最初から就職するという考えで活動されてましたか?


滝澤 : 独立してはしてみたいけど、チャレンジングなところあるので。とりあえず、ちゃんとお給料をもらえる会社に努めようかなっていうので探しましたね。


河口 : さっきの話と似てくるかもしれませんけど、決め手になったことって何かありますか。


滝澤 : 給料と勤務地ですかね。面接で社長の人となりを感じ取って、自分も頑張れそうかなというので入りました。まずは1ヶ月間アルバイトで入り、そこからトントンと話が進んだので、もうここに決めようと思い正社員になりました。


河口 : はい、ありがとうございます。原田さんにお伺いしてみましょう。


原田 : 僕の場合はフリーランスになってみて、向いてるかなと思い続けています。個人的な話になりますが、すごく夢中になってる時は徹夜とかしてやるけど、突然電池切れになったりするんですよ。普通の会社で僕がそれやってたら怒られるじゃないですか。(笑)でも、フリーランスならその納期さえ守っていればオッケーみたいなところがあるので、そういう自分の特性とフリーランスっていうのが合ってることが一応続けられた要因かなとは思います。




●デザイナーだけどコーディングが苦手なのはダメなのか?


滝澤 : 私はデザインが好きですね。コーディングになると、初めはちょっと鬱になります。やり始めればできるんですけど、ただコーディングするかって腰を入れるまでが結構大変です。私はデザインだけで今のところは働けてはいるので、コード書くのが苦手っていうのは全然OKかなとは思います。


河口 : コーディングの勉強もしておくと、実際コード書いてくれる人との会話が共通言語を得られるのでやりやすくなりますよね。 デザインしていく上でもコーディングを意識したデザインもできて、知識として身につけておくというのは、どういうポジションについたとしても必ず役に立ちます。


●どのように会社を選んでいたのか?


滝澤 : 私の場合、岡山の制作会社一通り目を通した上で、上から順に私はアポを取って行きましたね。ヒットしたのが、今の会社なので上から順番に選んでいたっていうのが単純な理由です。


河口 : 意外と求人出してない会社でも連絡したら興味を持ってもらえるみたいなのはありますね。なので、上から順番にしていくのもいいですよね(笑)。


滝澤 : とりあえず面接行こうみたいな形でした。


河口 : シンプルでいいですね。

終わりに



●理想にどの程度実現できていますか?これからの目標はなんですか?


河口 : ありがとうございます。そろそろ締めに入りましょうか。今日はお二人のWEBデザイナー専攻を卒業された原田さんと滝澤さんにお話を伺いました。ご自分が理想としている働き方ってのがあったとして、どのくらい実現できているのかと、こういう働き方をしていきたいなみたいなイメージがあれば、それぞれお聞かせていただきたいと思います。


原田 : 僕は星4つ~5つぐらいやりたいことはやれたっていう感じがしています。でも、第一線のプロの人を見ると、自分はまだまだだなと。勉強すれば勉強するほど、一流の人との差っていうのがどんどん分かってくるっていうのもあったりするので、自分も何年後までプレイヤーとしてやれるか分からないですけど、引き続き頑張っていきたいなというところはありますね。
どうしても自分がエンジニア出身なので実装とかが主な仕事なんですけど、できればイラストと半々ぐらいで、やってみたいなっていうところもあるので、イラストの腕も上げていきたいなというところが今後目標です。


河口 : 滝澤さんお願いします。


滝澤 : 現状はまだ入って数カ月で、Webも紙のデザインをさせてもらってるので、今の満足度的には70~80%ぐらいはあります。今後はWORDPRESSのところも全部自分で任せてもらえるようになっていきたいなっていうありますね。できるようになったら、会社員じゃなくて一人だち、フリーランスとして働けられたら一番いいなと思ってます。


河口 : 学習したものは一つのスキルとして身に付くんですけど、WEBの世界はどんどん変化していく世界なので、卒業しても新しい事を覚えないといけません。常に勉強し続けないと仕事を続けていくのがなかなか難しい業界ですけど、その分やる気のある人には勝機があるので、学び続けたいと思える人には最適な仕事だなと思ってます。
ぜひ皆さんも原田さんと滝澤さんと同じように、Webデザイナーに転身して仕事やってもらいたいなと思ってます。ありがとうございます、最後に2人から1言ずついただいてもよろしいでしょうか。


●在校生に向けて一言


滝澤 : 多分皆さん卒業制作なり何か課題なりで毎日つまずいて課題があるとは思うんですけど、なんとかなります。私がなんとかなったので。本気で転身したい、Webデザイナーになりたい気持ちが一番大事なんじゃないかなと思うので、その気持ちを大事に持って、ひたすら行動あるのみかなと思うのでやっちゃってください。みなさんWebデザイナーになれるように私も祈っております。


原田 : 自分のできるペースでいいから、今勉強してることを細く長くやっていくっていうのがすごく大事なことだと思います。今できないと思ってる事でも半年1年後って実はできるようになってる。ちょっとづつ努力したら、意外と1年後の自分って自分が思ってるよりすごいことになると思うんですよね。 今、先が不安かもかもしれないけど、少なくともそれが打開につながると思うので、継続していけばいいことがあるのではないかと僕は思ってます。頑張ってください。


河口 : 今回は卒業生座談会ってことで、未経験からウェブデザイナーの転身に見事成功したお二人、原田さんと滝澤さんにゲストで来ていただきました。また、こういう機会もあろうかと思いますんで、ぜひ卒業生の皆さんにも積極的にいろいろ質問していただいて、いいところは盗んで学んでいっていただければいいかなと思います。




山野先生、河口トレーナーありがとうございました!

プロに質問することやフィードバックの大切さ、そして、Webデザイナー業界のことやリモートワークのことについて知ることができました!

デジタルハリウッドSTUDIO山口でもプロの現役Webデザイナーがいますので、ぜひこの環境を活用していただきたいです!随時、説明会を行っておりますのでご興味のある方はお気軽にご予約ください!


まずは、説明会にお越しください!

説明会は、平日(11時〜20時)土日祝(11時~17時)まで開催しています。
お忙しい社会人の方、主婦ママの皆さまにもお気軽にお越しいただけると嬉しいです。







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