第一線で活躍しているプロフェッショナルから直接お話をうかがえることで好評をいただいているライブ授業。本日は、デジタルハリウッドスタジオ山口のオープンフライヤーを作成された、グラフィックデザイナーの土江孝さんを講師に『フライヤーの作り方』と題した”デザインをはじめるために、知っておくべきこと”を中心にお話いただきました。
デザインをしていくうえで知っておいてほしいこと
まず初めに、土江さんの自己紹介も兼ねて、ご本人がこれまで手がけてこられたデザインをご紹介いただきながら、それぞれのデザインのポイントや制作過程をお話いただきました。数々のデザインが紹介されていく中で、受講生のみなさんが特に身を乗り出して聞かれていたのは、土江さんが手がけられたデジタルハリウッドスタジオ山口のフライヤー制作秘話。苦労されたことや、デザインのコンセプトについて、持論を交えて解説。そして、お話は”デザインをしていくうえで知っておいていた方がいいことへと続いていきます”。
デザインをしていくうえで最低限、知っておいた方がいいことや、心構えなどのデザインの基礎をいくつか事例をあげながら解説。「デザインは、その人がセンスがあるから出来るのではなく、勉強したからできるようになるもの」という言葉には、デザインの対象についてのリサーチや日頃の知識習得に努める大切さについて、改めて意識させられました。他にも、ホワイトスペースの作り方やその重要性、フォント、文字組、補色など技術的なことも含め、コンセプトづくりやターゲットの絞り方、デザインをしていくうえで知っておくべき専門用語などをレクチャーされた後、実習に入りました。
実践して学ぶ
土江さんが設定された架空の仕様書に基づいて、カフェのオープンにむけたフライヤーのラフデザインを作成しました。みなさんが作成されている間も土江さんは、デザインのポイントになるようなキーワードをあげて、参加者にアドバイスをしていかれます。
こうして実習で、出来上がったラフデザインを一人ずつプレゼンし講評。土江さんの丁寧なアドバイスが参加者みなさんの心に響いたようで、「話がわかりやすかった」「デザイナーの考え方やノウハウを知ることが出来てよかった」「もっとお話を聞いてみたい」「実践的な内容なので、今後もシリーズ化してほしい」など大好評でした。また、機会があれば、こうした実践を交えたライブ授業を開催したいと思いますので、お楽しみに。