今回のライブ授業は、東京より山口に移住された写真家・映像作家でサウンドアーティストでもいらっしゃる谷 康弘さんをお招きし、カメラの扱い方や基礎知識についての「Web素材づくりのカメラワークショップ」を開催致しました!
カメラとは?
「カメラ(写真)とは、○○のメディアである。」の○○の部分に当てはまる二文字は何でしょう?
というクイズからスタート。
意外と簡単そうで難しかったこの問題、なかなか正解者が出ず
谷さんの「皆さんが毎日必ず行っていることです!」というヒントの後、「カメラ(写真)とは、”選択”のメディアである。」と正解を発表。正解を聞いて「ああ、なるほど!」と頷く皆さん。確かに毎日必ず行っていることですね。
谷さんはカメラを始めた当初、ポートレートを中心に撮影されていたそうで、俳優やミュージシャンなどのかっこいい作品も拝見させていただきました。現在は風景を中心に様々なライブ会場でも撮影をされており、なんと山口の風景を撮りたくて東京から山口へ移住されたとのこと・・・!
基本を学ぶ
そしていよいよ本題へ。
今回は下記のプログラムを通じて授業が進行されました。
各自持ち寄ったカメラを使いながら学びます。
・目的によって選ぶカメラとレンズの種類
・カメラの機能・設定を知る
・編集作業に入る前の撮影に必要なこと
・Photoshopの編集
まず「目的によって選ぶカメラとレンズの種類」では、カメラを選ぶところから既に重要点が沢山あり、特にレンズはなるべく高額な物を選ぶことを推奨してくださいました。
「カメラの機能・設定を知る」ではホワイトバランスについての説明があり、基本はマニュアルモードを使うが、谷さん曰く「マニュアルにこだわらなくても良いかなと最近思ってきました」とのこと。
実際に普段使ったことある・ない関係なく様々なモードで試し撮りしてみましたが、やはりホワイトバランスを触るだけでも雰囲気が変わることがよく分かりました。
次に「カメラの機能・設定を知る」「編集作業に入る前の撮影に必要なこと」では、谷さん流の撮影時の一連の流れをレクチャーしてくださいました。
ISO感度設定→ホワイトバランス設定→シャッタースピード設定→絞り設定→試し撮り→本番撮影
といった流れで、この際オートで撮影するかマニュアルで撮影するかはケースバイケースで考えており、写真のレタッチの考え方も「写真をどう仕上げるかイメージを持つ」「過激なレタッチはなるべく避ける」ことも頭に入れながら、撮影の段階で変更できる箇所はあらかじめしておく
という風に撮影されているそうです。
最後の「Photoshopの編集」では、「明るさ/色/コントラスト/彩度の調整」と「ブラシツール補正」が重要ということを学びました。
質問タイムでは、技術的なことは勿論、普段どのような感じで撮影しているのかなど様々な質問が飛び交う中、丁寧に一つ一つ答えてくださいました。
今回の授業を通して学んだことをまとめると
・フルサイズカメラ、明るいレンズを使う
・レタッチすることを考えながらカメラ設定する
・撮影は基本オールマニュアルで撮影する
・撮りたいイメージを持って撮影に臨む
・普段から写真や絵、デザインをよく見て研究する
・写真をたくさん撮る
中でも、今まで全く触れたことのなかった「ISO感度」の存在は個人的に凄く大きなものであると感じ、普段カメラは購入した当初の設定のままほぼ弄らずに撮影しがちなので、設定の重要さを改めて学びました。
また、電子音・内蔵AF補助光を切っておくことはマナーということも再確認できました。
ゆめ花博にてワークショップ開催!
終わりに
9月14日(金)から開催される「山口ゆめ花博」にて
時間はまだ未定ですが、10月11日(木)~10月16日(火)までの間、フォトワークショップ「しゃしんをとどけよう」を開催されるという嬉しいニュースも!
参加費は無料でカメラ持参とのことです。
お時間のある方は是非参加してみてはいかがでしょうか?
谷さん、参加された皆様、お忙しい中お越しいただきありがとうございました。
フライヤーの作り方 デザインをはじめるために、知っておくべきこと
【日時】 9月15日(土)13:00~15:00
【入場料】無料
※要事前申し込み
デザインに対する重要度が高まっている現代において、「よいデザインとは何か?」「デザインにはセンスが必要?」など疑問に思っている方におすすめのライブ授業です。グラフィックデザインを中心に、フライヤーのラフデザインを実際に描く過程を通じて、デザインの基礎について学んでいきます。