こんにちは!
デジタルハリウッド東京本校スタッフです。
今回は現在デジタルハリウッド在学中の受講生さんに、静止画課題を経て中間課題に取り組んだ感想やこだわりについてのインタビューを行いました。
現在受講されている方もこれからの受講を検討されている方も、静止画同様とても参考になると思いますので是非一度ご覧ください!
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本科CG/VFX専攻
山形 紗里香さん
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【目次】
作品名:「Squirrel」
制作者:山形紗里香さん(本科CG/VFX専攻)
1:CG学習がアニメーションに入ってみていかがですか?
私は
キャラクターモデラー志望ですが、キャラクター制作の工程においても、アニメーションを学ぶことはとても重要だと思います。
後の工程でどのように使用するのかを学ぶことで、よりキャラクターを動かす為のトポロジーを意識する様になりました。
2:中間課題で大変だったことは何ですか?
リスの身体のリファレンスを収集することが大変でした。
構造をしっかりと意識して制作したかった為、骨や筋肉から調べました。
特に頭部は重要だと思ったので、頭蓋骨から作成しました。そのおかげで実物と近いバランスで制作できたと思います。
また、Maya Xgenも大変でした。毛の長さが部位によって違うので、その表現が難しかったです。
3:中間課題の紹介をぜひお願いします。
冬の森にいるリスを制作しました。名前はドナルドです。
動画の前半では、制作したリスをアップで見せたり、実際にいる様々な毛色のリスを見せたいと思い作成しました。
後半の3枚の静止画は、少し物語性を感じられる構成にしたいと考えました。そのため、
静止画課題で制作した「森の中にある彫刻家の作業小屋」と同じ場所に住んでいるという設定で作りました。
雪上のシーンは、沢山のファレンスを探した中で、特に木の実を取ろうとするリスが愛らしかったので、そのシーンを取り入れようと考えました。
屋内のシーンでは、作業小屋に入って来たリスが木彫りのリスと出会うところで終わっています。
木の実を運んで来たリスがその後どうなったのか…見た人の想像が膨らむ作品になっていたら嬉しいです。
4:中間課題の見どころを教えてください。
最後の3枚の静止画です。
生態を調べる中で、野生で生きるリスを再現したいと思い制作しました。
そのため、木の枝や松ぼっくり、雪などの背景もモデリングしました。
焦点距離や画角も意識して全体を仕上げた
ことで、リスの魅力がより伝わる作品になったのではないかと思います。
5:卒業制作に向けて意気込みを聞かせてください。
卒業制作では、フォトリアル系の人間を制作したいと思っています。
後期専門科目の授業や専門ゼミが始まるので、
MarvelousDesignerなどMaya以外のソフトも使用して制作していきたい
と思います。
6:まとめ
モデラ―を目指している方でもアニメーションを学ぶことによって得られる知識があることがわかりましたね。
静止画課題からレベルアップして中間課題では山形さん特有の美しい世界観に生物であるリスが加わることでより世界観がリアルになりましたね!
リスのモデリングでは毛並みがとてもきれいでこだわられていた足の部分などが本物そっくりに作られていますよね。
骨格から学ばれたということでよりリアルに表現されているので静止画課題の際に学ばれた観察眼が生かされています。
卒業課題が楽しみです。
今回はアニメーション課題をご紹介いたしましたが、静止画課題では山形さんのおすすめ本等を紹介しておりますので 是非前回の静止画課題受講生インタビューもチェックしてみてください。
いかがでしたでしょうか?
デジタルハリウッド東京本校ではCGを学ぶことができるコースを多数ご用意させていただいております!
興味がわいた方は是非説明会のご予約お待ちしております!