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【就転職対策】ジョブマッチ開催しました!

2019-10-31

10月5日、STUDIO山口で2回目となるジョブマッチを開催!

最近では企業はデジタルなしで企業活動を行うことが難しくなってきました。ですがデジタル人材は不足している状況です。そこでデジタルが扱える人材を探すべく複数の企業様が参加してくださいました。デジタルハリウッドSTUDIO山口で学んだことを活かせる企業様を探すべく4人の卒業生が発表してくれました。

発表者による作品プレゼンテーション

第一部では、在学中に卒業制作として作成した各々のオリジナルWebサイトを企業様に向けてプレゼンします。

コンセプト、ターゲット、ユーザー目線などWebサイト制作の過程を丁寧に企業様に向けて説明です。発表者は、限られた時間の中でどんな思いでそのサイトを作ったのか、どこを工夫したのかなどサイトに込められている思いの丈を自分の言葉で伝えることのできる貴重な機会。企業側も発表者の想いに応えるべく、真剣にプレゼンを聞いて下さいました。

プレゼンテーション その①

トップバッターは、2019年2月にSTUDIO山口に入校しWEBデザイナー専攻を7月に卒業された田村春花さん。

卒業制作のタイトルは『源泉と美食の宿 桃の庵』。前職が旅館の仲居さんであったこともあり、自身の経歴を知ってもらう機会にもなるので卒業制作のオリジナルサイトでは架空の旅館を題材にすること。サイトのコンセプトは、温泉街のはずれにあるこぢんまりとした旅館です。料理や源泉の質といった、実質的な部分に重きを置いており、40~70代の方をターゲットにしています。人物や料理など多くの写真を載せているのでサイトに訪れただけでどんな旅館なのかイメージしやすく、レスポンシブデザインにも対応させているので、スマホからのサイトへのアクセスも考慮しています。


田村さんがこのサイトを作るうえで特に意識したことが2つあるそうで、1つはユーザー目線で、もう一つは旅館のイメージである『桃』を強調させることです。1つ目のユーザー目線は、背景のレイアウト、文字、写真の枚数などユーザーの視点に立って、シンプルなサイトを心掛けました。そして2つ目の『桃』を強調する部分では、メニュー欄にマウスオンすると桃の花が浮き上がってくるデザインを施しています。さらに、サイト全体が桃の色を意識させる色で構成されているのでタイトルの『桃』が伝わってきます。


シンプルで分かりやすいという印象のWEBサイトですが、そこにはどんなお料理があって、どんな温泉があって、どんな体験ができるのか、、、思いを巡らせながら想像することができるので、サイトを訪れる方を是非足を運んでみたい!という気持ちにさせるのではないでしょうか。

プレゼンテーション その②

お次は、2018年12月にSTUDIO山口に入校。Webデザイナー専攻を受講し、Webサイト制作について基礎から学び、WordpressやPHPなどのエクステンション講座も受講し、転職を目指してWebサイト制作の技術を学んだ重村香樹さん。

オリジナルサイトのタイトルは『防府市にある昔ながらのレトロな理髪店』。重村さん行きつけの昔ながらの床屋さんです。サイトを作った目的は、認知度をあげて顧客数を増やすこと、そして女性客層の獲得にありました。

コンセプトは3つ。1つ目は、ゆったりした空間を伝えること。2つ目は、親しみやすい雰囲気を感じてもらうこと。そして3つ目は、きめ細かなサービスを伝えることです。これらのコンセプトをベースにサイトの分かりやすさ、伝わりやすさを意識しています。その例がホーム画面。サイトを開くとまず目に入ってくるインパクトのある写真。その画像は、理髪店の内装であったり、はさみやバリカンであったり理髪店のサイトだと容易に認識することができます。さらに、ホームの画像上に置かれている文字にも心を掴まれます。下にスクロールしていくと、メニューや店舗概要やアクセスなどお店についての情報が写真付きで分かりやすくまとめられています。ところどころにアニメーションが使用されており、シンプルな作りの中にも、ここで学習してきた制作技術がしっかり使われているな、と感じました。

店主が度々登場しますが、サイトを訪れただけで店主からの最新のお知らせを覗くこともできるので親近感を抱くことができます。最後は、お店の電話番号がしっかりと載せられ予約する導線も敷かれているから予約する可能性が非常に高まりますよね。非常に懐かしい感情を抱かせるノスタルジック溢れる重村さんオリジナルのWEBサイト。お店の写真から、そしてサイトの構成からもそれを感じることができました。髪を切りに行くだけでなく、気分を落ち着かせたいときに行ってみよう、と思えるサイトになってくれれば!!

プレゼンテーション その③

今回2回目の参加となる山崎将一さんは、2018年12月生としてSTUDIO山口に入校。Web関係の企業に転職を目指して学習をスタートさせ、Webデザイナー専攻を受講し、Webサイト制作に関わる技術を基礎から学びました。


サイトのタイトルは『彦島クラブ』。彦島クラブとは自身が所属しているソフトボールの社会人チームのことなんだそう。このサイトの制作目的、それは部員募集や試合の申し込み増加によって他のチームとの関係・つながりを強化すること!


