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デジタルハリウッドSTUDIO宇都宮 ブログ

卒業生インタビューVol.8
「諦めかけた夢を叶え、Webデザイナーとして就職」

2023-07-06

【プロフィール】


小川幹太さん(21歳)

WEBデザイナー専攻+WordPress講座
(2023年4月卒業)

株式会社アールイーデザイン/デザイナー


(インタビュアー:スタッフ中島)

― 自分で作ったものを世の中に発信したい!

中:

自衛隊で働いていたそうですが、Webデザイナーを目指したきっかけは?

小:

Webデザイナーの友達の作品を見て、ずっと頭に残るようなユニークなデザインに「こういうのがあるんだ!」って興味を持ったことがきっかけでした。

中:

ご自分でも頭に残るデザインがしたいと思った?

小:

それが1番。あとは自分で作ったものを世の中に発信する仕事ができたらいいなって、自衛隊を辞める前から考えていました。人を楽しませたり、自分の思っているものを形にできるようになりたくて、デジタルハリウッドSTUDIO宇都宮に入りました。

中:

Webデザイナーの友達からデジハリを勧められたそうですね?

小:

どうしても勉強したかったから、東京に引っ越す勢いでやろうと思っていたけど、問い合わせてみたら宇都宮で開校することが分かって、すぐに応募しました。それもあって先行で勉強を始められました。

― 意味を込めてデザインを完成

中:

最初に名刺制作の課題をやってみていかかでしたか?

小:

意味を込めてデザインすることに苦労しました。トレーナーさんから「なんでこの色なの?とか、なんでこのカエルはこの向きなの?」って聞かれた時に何も答えられなくて、自分のしたい形にはなったけど意味のあるものができていないことに気付かされました。最初は飼っているカエルを適当に置いて作っていたけど、「上を向けてジャンプする、ステップアップする」みたいな意味を込めてデザインを完成させました。

中:

その名刺、初めてお会いした時に見せてくれましたよね。こういう意味があってって、話してくれたのを鮮明に覚えていますよ。

小:

こだわったから説明しないともったいないと思って。

― デザインを言葉にするのが大事

中:

課題のプロフィールサイトやランディングページの制作でもオリジナリティーにこだわっていましたね。

小:

プロフィールサイト制作は、初心者なりにオリジナリティーを出したいと思って好きなように作ったものの、コーディングがすごく難しくて苦労しました。ランディングページも自分なりに作ってみたけど、アイデアの引き出しが少ないからまとまりのあるデザインができなくて、トレーナさんとのフィードバックを何回も繰り返すことになって、心が折れました(苦笑)。悔しかった・・・。

中:

こうしたほうがいいよってフィードバックを受けても、何が出来ていないのかが分からなかった?

小:

それもあるし、長所はコミュニケーション能力くらいしかないなと思っているくらいコミュ力には自信があるんだけど、何が出来ていないのかを聞き出せなかったです。無知な部分もあったと思うし。卒業して内定をもらったから言えることだけど、「デザインを言葉にするのが大事」って面接の時に聞いて、それが足りてなかったのかなって今は思います。デザインの言語化ができてなかった。

― 限界を決めちゃって、自分でもびっくりするぐらいに諦めた

中:

毎日STUDIOに来ていましたよね。朝から夜までずっと学習と制作に打ち込んでいたから、燃え尽きちゃったとか?

小:

それもある。Web業界については深く知れて楽しかったけど、その上でやっぱ難しくて。適当なものを出せないから見てもらう時にも勇気がいるし、ここもここも直すのかって落ち込んで行っちゃって。もう俺には無理だって、その時の感情で行動してしまいました。

中:

どういう風に修正すればいいのか、参考にできるお手本みたいなのが欲しかった?

小:

人によるかもしれないけど、お手本があれば、どういう風に作れば良くなるのかがイメージできるから、こうしてみようって考えつくのかなって思ったよね。

― 謎の自信をぶった切られてからがスタート

中:

燃え尽き期間を経て、もう一度やってみようと思ったきっかけは?

