こんにちは。
デジタルハリウッド東京本校スタッフです。
先日、 『卒業生に話を聞こう!座談会』 を開催いたしました!
本イベントは、各分野で活躍する卒業生たちを迎え、在学中のエピソードや卒業後のキャリア、現在のリアルな日常まで幅広くお話しするイベントで、今回が記念すべき第3回目の開催です。
今回は本科XR専攻の卒業生で、現在はCGアーティストとしてXR業界にて活躍している Kataito さん をお招きし、講演を行っていただきました!
業界未経験での転職をどのように実現したのか。
プロが現場で意識している「独自のルック表現」の裏側まで、イベントの様子をレポートします!
XR業界を目指したい方や未経験からの転職をしたいと考える方は必見です。
目次
登壇者のご紹介
Kataitoさん
株式会社TRIBALCON.(トリバルコン)
本科XR専攻
2023年4月生(2024年3月卒業)
CGアーティスト
ABOUT TRIBALCON.
TRIBALCON.は、エンターテイメント業界のグラフィックデザインを中心に活動するクリエイティブチームBALCOLONY.のグループ会社として2015年に設立されました。数多くのエンターテイメント事業に関わってきた経験と実績を活かし、作品ファンの方々と良質なコミュニケーションを取るために、クリエイティブ領域で力を発揮します。
▼異業種からの挑戦:デジタルハリウッドを選んだ理由
XR業界でご活躍しているKataitoさんですが、
もともとは異業種で働いており、クリエイティブ業界は未経験でした。
そんなKataitoさんを突き動かしたのは、
バーチャルライブで体験した 「現実×非現実を融合させた映像表現」 への感動でした。
その感動をきっかけにスクールでの学びを検討する中で、数あるスクールの中からデジタルハリウッドを選んだ理由が 3つ あったそうです。
1:XRとCGを包括的に学べる唯一無二のカリキュラム
Maya(モデリング)とUnity(ゲームエンジン)の両方を深く学べるコースは他になかった。
2:通いやすさと学習環境
週1〜2日の通学スタイルで、個人制作の時間をしっかり確保できる。
3:人とのつながり
映像やアニメなど、クリエイティブ全般の横のつながりが、就職後の仕事にも活きている。
MayaやUnityを単体で学んでいくカリキュラムはいくつものスクールでありますが、その両方を学ぶことが出来るスクールはあまり多くありません。
XRとCGを包括的に学べるカリキュラムを、デジタルハリウッドではご用意しております。
加えて、 カラー・レイアウト・フォントなどデザイン基礎も学ぶことができる ので、デザイン知識がなく不安な方もご安心して受講いただけます。
そして、人とのつながりの面では、このように仰っていました。
(以下、Kataitoさんの発言部分では敬称を省略しております。)
Kataito:「XR専攻の受講生だけではなく、CG専攻の受講生とも積極的にコミュニケーションを取り、自分の目指しているキャリアに足りない部分を補っていた。」
デジタルハリウッドには多数のジャンルのコースがあり、多様な受講生が在籍していますので、クリエイティブ業界において幅広いつながりを持つことができる環境が整っておりますので、ぜひご活用ください。
また、受講中の学習方法についての質問があった際、
Kataito:「学校はプロからフィードバックをもらう場所とも考えていて、自宅学習と授業での質問を活用し 能動的に学ぶ姿勢が成功の鍵 になった。」
と回答しており、自ら行動して学ぶことの重要性についてもお話をしていただきました。
▼ポートフォリオの評価されたポイント
転職活動において、実際に評価されたポイントは「技術の高さ」だけではありませんでした。
実際のポートフォリオを用いて、詳しく解説していただきました。
▼ライブ1本をやりきる「完遂力」
ステージ単体ではなく、演出を含め、一つの作品として完成させたこと。
▼Unityでの新しい表現への挑戦
既存の枠に収まらず「新しい画」を出そうとする姿勢。
▼数より質の最大値
多くの作品を並べるより、自分の最高打点を見せること。
特に印象に残っているのが、
「熱意は言葉ではなく、ポートフォリオの中身に宿る」 という話でした。
もちろん、就職活動において面接での受け答えも重要になるかと思いますが、それと同様に、どんな作品を作ったのか、その制作でどんなことを自分なりに工夫し挑戦をしたのか。その積み重ねが、 ポートフォリオを通して熱意として伝わる のだそうです。
▼プロが明かす「心に刺さるステージ」の作り方
イベント後半では、現在の業務であるステージ制作の具体的なワークフローについて、 4つの観点 からお話いただきました。
1:スケジュール管理
仕事全般において重要となるのが、スケジュール管理です。
Kataito:「制作に遅れが出ないよう、早い段階から定期的にフィードバックをもらうことが大切になります。制作を進めている最中で、完成や理想図から遠くて他人に見せることを躊躇してしまう方もいるかと思います。その気持ちも理解できますが、 自分だけでなく他人からどう見えているか も制作をするうえで重要です。」
