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【イベント報告】
『4月29日に卒業生座談会vol.4を開催しました』

2020-04-29

4月29日に卒業生座談会vol.4開催しました!

今回お話して頂いたのは、スタジオ山口のアシスタントトレーナーでありフリーランスとしても活躍中の澄田大輔さんと、山口市内のWeb制作会社に就職された田村春花さんのお二人、そしてファシリテーターはスタジオ山口専属キャリアコンサルタントの大野謙治さんです。全く違う形態でWebデザイナーとして活躍されているお二人なので、フリーランスを目指す人と企業への就職・転職を目指す人、この2つの視点から就職活動について掘り下げていきます。それでは座談会スタート!

現在のお仕事について教えてください!

大野:今日の座談会はデジハリを卒業後、就職するにあたり具体的にどういう活動をされたのかお二人にインタビュー形式で聞いていきたいと思います。在学中はジョブマッチにも参加されたお二人なのでその当時のお話も一緒にお伺いしたいと思います。それでは田村さんからお伺いします。今入社されてどのくらいですか?


田村:4ヶ月です。


大野:田村さんは「レッカスグルーヴ」という山口市内にあるWeb制作会社に勤めておられますが、実際に会社でどんなお仕事をされているのか、全体の業務内容も含めて教えてください。


田村:私の就職した会社は主にECサイトという通販サイトに関する業務が多いです。私自身の仕事としては、レッカスグルーヴの子会社の業務を担当していますが、新商品に関するLPやバナーを作ったり、ファッション通販サイトの服の写真の補正を主にしています。


大野:先日レッカスさんからスタジオ山口へアルバイトの求人を頂きましたが、忙しいですか?


田村:今はめちゃくちゃ忙しいです。


大野:手が足りない?


田村:全然足りないです。通販サイトの商品写真の加工が多いですが、同時にコーディングの方も仕事が詰まっていて手が足りてないです。


大野:このご時世にすごいですね!では次は澄田さん、現在はどんなお仕事をされていますか?


澄田:僕はフリーランスでやっていますが、直受けでホームページ制作が3割と、残り7割はスタジオ山口のトレーナーである森トレーナーから仕事をいただいています。そして僕自身スタジオ山口のトレーナーアシスタントとしての業務もあります。去年の10月に開業しましたが、時間に余裕があった開業当時は、クラウドソーシングなどにも取り組んでいました。


大野:ではお二人にお伺いします。実際に働き始める前と後では会社や仕事に対するイメージは変わりましたか?


田村:私は良いギャップがありました。想像していたWeb制作会社は実力至上主義でガチガチのイメージ。でもレッカスはみんな優しくて働きやすいです。初心者はできる人が助けるという雰囲気なので、逆にイメージが良くなっています。


大野:レッカスさんは東京に本社がありますが、東京の仕事を山口のオフィスとシェアされているんですか?


田村:東京に限らず山口の案件もあるので、東京や山口関係なく仕事を回しています。できる人がやるという感じです。


大野:では澄田さんは実際フリーになってみて当初考えていたものとギャップはありましたか?


澄田:フリーランスに抱いていた「自由な働き方」というイメージはそのままで、「フリーランスの厳しさ」というところにギャップを感じました。実績もなく、経験もない自分にはなかなか仕事がもらえなかったです。


大野:あまり突っ込むとみんな暗くなっちゃいそうですね!

就職活動に向けて準備したこと?

大野:では本題の就職活動についてお伺いします。田村さんは就職活動に向けてポートフォリオ以外に準備したものはありますか?


田村:履歴書と職務経歴書はスタジオで大野さんにかなりチェックして頂きました。そしてポートフォリオはジョブマッチの時に作っていた物を少し手直しして、この3つを準備しました。それと私は面接に向けても練習をたくさんしました!


大野:面接はどうでしたか?


田村:面接は大野さんに紹介していただいた山口しごとセンターで何度か練習させて頂きました。すごく真剣に指導していただいて、その練習のおかげでなんとかなりました。自分が想像してるよりも全然上手くできないので皆さん絶対活用した方がいいですよ!