小:

やっぱり作ることが好きだし、ウェブデザインを諦めきれないわって気付いたんだよね。どうしてもやりたいと思ってSTUDIOに入ったし、自衛隊で本当に血も汗も涙も垂らしながら働いて稼いだお金だし、無駄にしたくなかったから。

中:

Webデザイナーのお知り合いから、「最初は謎の自信がある」という話を聞いたそうですね。

小:

「その謎の自信をぶった切られてからがスタートだよ」って言っていました。それで、じゃあ俺、あの諦めた時は多分この謎の自信をぶった切られただけだったんだと思って。あの時がスタートだから、諦めていなければ、今頃もっとできていたかもなって思うようになりました。

中:

アドバイスをしてくれる仲間に救われましたね。

小:

仲良くしてもらっているWebデザイナーさん達に相談してみたら、「配信のサイトロゴを作ってみない?好きなんでしょう、諦めきれないでしょう」って仕事を振ってくれたことで、ロゴやバナーの提案をするようになりました。自信は失くしていたけど、ゲーム配信とかしている人を調べて営業をかけました。

中:

営業から納品まで、ネット上で全て完結できたそうですね。

小:

フリーランスとまではいかないけどバイト感覚で、ゲームイベントのロゴとかバナーの制作を始めました。クライアントさんから、「こういうのが作りたかったんだよ」って言ってもらえて、クライアントさんの満足いくものを作れたのがすごく嬉しくて、モチベーションが復活しました。

― どうせやるなら本気でやりたい

中:

復活してからフルスピードで進んでいきましたね。

小:

どうせやるなら本気でやりたいから、Web業界では必須だって聞いたWordPressも追加で受講しました。勉強しなきゃいけない三点セット(HTML、CSS、WordPress)みたいな感じ。

中:

卒制と同時進行でポートフォリオも作っていましたね?

小:

ポートフォリオはシンプルなデザインに決めて、手本サイトを集めまくって、トレーナーさんに聞いたりしながら作りました。適切なあしらい、例えばおしゃれになるような、デザインしている感じのあしらいの引き出しが無いことに気づかされて、作り方とか使い方とか勉強になりました。

― コミュニケーションをデザインできるWebデザイナー

中:

ブラッシュアップを重ねてポートフォリオを完成させた甲斐もあって就職を決めましたね、内定おめでとうございます!今後の展望は?

小:

コミュニケーションをとるのが好きだし、自分の唯一持っている武器だと思っているから、目に見えない部分のコミュニケーションもデザインできるWebデザイナーになりたいと思っています。

― 失敗してもいいから、一生懸命やって失敗しよう

中:

入学を考えている方や在校生にアドバイスをお願いします。

小:

デザインをトレースするのが一番吸収が早いんじゃないかな、デザインした人が学んできたものが全てそこにあるから。全部勉強になるし、手を動かすから覚えられるし、入学した時からやっておけば良かったと思ったもん。

中:

ヘッダからフッタまで全体の流れをつかめるから、スキルが身につきますよね。

小:

引き出しがそれで一個増えるから、アウトプットした時に、「あっこういう風に使えるわ」みたいになるとモチベが上がるかもしれない。引き出しがないからモチベーションが下がるわけだと思って。とにかく諦めないこと。失敗が怖くて逃げた時もあるけど、「失敗してもいいから一生懸命やって失敗しろ」という言葉をもらって。 その通りだなと思いました。

ありがとうございました!
自分で作ったものを世の中に発信したいという思いを実現するために、Webデザイナーの仕事を選んだ小川さん。諦めかけたこともありましたが、仲間のアドバイスを素直に受け入れたことでモチベーションが復活。就職内定をつかみました。

Webデザイナーとしてのスキルを身に付けるには、苦手な部分を克服するためにご自分なりの方法を見つけることも大事です。とはいえ、未経験だと最初はどうしたらよいのか分からないこともありますよね。そんな時は、トレーナーさんとマンツーマンで指導を受けることができるのでご安心を。スタッフ共々きめ細かなサポートでバックアップします。

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