【スタッフブログ】#38 プロに質問できる環境を活かす！　-未経験からWebデザイナーへ-

皆さんこんにちは！

デジタルハリウッドSTUDIO 山口運営スタッフです。

STUDIO山口でWebを学ばれる方のほとんどは未経験からスタートされます。
未経験からweb業界に入るためにどういったものが必要なのでしょうか。
そして、デジハリで学ばれた後どういったキャリアを形成していくのでしょうか？

先日、11月にオープンセミナー「スキルで未来を開くキャリアのハナシ」を実施しました。

デジタルハリウッドSTUDIOでWEBデザインスキルを習得して未経験からIT業界への転職に成功された、今回で2度目のご登壇となる山野良介さんをお招きし、STUDIO山口トレーナーとの質疑応答という形でWEBスキルを習得したそれからのお話をお伺いしました。

登壇者プロフィール

山野 良介（やまの りょうすけ）

株式会社フェズ チーフデザイナー
千葉大学 教育学部 卒業

千葉県公立学校教諭として教育の現場に携わり伝える力、人を動かすコミュニケーションデザインについて素地を養う。その後IT業界へ働く環境を変え、エンジニア、UX/UIデザインとキャリアを横断し、現在はベンチャー企業のチーフデザイナーとしてプロダクトデザインやEXデザインに従事。体験デザインにおけるユーザーの痛みへの共感から課題の具体的言語化と改善に強みをもつ。

河口 隆（かわぐち たかし））

宇部市出身。株式会社アワセルブス代表取締役。

業務提案からITトレンドまで、広く浅い知識でカバーするゼネラリスト志向エンジニア。デジタルハリウッドSTUDIO山口のトレーナー。山口市で誰もがものづくりを楽しめる市民工房「ファブラボ山口」を運営しています。

未経験でもWebデザイナーになれるのか？

河口：山野先生は異業種から転職されたとのことですが、デジタルハリウッドSTUDIO（以下：デジハリ）に入学されたのはどういった経緯なのでしょうか？

山野：私は前職 教員でした。公務員なので生きていく上でそれなりに安定はしていました。ただ、今のままだといけないと思い入学を決めました。教員を辞めたからには元を取る、スキルを磨いて絶対に自分は稼いで、一人前って言えるようになるという気持ちが大きかったですね。

河口： デジハリに通い、その後ウェブデザイナーとして上手く方はどういった方がいるのでしょうか？

山野： 通っていた時は自分よりも年上の方もいました。年齢関係なく上手くいっている人に共通しているのは、没頭し、突き詰めていった人ですね。何か目標を立て、毎日何か作って先生（トレーナー）に見てもらってた人が上手くいっています。

河口： 未経験でうまくいかなかったエピソードはありますか？

山野： 未経験から転職し始めた当初は自信がなく、仕事に対してビビッてしまっていたことがありました。今思うとこれは良くなかったですね。自分はここまでやりましたが、ここを教えてくださいといった感じで積極的に質問したり、明るい振る舞いをしていたらもっと生きやすかったかなと感じます。

河口： 会社で教育してくれるのでしょうか？

山野：私は教育係のような人がいなく、コードを書きながらデザインをやっていました。自分から質問しにいったり、職場の方たちと対等に話せるよう 休日・平日はずっと勉強していました。その後、いろんな会社、現場を渡り歩き、その経験が自身に繋がっていきました。

Webデザイナーになるために（デジハリ在学中）やるべきこと

河口： Webデザイナーになるために、デジハリ在学中にやるべきことは？

山野： これは間違いなくプロに頼るということです。デジハリの一番のメリットは「プロに質問できる」これしかないと思います。5分～10分悩んでググってもわからなかったらもうトレーナーに聞いた方が良いと思っています。デジハリを卒業して就職してからではプロに聞くことはなかなかできません。社会に出たら甘えられないので。

2~3時間悩んでいるよりは、少し調べてわからなければ質問をして5~10分で解決した方が もっと勉強に費やせる時間が増えます。いかにこの環境を活用して、たくさんフィードバックをもらうか。決して安くない金額を払って通っているわけですから、活用しなければ損です。

