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【スタッフブログ】
#13『下り坂48』

2020-12-12

トレーナーのヒラヤマと申します。今年48歳になりました。近ごろは年齢を聞かれるたびに「下り坂48」という言葉を発して周囲の曖昧な微笑みを勝ち取ることを密かな愉しみにしています。

簡単に自己紹介すると、かれこれ20年くらいの間フリーランスという立場で、ウェブ制作を中心にDTPや映像や写真などいろんなことをやっています。


さて挨拶はこれくらいにして、ネタがね、ないわけですよ。


あ、いや、自分の趣味全開にすればいくらでも書くことはあるんですけどね、例えば「石垣の工法から判別する城郭の築城年代」とか「YESのメンバー変遷を中心に読み解くプログレッシブロックの進化」とか「野田秀樹の作劇と演出」とか「ガンダム」とか……、あるいは自分語りをして、前回のブログで話の枕に使った「僕の初恋は全裸でうんこ」とか「とある中学生の黒歴史に僕が登場したかもしれない話」とか……。


でもね、そもそもいま挙げたようなネタがこの場所で需要があるかって話だし、いや需要があるんなら書くんだけど、むしろリクエストがあれば受け付けるんだけど、それよりなにより僕の心に何かしらの自主規制が働いてしまって「ここに書くべき話」というものがね、なかなか思い浮かばないわけです。


ひと晩経ちました。ネタを思いつきました。

書きます。

ご一緒にiPadもいかがですか?

いきなりこんな見出しから始まりましたけど買った方が良いって話じゃないです。別になくても困りません。もしお金に余裕があれば、持ってると便利なことがあるよっていう話なので、そこのところお間違えのないようによろしくお願いします。


ここ1年くらいの間にスタジオにいらっしゃる生徒さんでiPad持参の方が増えてきたように思います。

メモを取ったり、ちょっとした調べものをしたり、資料のPDFを表示させたり、あるいは気分転換でお絵描きしたりっていうことに利用されてる方が多いみたいですね。


かく言う僕もiPadユーザーでして、いくつかモデルを乗り換えながら10年近く使い続けています。いま使ってるのは去年発売の一番安いモデルです。iPad Proを持ってらっしゃる生徒さんが羨ましいな、なんてことは例え思ってても口に出しません。


今回は、一応プロと言われる立場の端くれにいる人間がiPadをどんな具合に活用をしてるかという一例をお見せできれば、という話です。



これが僕が仕事をするときに開いておくiPadの画面です。



ざっくり説明すると、情報収集やデザインの参考のための「Pocket」「Pinterest」「はてなブックマーク」「チラシステージ」「チラシミュージアム」、そして資料づくりのための「Pages」「Numbers」「Keynote」「Google 翻訳」、仕事のためにAdobeのアプリいろいろ、ただしあくまで補助的な使い方が多いかな、やっぱりパソコンで作った方が効率が良いって思ってます。

その他近ごろ仕事で必須のコミュニケーションツール「Zoom」と「Slack」なんかもありますね。


個人的にお勧めなのは「Duet Display」というアプリ。「Sidecar」機能に対応していない古いmacOSやWindowsマシンでもiPadをサブディスプレイとして使えたり、PhotoshopやApple Pencilと併用することで液晶タブレット代わりに使えちゃうというめっちゃ有能なアプリです。


他にお勧めなのは「チラシステージ」「チラシミュージアム」のふたつ。

僕は劇場、美術館、博物館とそこで行われてる何かしらの物事がものすごく大好きなのでこれを眺めてるだけでも機嫌良くなれます。もちろんデザインの眼を養うという意味でも楽しいアプリです。



そして具体的な使い方としては、デザインの修正指示をApple Pencilでちゃちゃっと書き込んで「Slack」から送ったりとか、「Adobe Fresco」でちょっとした飾り的なグラフィックを作ったりとか、メインマシンの「Lightroom Classic」と連動させてiPadの「Lightroom」で写真の補正や現像作業なんてことが多いですね。


PCの画面を同じ姿勢でずっと見続けて仕事すると疲れるじゃないですか。だからそういう時はiPadに切り替えてベッドに寝っ転がって作業したりなんて、フリーランサーでしかありえない活用方法をしてる気がします。

あとは必要な時に必要な技術参考書を電子書籍でサクッと購入して読むってことがここ数年でグッと増えました。仕事が面倒になって「Amazon Prime」を見続けたりすることも。


僕にとっての効用

ここまで書いてきてふと思ったんですけど、僕にとってのiPadの一番の効用って「目先を変える」ってことなんじゃないかなって思います。

姿勢を変えてリラックスしながらの仕事だったり、いつもと違う何かを使うためだったりってね。そうやって自分を飽きさせないために活用してるような気がします。


きっとみなさんにはみなさんのiPadの使い方があるだろうし、iPadじゃない何かで同じような効用を見出している方もいらっしゃると思います。

スタジオにいらして、僕を見かけたらそんなことの情報交換しませんか?

是非話しかけてみてくださいね。


あ、もちろん他の話題でもいいですよー。

「石垣の工法から判別する城郭の築城年代」なんて話題、どうですか?


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