大野:反対に本番の面接で上手くいったなと思うことはありますか?


田村:練習をして挑んだので受け答えが全て頭の中に入っていて、ハキハキとスムーズにできました。それと面接の最後に逆質問があると思いますが、そこで掘り下げた会話ができた事で採用担当者も意欲を持ってくれていると感じてくれたと思います。


大野:当時焦りみたいなものはありましたか?


田村:はい、あせりは常に最初からありました。言ってしまえばデジハリ在学期間中からです。こんな素人が挑んで相手にしてもらえるんだろうかと思っていました。でも実際の面接ではみなさんとても優しかったです。



未経験のフリーランスが仕事を得るには?

大野:澄田さんの場合は現在トレーナーさんから仕事をもらっているということでしたが、在学中からですか?


澄田:そうですね。画像やテキストの差し替えのような簡単な仕事を時給でやらせて頂きました。


大野:現在は仕事が忙しいと聞きましたが、当時は仕事量で言うとどうでしたか?


澄田:仕事は全然なかったので「僕ができる仕事ないですか?」とトレーナーさんに積極的に聞いたりしていましたが、本当に簡単な仕事しかもらえなくて、案件の数も少なかったです。でもそれでは食べていけないので、条件にはこだわらず、ネットで「Webデザイナー 業務委託」や「Webデザイナー 在宅」などで検索して出てきた会社のお問い合わせフォームに自己紹介から始まる営業の文面を送る、というのを繰り返していました。結局15社くらい県内外問わず送りましたが、返信があったのは2社、そして実際に会ってくれたのは1社でした。


大野:やってみて厳しさを感じたと思うけど、どうですか?


澄田:そうですね、そもそも15社営業メールを送って返信が2社しか来なかったことにびっくりしました!こんなにも反応がないということは自分が何か変なことを書いているんじゃないかとか試行錯誤をしながらやっていたんですが、実はメールの中に「実務経験がない」ということをはっきり書いてしまっていたんです。そのことに気づいてからは実務経験についてはふれずに送るようにしたら、ようやく返信が来るようになりました。


大野:県内に限らずとは思いますが、確かに企業さんは経験のない人を育成している余裕や時間がないというところは多い。きちんと育てるという会社さんもあるけど、数人で仕事を回している少数精鋭の制作チームとかだと結構キツいんだと思います。


澄田:僕の時で言えば実際に採用担当者の人とお話できた時に実務経験がないことがわかったら、すごくびっくりされて断られるような話の流れになってきたので、面接の前日に徹夜でサイトを一つ作って見てもらったんです。そうしたらようやく仕事がもらえました。そうやって実績を作っていく中で、その実績を見てサイト制作の依頼が来たりという良い流れになってきました。


大野:大変なのは一番初めの漕ぎ出す時だよね。そこが未経験からフリーランスを目指す人の重要なポイントになると思います。


澄田:はい、当時を振り返って本当にいい経験ができたと思います。

転職に対する不安はあった?

大野:デジハリに通っている頃から転職に対する不安はありましたか?


田村:未経験の人はみんな不安だと思いますが、私自身も自分が相手にしてもらえるんだろうかという不安は常に持っていました。でも飛び込んでみて本当によかったと今は思っています。


大野:澄田さんはどうですか?


澄田:僕はちょっとおかしくて、「頑張っている自分が好き」みたいなところがあるので(笑)、特に不安は感じていなかったです。課題以外にも自主的に色々作っていましたが、すすんで苦しいことを見つけていて結構楽しんでいましたね。


大野:楽しんで学習できたのはいい事ですね。

参加者の方からの質問に答えて頂きます

Q:ジョブマッチに参加してよかった点と逆にもっと頑張れたなと思う点はありますか?


