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【イベント報告】『リモートワークという新しいワークスタイル』を開催いたしました。

2018-12-22

今回のライブ授業では、株式会社アワセルブス代表取締役で市民工房「ファブラボ山口」を運営しておられる本校トレーナーの河口隆さんと実際にリモートワークを実施している企業経営人やリモートで働いているゲストの方々によるトークセッションを二日間にわたって開催しました。

≪企業編≫

一日目は株式会社火燵の代表取締役である安部貴士さんと株式会社CARVANCLの代表取締役である徳田行伸さんにお話ししていただきました。

オフィスに出社せずに自宅で働くというリモートワークという働き方は一長一短の特徴があり、このことについて各々の経営方針や彼らの理念と共に教えていただきました。 長所は、“働く場所と時間を選択できること”、“勤務地に移動する時間が省けること”、“オフィスを持つことによる光熱費などを抑えることが出来ること”などが挙げられます。短所は、“相手とのイメージのズレが起きやすいこと”、“作業の進捗が分かりにくいこと”などが挙げられます。

株式会社火燵さんは、動画マーケティング、WEBマーケティングを専門としていて、過去にはうどん県である香川県のCMに携わっていたそうです。現在は企業の動画作成のコンサルティングをする会社として活躍されています。期日を社員に敢えて伝えない、卓越した技術を一つ有しておくべきなど、安部さん独自の考え方も教えてくださいました!

株式会社CARVANCLさんは、半数出社、半数リモートワーカーというスタイルを確立しています。クリエイターの働く場所を増やすということを理念として、美大・芸大に通う学生の支援をしており、社員と学生が対等な関係にある事を意識しているそうです。現在は、周南市で行われている「クリエイティブ産業創出化プロジェクト」に携わっています。徳田さんは、仕事の成果がすべてではなく、その過程でのコミュニケーションが重要であるということを語ってくださりました。

二人のそれぞれの考え方や、それに基づくリモートワークという会社の在り方を学ぶことができた、充実した講演となりました。

≪リモートワーカー編≫

二日目は株式会社TODOの芳賀洋さんと株式会社アワセルブスおよび本校トレーナーとしても活躍されている粟屋涼さんにお話ししていただきました。 会社から離れた場所で業務出来るというのはリモートワークの利点であり、難点でもあります。社員同士でお互いの顔を合わせることがほとんどないので、連絡事項を把握する手段が重要となります。今回はリモートワーカーとして使用しているいくつかのツールについて紹介していただきました。

・グループチャット(Slack、Chatwork、Facebook Messenger、Line)

・グループウェア(Backlog、Microsoft Teams)

・ビデオ会議(Skype、Zoom、Googleハングアウト、Appear. in、1meeting)

・オンラインストレージ(Drop box、OneDrive、iCloud)

・ファイル共有(宅ふぁいる便、ギガファイル便、Git Hug)

・ドキュメント共有(GoogleDrive)

・画像共有(Gyazo、Flickr、Google Photo)

・Webアカウント一元管理ツール(Station、Shift)

リモートワークをするにあたって、これらのツールを活用しコミュニケーションをとることで離れた場所であっても円滑して仕事を進めることが出来るそうです。芳賀さんは、対面ではないコミュニケーションだからこそ積極性が大事であり、それらのツールを活用し自分の力量を相手に伝えることがリモートワークを成功させるうえで大切になると語ってくださりました。

実際にリモートワークを実施している方からのお話しを聞くことによってリモートワークに対するリアルな知識を深めることができる充実したライブ授業となりました。

ゲストの方々、河口さん、参加された皆さん、お忙しい中ありがとうございました。

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