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【イベント報告】
『卒業作品講評会を開催!』

2019-12-27

卒業作品講評会とは!?

12月15日に卒業作品講評会を開催しました!

Webデザイナー専攻の受講期間のなかで最後の2ヶ月が卒業制作の制作期間となっています。

受講生が自分で決めた題材をもとに、トレーナーから企画、デザイン、コーディングなどの指導を受けながら

一人でWebサイトを制作します。

受講生の方にとっては最大の山場であり、完成するまでにはきっと色々な苦労があったと思います。

1人目 澄田大輔さん

さて、今回の講評会は2名の受講生の方にプレゼンテーションをして頂きました。

お1人目は2019年2月に入校された澄田大輔さん。

Webデザイナー専攻と合わせてPHP講座とWordPress講座を受講されました。


澄田さんの作品は、原子力発電環境整備機構:NUMOさんとデジハリの協賛で

「高レベル放射性廃棄物の処理問題に対する関心喚起に向けたデジタルコンテンツの制作」

をテーマに開催されたコンペティションへの参加作品です。

テーマも制作もなんだか難しそうですね!


澄田さんはまずこのWebサイトの目的を教育にしぼり、

ゲームのターゲットを中学生以上の学生とされました。

Webサイトそのものは学校の授業で使用する学習ゲームのアプリを

教育機関にプレゼンするためのものとなっています。

ゲーム内ではミッションが与えられ、それらをクリアしていくことにより

放射性廃棄物の処理問題についての知識を増やしていくことができる仕組み。

ゲーム以外のページには教員の方向けの資料ページがあったり、

最新情報を見ることができるようにもなっています。

最新情報のページでは、サイトの使用実績などを写真付きで公開できるようになっていて、

実用性と運用性を考えて作られています。

そこには、「コンペで発表する事だけで終わらせたくない!」、

「社会問題を本当に解決したい!」という澄田さんの想いがありました。

ゲーム部分はJavaScriptのプログラミングを駆使して作られていて、なかなか大変そう。

STUDIO山口での学習をベースに澄田さん自身の努力による成果が伺えるすばらしい作品でした!

トレーナーからの講評は!?

次にトレーナーからの講評です。

澄田さんは当時、遠方から通われていた事もあり頻繁に通学することが困難だったため、

ご自宅での学習や制作が主で、STUDIO山口に来られた時にトレーナーが出来上がりをチェックするというスタイルでし

フリーランスのWebデザイナーは基本的に一人で仕事をするので、

問題が起きた時には自分で解決できるかどうかが重要です。

澄田さんはすでにフリーランスとして活動していらっしゃいますが、

受講時のそういった経験や努力が今のお仕事へと繋がっているとの事でした。


また現在は山口市内に引っ越され本校のトレーナーアシスタントとなられています!

研究熱心で努力家の澄田さんはきっと受講生の方からも頼られる

信頼の厚いトレーナーさんになられるのではないでしょうか。

澄田さん、今後ともよろしくお願いします!

2人目 松村竜也さん

そしてお二人目は2019年3月に入校された松村竜也さん。

Webデザイナー専攻、グラフィックデザイン経験者プランを受講されました。

松村さんは広告代理店で約10年、CMや印刷物をデザイン、制作するお仕事をされてきました。

そんな中で時代の主流がWebサイトになってきている事を感じ、

これからの自分にとってWebデザイナーというスキルは必要不可欠だと思い、受講を決められました。

そして今回松村さんが制作されたのが、『SF OFFICIAL WEBSITE』。

SFって?と思われた方、なんと松村さんが趣味で活動されているバンドの名前です!

山口県を主に活動されていますが、たまに福岡や東京などでもライブをされるそうです。

転職はされていますが現在も広告代理店にお勤めで、お忙しい中バンドでも活躍されていてすごいですね!


まず自身のバンドのWebサイトを作る目的は、名刺代わりにSNS等でリンクを貼るなど、

気軽に宣伝できるようにしたかったため。

サイトの特徴としてTOPページ、最新情報、バイオグラフィー、メンバー紹介、CONTACTなどが

ワンカラムで構成されたシンプルなものになっています。

その理由にはWebサイトを運用していく際、サイトにもありがちな問題点がありました。

どんなに素晴らしいWebサイトやブログを作っても2,3年更新がないなど、

きちんと運用されなければ意味がない。

目的を明確にする事で、SFのWebサイトにとって

いらないものを省き必要なものだけで構成したそう。

さらには、運用する大変さなど自分が経験したことを仕事に活かし

お客様に提案できるようになりたい、ともおっしゃっていました。


ターゲットは、音楽や映画、アートが好きな2~30代の男女。

配色はモノトーンが基調になっていて、その分カラーのライブ映像やメンバー写真が目を引きます。

おそらく初めてSFというバンドを知った人はこのサイトを見て、

クールでスタイリッシュという印象を持つのではないでしょうか。

松村さんの狙い通り?ですね!

トレーナーからの講評は!?

トレーナーからの講評では、

SNSとWebサイトと役割を分担させたうえで、Webサイトに必要な役割がきちんと明確になっている。

シンプルで、バンドのブランディングページというのが特徴的で、

基本に忠実に、学習されてきた事を活かして作られているとの事でした。

今後のご活躍を期待しています!

今回のお二人に共通していたのは、

「Webサイトをどのように運用していくのか」というのがテーマのひとつにありました。

その運用における問題点をよく考えて構成された二作品だったので、現在Web業界でお仕事をされているお二人ですが、

今後のご活躍が期待されますね!

澄田さん、松村さん、本当にお疲れ様でした!

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