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【イベント報告】『卒業作品講評会』

2021-01-19

卒業作品講評会!

Webデザイナー専攻では、最後の2ヶ月を使ってオリジナルサイトを制作する卒業制作があります。


卒業作品が完成したら、受講生さんにはそれぞれ作品の発表をしていただくのですが、今回、発表をされたのはこちらの2名の方々です!


▼真島幸輝さん(Webデザイナー専攻、PHP講座、WordPress講座受講)




▼梅田杏子さん(Webデザイナー専攻、PHP講座、WordPress講座受講)


足湯を通してユーザー体験の共有を


まず1人目、真島さんの作品テーマは、足湯を通じたコミュニケーションを目的とした『湯巡り街道』です。山口市湯田温泉には無料でつかることのできる足湯が町なかに何箇所か設置されています。真島さん自身も足湯をよく利用されていたそうですが、そんな町の足湯には日々様々な年代、背景の人々がやってきます。普段は全く接点がないのに、一緒に足湯に入っているうち交流が生まれ、いろいろな人たちと繋がることができる山口という町に、島根県出身の真島さんは魅力を感じていたそうです。


そんな中、世の中を激変させたコロナの影響により、密を避けるため足湯でのコミュニケーションも取りづらくなってきました。「地域の人たちの交流の場がなくなってしまう」、と感じていた真島さんは、直接会話をしなくても繋がることのできるネットを通じた足湯コミュニーケーションを思いついたそうです。


真島さんの作品はTwitterのようなチャット機能も使うため、制作途中は高度なプログラミングにも挑戦され、苦戦されている姿もみてきました。さらには受講中に決まった制作会社でのアルバイトと掛け持ちしながらのため、時間もなかなか取りづらい中だったと思います。


公共の施設を想定しているため実用化はなかなか難しいかもしれませんが、今後もその真島さんらしい企画力を活かして様々なことに挑戦していかれるのかな、と思うと今後のご活躍がとても楽しみです。

大好きな喫茶店のウェブサイト


2人目の発表者、梅田さんの作品テーマは、以前アルバイトとして勤務されていた喫茶店のウェブサイトです。スタジオ山口へ学習に来られる際は、ほぼ毎回、お隣スターバックスでVentiという一番大きなサイズのブラックコーヒーを持参されていた梅田さん。そんなコーヒー好きが高じてコーヒーの美味しい喫茶店で働かれていたそうですが、コーヒーはもちろん、そのお店の雰囲気も大好きで、卒業作品を作るならぜひそのお店をテーマにしたいと思っていたそうです。


「ウェブやインターネットは苦手だから」とマスターの意思もあり、梅田さんの制作されたサイトの公開は今のところ予定にはありません。それでも山口市から車で1時間以上もかかるところにあるにもかかわらず、梅田さん自ら、サイトに載せるため店舗の撮影に行かれたり、マスターにもお話をお伺いしたりと、制作を楽しんでおられました。


「お店の魅力や雰囲気が伝わるようにしたいから、なるべくフリー素材は使いたくない」と制作途中、メニューページのデザイン構成に悩まれていたのがとても印象に残っています。そんな梅田さんの制作されたサイトは、「また帰ってきたくなる、そんな喫茶店でありたい」というマスターの思いが伝わる、喫茶店の魅力がよく表現されている作品に仕上がったと思います。

今後のご活躍を期待しています!

今のところ、両作品とも公開予定はありませんが、「山口市または足湯の問題解決への思い」、「大好きな喫茶店への思い」がしっかり表現されている作品でした。


お二人とも、Webデザイナー専攻6ヶ月のコースに加え、WordPressなどオプションコースも受講されたので、計10ヶ月という長い期間の受講でしたが、片道1時間かけて学習に来られたり、受講中に制作会社でのお仕事を決められたりと、お忙しい中学習を頑張って続けておられました。


学習を終えられた皆さんはWebデザイナーとしてやっとスタート地点に立てた、ということだと思いますが、これからもぜひその作品に対する思いを忘れずに、これからもWebデザイナーとしてのご活躍を期待しています!

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