田村:よかったのは企業さんとのご縁ができたことです。それまでは応募する気がなかった企業さんにジョブマッチがきっかけで知ることができたのはよかったです。


大野:澄田さんはどうですか?


澄田:僕はそもそも正社員志望ではなかったので、人脈を広げるためだったり、業務委託で仕事がいただければという思いで参加させていただきましたが、すごくいい経験になりました。企業さんが何社も集まって何分間かのプレゼンテーションで自分に注目してもらえるなんて、すごい機会じゃないですか!それにジョブマッチがなければ名刺やポートフォリオなんて作る機会なかっと思います。


大野:ではもっと頑張れたなと思うことはありますか?


澄田:僕の場合はプレゼン後に企業さんから頂いた評価で、「澄田君は就職する気はないように見える、力試しでやっている」と書かれているものがありました。それを読んで後悔したのは、「業務委託で案件獲得」という目的を明確に伝えられるようにするべきだったということです。


大野:田村さんはいかがですか?


田村:私にとっては利点の方が大きいですが、唯一名刺交換などビジネスマナーをちゃんと勉強しておけばよかったと思ったことです。名刺交換はかなり焦りましたね。



Q:今後の展望はありますか?


田村:私は作業スピードがすごく遅いので、早くできるようにしたいです。私が1時間かけてやる仕事を先輩たちは10分で終わらせてしまうので。よく先輩から「田村さんは10分でこれを終わらせてください」など時間目標を言われるんですが、大概できないんです。Webデザイナーは芸術家ではないので求められたことを早く終わらせなければいけない。「手を早くする」ということが目下の目標です。


大野:そのためには何が必要だと思いますか?


田村:経験ももちろん大事ですが、今のうちからデザインストックを自分の中に貯めておくことだと思います。


大野:スタジオ山口のトレーナーもライブ授業でよくいってますよね。大事なことです。それでは澄田さんはどうですか?


澄田:僕はもともと農業とWebデザイナーの兼業を目指していたんですが、まだ現在は農業が始められていないのでそれを実現すること。そしてWebデザイナーに関して言えば、フリーランスは実力主義の世界です。「僕に頼みたい」「僕でなければいけない」その何かがなければ生き残っていけないと感じています。だから自分の強みになるものや自身のブランディングをしていくことが今後の課題です。

学習している皆さんにアドバイスをお願いします!

大野:では最後にお二人から、現在デジハリで就職あるいは転職を目指して頑張っておられる皆さんにアドバイスをお願いします。


田村:先ほども言いましたが、Webデザイナーはとにかく作業スピードが大事だという意識を今のうちから持っておくことが必要です。そして「未経験だけど大丈夫かな...」と今不安を感じている方が多いと思いますが、私は意欲があれば絶対にご縁があるはずだと思っています。不安かもしれませんが、準備を万全に備えて頑張ってください。


澄田:僕が実感したのは、ポートフォリオと名刺、この2つが大事です!自分のスキルやキャラクター、デザインに対する考え方に関してはポートフォリオで最初に印象づけられてしまいます。絶対に手を抜かないでください!そしてジョブマッチや面接にも共通することですが、とにかく自分の伝えたいことがいつでもスラスラ言えるようにしておくこと。とにかく準備が大事ということを一番にお伝えしたいです。

まとめ

今回は卒業後の就職活動に焦点が当てられたお話でした。会社員とフリーランスという全く違う形態でWebデザイナーをされている澄田さんと田村さんですが、共通して言われていたことがあります。それは「万全の準備」をして就職活動に挑むこと。名刺やポートフォリオ、面接の受け答えなどしっかり作り込んで準備をされたからこそ、それぞれ理想のライフスタイルを実現されたんだと思います。現在未経験からWebデザイナーを目指して頑張っておられる方がスタジオ山口には多くいらっしゃいます。スタッフとしても精一杯サポートさせて頂きますので、不安を抱えていたり、焦っていたり色々あると思いますが、1つ1つ準備をして本番に備えていきましょう!澄田さん、田村さん、ありがとうございました!

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