【イベント報告】「Web業界のミライ予想図in山口」｜STUDIO山口｜デジタルハリウッドの専門スクール（学校）

2月20日にトーク&セッション「web業界のミライ予想図in山口」を開催しました！

ご登壇いただいたのはSTUDIO山口でトークイベントといえばこちらの方々、河口トレーナー、平山トレーナー、前田トレーナーの３名です。

今回はそんな３人が、コロナウイルス感染拡大に伴いweb業界はどのように変化したのか、Webデザイナーのお仕事ついて「今」そして「これから」についてお話いただきました。

コロナにより実際、仕事にどんな影響があった？

前田：僕はweb以外にも印刷物などの仕事もしていて、イベント準備の手伝いなどをしていたのですが、それらが軒並み中止になり、仕事が大きく減りました。しかし、結果的に後半は一昨年よりも忙しくなりましたね。

平山：僕も同じで、前半は中止になった案件があったりと仕事が減っていた時期もありましたが、後半は断った仕事もあったほど忙しかったです。

河口：Webの業界全体を考えると、前半少し落ち込んだけど、後半はお仕事が増えてきたという感じですね。

これからのWebデザイナーには、どんなスキルが必要？

河口：雑誌『Web Designing』が行ったアンケート調査によると、制作会社が必要としている技術として、1位「マークアップ（コーディング）の技術」2位「ディレクション」3位「インターフェイスデザイン」というランキングになっています。制作会社側からすると結構リアルな声かなという気がしますね。

前田：僕の周りにはグラフィックデザイナーが多いんですが、今まで紙のデザインをやっていたのが最近はWebサイトのデザインをすることも多いらしく、「コーディングだけしてくれ」という依頼も多いので、「マークアップ」が一位なのは納得ですね。

平山：コーディングに関して言えば、人手が一番必要な分野かなとは思います。１つのWebサイトを作るのに、デザインは一人でもできるけど、コーディングやプログラミングは一人じゃちょっとシンドイなと感じます。

河口：規模が大きくなると尚更そうですよね。

前田：あとは、分業化が進んでいる都市部は違うと思いますが、ディレクションができる人がなかなかいない。地方では、そこまで予算が取れなかったりでマルチにできる人が重宝される傾向にあるので、ディレクションが専門職として必ずしも必要なのかは疑問ですが、仕事する上でコミュニケーション力はとても重要ですよね。

河口：意外とスキルよりも重視されることが多い気がします。

コロナ禍でも転職できるか？

河口：コロナ渦での転職が可能かについてお話する前に、まずコロナ以降、Web業界の仕事量の変化についてのアンケートを見てみると、「変わらない」と回答している制作会社が半数、そして「大きくプラスになっている」と回答しているところもあります。もちろん、マイナスになっているところもありますが、業界的にはそんなに落ち込んでいないということがわかると思います。

平山：どんなクライアントを持っているかによるんでしょうね。

河口：また、今採用を考えているという企業は８割にのぼります。仕事量の変化と合わせてみても、転職は可能だということが言えますね。

平山：Webデザイナーのように、時間と場所に束縛されないビジネスは今後もなくならないビジネスなのではと思います。

自分らしく働くための学びとは？

平山：この業界にいる限り学びは常に必要だと感じます。技術の変遷についていかなきゃいけないし、いつ自分がおいていかれるだろうとビクビクしています。

河口：ずっとこの業界にいると新しいものが出てきたときの理解は早いですよ。でもまあ、自分らしく働くにはやりたくないことはしないほうがいいと思います！ただし、お金を産まない自分自身のライフワークのようなものってあると思うんですが、そのやりたいこととお金を稼ぐための仕事とバランスよく、時には割り切ることも大切ではないでしょうか？でも嫌なことは嫌ですけどね！

前田：そしたら誰かがやらなきゃいけなくなるんだけどね（笑）。僕の場合は新しい技術や同業者の状況を知るということは大事なので、勉強会なんかに参加して状況を見ることで学びを得ています。このセミナーもやってますが、最近多いZOOMでの勉強会だと「ながら」ができるので最も効率的な方法じゃないかと感じています。

河口：リアルな勉強会などが減っている分、オンライン開催が増えているので、気軽に参加しやすいですね。もしかしたら今が何か学ぶにはいい時期なのかもしれないです。我々も含め、皆さんも学びを深めていきましょう！