コンセプトは3つ。1つ目は、チームカラーの青や赤をメインの配色としつつクールでかっこよくしたい。2つ目は、配色が全体的に暗くなるのでグラデーションなどのレイヤー効果や写真等を使用しながらユーザーが見やすいサイトにする。3つ目が、部員募集や試合申込みのバナーはスクロールしても常に表示させておくこと。

ターゲット層は、野球好きの20~50代の男性社会人や運動不足で体を動かしたい人。サイトを開くと「部員募集・試合申込」のテキストが目に入る。そこをクリックすると申込フォームのページへたどり着くようになっています。

青を基調としたサイトで、読みやすくソフトボールというスポーツの爽やかさが伝わってくるようなフォントが使用され、アットホームな雰囲気を見せることにこだわりました。サイトにはキャプテンのメッセージやチームの戦績を気軽に見ることができ、SNSにもすぐに飛ぶことが出来るようになっています。

プレゼンテーション その④

ラストを飾ったのは、2019年2月農業との兼業を目指すべくSTUDIO山口に入校し、Webデザイナー専攻を受講。在学中ながらフリーランスとしての活動を始めた澄田大輔さん。

サイトのタイトルは『周北市長選挙特設サイト いつでも知れるどこでも知れる』。このサイトは、澄田さんがデジハリに入校して三ヶ月目に作成したサイトで、澄田さんは以前からWebを使った日本の選挙活動が遅れていると感じていたため、この架空の選挙特設サイトを制作するに至ったそう。メインビジュアルには、選挙ポスターの掲示板を用いて各候補者をクリックすると、プロフィールやマニュフェストが表示されるようになっています。また、若者の投票率が低いという問題を解決するために、「自分だけの顔はめ掲示板」というコンテンツを制作。これは、選挙掲示板に自分の顔写真をはめた画像をダウンロードすることが出来るというコンテンツで、その画像をSNSにアップすることで若者の選挙への関心を引くという仕組みになっているのです。

澄田さんはjQueryを学んだ際に技術を応用して趣味で作ったいくつかの作品を紹介。どれもクスクスっと笑えるようなコンテンツで、会場を盛り上げていました。

今後としては、自給自足を基盤とした「百姓」として生きることを目指しつつ、それと並行してWEBデザイナーのフリーランスとなることを目指す澄田さん。そしてこれら二つの要素を掛け合わせた「百姓/WEBデザイナー」という新しいライフスタイルを追求していくとのことでした。

地元企業との懇親会で自己アピール!

第二部の懇親会は、発表者がブースを広げ、そこに地元企業のご担当者に回遊していただくというスタイルで進行していきます。そこでは、個別に自己アピールすることができるダメ、名刺交換やオリジナルサイトに関する質問をするなど両者がより密にフランクに交流する場となります。

個別に話をすることで企業側は、その人が会社が求めている人物像に近いかどうか、自社に必要なスキルを持っているかどうかなど詳細について情報を得ることができます。一方で発表者は、企業担当者と直接話すことができるため自分の持っているスキルが活かせるかどうか、その企業様に入社して働く自分がイメージできるかどうかなど具体的に考えることができますよね。発表者側も企業側も熱心に一社一社、一人一人に時間を割いてお話しされていました。

ジョブマッチを終えて。。。

WEBデザイナー専攻の過程では、ラスト2ヶ月に卒業制作作品を各自で制作していただき、修了式では講評会という形で作品の紹介をプレゼンすることが決められています。今回の参加者も、もちろんプレゼンを幾度か経験していますがジョブマッチは外部の、それも採用を目的とされる地元企業の担当者にお集まりいただくということで独特な緊張感があります。そこで、しっかり日頃の成果を発揮するため、1ヶ月前の9月頃からスタジオではプレゼンテーションの練習やポートフォリオ、名刺制作など参加者のみなさんと一緒に準備を進めてまいりました。

そして、みなさん練習の甲斐あって無事にプレゼンテーションを終えることができ、後半の懇親会は冗談も交えながら楽しくコミュニケーションが図れたようです。

ジョブマッチが終わってホッと一息つくのもつかの間、これからが転職活動に向けて本番が始まります。プレゼンテーションでは、企業の皆様にアンケートと共に各自の評価シートをお渡し率直なご意見を頂戴します。中にも厳しいご意見をいただきますが、第3者のご意見、それこそが参加者にとっての糧になるもの。力不足を痛感すると共に、今後のさらなる成長に向けて気持ちを新たにデジタルハリウッドSTUDIO山口で得たスキルを活かして、ご自身の目標に向かって歩んでいって欲しいと思います!みんな、頑張れー!!

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