河口： デジハリの卒業制作の題材はどのように選びましたか？

山野：私は架空のサイトを作りました。私は自分でやりたいように、架空のクライアントを立てて、私はこんなことができますよ、コーディングは何時間できますといったようなスキルを示すためのものをガンガン作っていました。どうしても実案件が見つからない人は私のように架空のサイトでいいので、コンセプトを作ってとにかく実装をしてみるといいと思います。

河口： デジハリでの効率良い学習方法は？

山野： Webデザインとコーディングを学習していくうちに、どちらが好きかわかってきます。デジハリの半年というカリキュラムはあっという間です。私はデザインもコーディングも全てやりましたが、今思うと効率が悪かったなと思いますね。カリキュラムを進めていきつつ、何が一番自分の中で理解しやすいか、相性が良いもの、楽しいと思ったものを突き詰めてやっていくと良いですね。

どのような人が通っているか気になる方はコチラ！

STUDIO山口にはどんな人が通ってる？受講生の学び方をまとめてみました。

デジタルハリウッドSTUDIO山口は 2018年7月にオープン し、現在までに延べ 約170名 の方がここSTUDIO山口で学ばれています。そこで、今回はどのような方が受講されたかを分析してグラフを作成してみることにしました。

地方でもクリエイターになって生活していくことは可能なのか？

河口： 会社に所属して働くこととフリーランスでやっていくことのメリットやデメリットとは？

山野： 正直 正社員でも、フリーランスでも あんまり関係ないと思います。自分のなりたいところに向かって デジハリを卒業した後もずっと勉強し続けていれば、実績もついてきますし、周りから声をかけてもらえることもあります。勉強して好きなことをずっと続けることが成長に繋がります。

受講生： コーディングが苦手なので、デザイン中心の仕事はありますか？こういった場合どんな会社にアプローチしたらよいでしょうか？

山野： 私が住んでいる関東圏では分業している会社が断然多いので、デザインだけをされている方は全然います。デジハリ同期で、入社してから一切コードを書いていなく、Webサイトのデザインしかやっていないと聞いたこともあります。

河口： 私は関東圏のデザインは微妙にニュアンスが違うかなと見ています。最近の東京のデザイン会社はデザイン思考を用いて、様々な会社の悩みを解決する方法の一つとしてWebデザインやグラフィックデザインがあるといった広い意味でのデザインを扱っている会社が主流になっている一方で、地方のデザインはまだまだDTP(パソコン上で印刷物（紙媒体）のデータを制作すること)の延長といったところがあると感じます。相手の会社がどういうスキルを求めているのか知ることが大切ですね。

未経験からフルリモートで働く

河口： フルリモートで一緒に仕事をされることはありますか？

山野：所属している会社の同じチームのエンジニアの方で島根県在住の方がいます。この方は島根県から完全にフルリモートで働き、1年に一回のイベントでしか会うことがないですね。他には北海道から、海外だと中国、オランダの人ともいますね。

河口： そういった方たちはどういった経緯でリモートで仕事をするようになったのですか？

山野：元々は東京で勤務されていましたが、両親の介護をしなければならなくなったため 帰省してフルリモートで働けるところを探し、うちの会社に入っている方もいれば、他には主婦のアルバイトの方で、旦那さんの転勤のため中国からフルリモートで働かれている方もいますね。

河口： 未経験からフルリモートで生活できるのでしょうか？

山野： 現に卒業生の方でいらっしゃいますね。私が所属している会社でも未経験からデザイナーでアルバイトとして採用されフルリモートされている人がいます。この方は独学で未経験の人でしたが、全然通用するなというポートフォリオだったので即決採用に至りました。

河口： STUDIO山口でも最近 卒業された方で大阪の会社から案件を頂いてフルリモートで仕事をされている方がいますね。

河口： リモートで必要なスキルとは？

山野： ポートフォリオをしっかり作られているのはもちろんですが、きちんとコミュニケーションをとれることも必要ですね。フルリモートは画面越しのコミュニケーションですので、コミュニケーションの取りやすさ、率直に相談してくれる、抱え込まないといった点はよく見ています。 人と人との関係で仕事が成り立っていくので、未経験関係なく正直に話せるかどうかが大事だと思います。

まずは、説明会にお越しください！

STUDIO山口では【無料体験入学会】を定期開催しております。学習環境を実際使用してみることで、オンライン学習の進め方やトレーナーへの質問方法など細部までご確認いただける機会を用意しています。

　

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