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【イベント報告】
『4月19日に卒業作品企画発表を開催しました』

2020-04-21

4月19日卒業作品企画発表

今回発表して頂いたのは、9月生の瀬川雅博さんと12月生の今澄昭雄さんの2名です。


これからお二人はWebデザイナー専攻最後の2ヶ月を使って、卒業制作作品の制作に取り組んでいかれます!スタジオで学習した知識やスキルをもとに自分で選んだWebサイトのテーマで、企画、デザイン、コーディングまで全てを一人で仕上げます。


受講生の方にとっては最大の山場となり、さらにお二人はお仕事と両立をされながらの制作になります。とてもハードな2ヶ月になるのではと思いましたが、この日の発表ではお二人の意気込みや、ご自身のサイトにかける思いが伝わってきて、苦労しながらもサイト制作を楽しんでいるという印象でした!

今澄昭雄さん

一人目の発表者は今澄昭雄さんです。今澄さんは防府市で介護事業をされており、自社のホームページを「自分で作りたい!」という明確な目的を持って入校されました。70代というSTUDIO山口では現在最高齢の受講生さんでもいらっしゃいますが、順調に学習を進められ、いよいよ念願だったご自身が経営される会社のホームページ制作となりました。


サイトテーマ:介護事業「えがおの森」

事業内容を知っていただき、介護の利用促進を促す。高齢者がいるご家庭に向けて介護について考えるきっかけとなるようにしたい。当社んイベントや独自企画の情報を発信すると同時に国から支給される処遇改善手当の配分について、職員と外部の人が理解できるよう周知していきたい。


ターゲット層:居宅介護支援事業所のケアマネージャー、包括支援センター、高齢者の家族、地区の世話人、就職先を探している人、「えがおの森」「さやかの森」に在籍の職員など。


サイトコンセプト: 「介護を受ける方も、介護をする人も、お互い笑顔」というサブタイトルにあるよう、健康を維持しながら自宅で楽しくすごうしてもらい、できなくなったこと(料理や掃除、入浴、歩行訓練など)ヘルパーさんに手伝ってもらっったり、話し相手になってもらったりして1日1日を楽しく過ごしてもらおう、という思いが伝わるものであること。


Webサイトは堅いイメージではなく優しいイメージを持ってもらえるよう、写真には木や花など自然をたくさん使っていくそうです。メインのページには自然豊かな写真と、会社案内などが記載されていて、その他のページは訪問介護事業、デイサービス事業、グループ会社紹介、お問い合わせホームなどに分かれています。しっかり企画書も作られていて、完成を見るのがとても楽しみになるような、プレゼンテーションでした!

トレーナーさんからアドバイス

全体的にボリュームが多いという印象なので、自分のスキルや情報量などを常に客観的に見ながらスケジュールを組むことが重要。デザイン面で言えばこれまでの映像教材で扱われていたサイトや、課題で作ったサイトのデザインを参考にして作ってみては、とのアドバイスがあり、コーディングに関しては土台作りをしっかりしていないと後々苦労するので、定期的にトレーナーのチェックを受けて軌道修正をしていってくださいとのことでした。

瀬川雅博さん

二人目の発表者は瀬川雅博さんです。Webデザイナー専攻と合わせてPHPとWordpress講座も受講され、計10ヶ月のコースとなっています。いつもお仕事帰りの夜にスタジオを利用されていますが、キャリアアップを目指し日々頑張っておられます。作られるサイトは2016年より山口市を中心に演劇活動をしている劇団のWebサイトです。


サイトテーマ:劇団ユニット・ピコのオフィシャルサイト


ターゲット層:観劇の趣味を持つ人、イベント情報を探している人、劇団の5周年企画に来場予定の人など


コンセプト:5周年企画を軸にお祝いやお祭りムードが伝わってくること、演劇がもっと身近なものであることが伝わるもの


瀬川さんご本人は制作している中で矛盾を感じていると言われて悩んでおられるようでした。フォントは明朝体でとクライアントさんのご希望があるようですが、サイトコンセプトである親しみやすさなどとはかけ離れているように感じると。サイト自体のボリュームもかなりのものになりそうなので、瀬川さんが悩んでおられるデザイン面とコーディング部分共に、トレーナーさんからのアドバイスはどうでしょうか?

トレーナーさんからアドバイス

瀬川さんが悩まれていた明朝体というフォントを使うことについて、ユーザーへの親和性という意味では悪くない。テスト的にデザインを作ってみては?とのことでした。トップページのデザインを拝見すると5周年のロゴがメインになっているので、特設サイトのような印象がある。デザインする時は、そのロゴに負けてしまわないようレイアウトに気をつけてほしい。そしてサイト自体、一目見て劇団のサイトとはわかりにくいためもう少し工夫する必要があるとも言われていました。また瀬川さんご自身が制作しながら矛盾を感じているというのはヒアリングが上手くできていないのではとの意見もあり、サイトの方向性にも関わることなどでイメージの共有ができていることが重要なんだそうです。

まとめ

今回の企画発表ではお二人ともきっちりプレゼン資料を作られ、デザインや方向性などもある程度作り込んで来られていたので素晴らしいプレゼンができていました!トレーナーさんからのアドバイスを通してこれから制作するにあたっての課題などもはっきりと見えてきたのではないでしょうか。大変な部分はお二人ともこれからたくさんあると思いますが、完成を目指して頑張ってください!スタッフ一同もしっかりサポートさせていただきます!

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