成果物のクオリティを上げながら、スケジュールに遅れが出ないよう、心を鬼にしてフィードバックを受けながら制作に取り組む意識を持つことが重要だと語られました。
2:リファレンスは「要素のミックス」
Kataito:「まずステージを作り始める前に、何を目指すか目標を定めることが大切です。主なステージの土台、世界観となる部分、細部の小物の特徴など、イメージと近いゲームや映画などをよく観察して、情報収集を行うことを心がけていきましょう。」
ここで「柱」を例に上げて、リファレンス集めについてお話をしていただきました。
Kataito:「例えば、西洋建築における「柱」にはいくつか種類があり、ドーリア式、イオニア式などがあります。この柱の中から、作品に取り入れたいパーツをピックアップし制作に取り込んでいきます。これにより、現実には存在しないような建築様式でもCGの世界では実現できる。」
Kataito:「ただリファレンスを真似するだけではなく、複数の要素をパーツごとにピックアップして組み合わせ、独自の世界観を生み出すことが重要です。」
3:「カメラワーク」から逆算したレイアウト
バーチャルライブではカメラが定点ではありません。 「どこから撮られても印象的な構図」 を意識して小物を配置することが重要だそうです。
Kataito:「真正面から見たレイアウトだけでなく、斜めからのカットを意識して見せたいものが映えるようなレイアウトにしたり、ライトを配置したときに影が自然かつ綺麗におちているかなど、カメラワークを意識してレイアウトを作り上げています。」
このように、カメラを通してみたときにどう映るのかを、制作の際は徹底的に追及していると語っていました。
4:「独自のルック」へのこだわり
細部へのこだわりが制作物のリッチ感につながり、それが 「独自のルック」 へとつながっていきます。
細部へのこだわりの一例として、レンズフレアや落ち影などにもこだわっているそうです。
CG上では現実のようにレンズフレアが発生しないため、Photoshopで素材を作り、Unity上で疑似的に表現するなど、クオリティを向上させるための細部へのこだわりの重要性を解説していました。
また、キャラクターやシチュエーションに合わせた質感調整も重要だと語っていました。
Kataito:「かわいいキャラクターにフォトリアルなステージでは質感に統一感が生まれずアンバランスな作品になってしまいます。作品を通じて 「ルックの調和」 を意識することが世界観を作り出すうえでとても重要です。」
他にもイベント内では、実際の制作において重要な考え方や、細かな「コツ」の部分を解説していただきました!
本イベントの参加者からは、「非常に学びの多い座談会だった」といった声も寄せられています!
▼終わりに:XR業界の未来を一緒に作る仲間へ
Kataito: 「XRの分野は人手不足もあり常に新しい人材を求めている」
そんな状況の中、 本科XR専攻で学んだ経験が現在も生きていると感じる ことが多いそうです。
CGやプログラミング、ゲームエンジンの理解を深められているからこそ、自分が作りたい表現に応じてプログラミングをすることもあれば、エンジニアの方に仕組みを作ってほしいと相談することもあるなど、多岐にわたり学んだ経験が生きていると語っていました。
Kataito:「本科XR専攻で学んだ幅広い知識は、エンジニアと相談する際や、自分で仕組みを考える際に必ず役に立ちます。ぜひ、同じ志を持つ皆さんと現場でお会いできるのを楽しみにしています!」
▼XR業界を目指すために
先述の通り、XR業界は人手不足の状況もあり、活躍できる人を探しているのが現状です。
Kataitoさんのように未経験であっても、挑戦する意思を持って行動すれば自分の可能性を広げることができます。
XR、バーチャルライブなどにご興味のある方には、本科XR専攻がオススメです。
本ブログを読んで少しでも本科XR専攻に興味をお持ちいただいた方、自分も挑戦したいと感じた方は、是非コース説明会にお越しいただき、どんな将来を考えているのか、どんなものを作ってみたいのかをご相談ください。
あなたに合う学び方やサポートをご提案させていただきたく思います。
▼座談会を終えて
Kataitoさんの座談会、ポートフォリオのコツや制作における重要な考え方まで、学びの多い内容でしたね!
デジタルハリウッドで学び、実際に業界で活躍している卒業生の体験談は、これからXRを学ぶ皆さんにとって非常に参考になる内容ばかりです。現場で培われたリアルな視点や具体的なアドバイスは、今後の学習やキャリア形成において大きなヒントとなるはずです。
ぜひ、先輩たちの経験やアドバイスを、日々の学びに活かしていってください!
今後も、卒業生をお招きし、座談会を定期的に開催していく予定です。さまざまな学習体験や制作の裏話が聞ける貴重な機会となりますので、ぜひ次回もご期待ください!
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