こんにちは。デジタルハリウッドの岸山です。
2021年3月より開講している、4カ月間でデザイン知識の学習と紙媒体のアウトプット制作を実践するグラフィックデザインマスター講座。
グラフィックデザインマスター講座では、デザインの基礎（2カ月間）を学び終えた集大成として、ロゴデザインのアウトプットを行います。今回は受講生が制作した実際のアウトプットをご紹介いたします！
なぜ、デザイン基礎の集大成でロゴデザインを制作するのか？
ズバリ！ロゴデザインには、 デザインする上で必須となる考え方が詰まっているからです！
例えば、ポスターのデザインを考える場合は写真や文章などの素材があり、A4、A3などのサイズのものを作るというデザインをする枠組みが決まっています。そのため決められた範囲の中で、何をどう配置するかなどレイアウトを考えることがメインになります。
しかし、ロゴデザインの場合は素材や決まった形など枠組みが存在しません！どんなコンセプトでどういうものを作るのか、どうすればクライアントのニーズに答えることができるのかを1からしっかり練って制作を行わなければうまく制作ができないのです。言うなれば究極の0→1です！
そんなロゴデザインを考える際、デジタルハリウッドでは以下のSTEPを踏んで制作を行っています。
STEP1 イントロダクション
デザインを作る経緯、なぜこのデザインを作るのか
STEP2 リサーチ
クライアントの情報、同じようなサービスを行っている企業は？今どんなデザインが流行しているのか
STEP3 コンセプト
そのデザインで伝えたいこと
STEP4 デザインアイデア
ロゴを作る際のモチーフ
STEP5 ロゴ制作
STEP1～STEP4を踏まえて作成！
STEP6 プレゼンテーション
自分のデザインをクライアントに使ってもらうためには、何故このようなデザインになったのか、どのような意図があるのかをクライアントに説明し共感・理解してもらう必要があります。そのためには魅力的なプレゼンテーションが必須となります！なので、デジタルハリウッドではプレゼンテーションの授業や授業内でプレゼンテーションをする回数が多くなっております。
実際の制作物をご覧ください！
いつでもどこでも誰でも食べられる"魔法"のドーナツ
テイクアウト・デリバリー専門ドーナツ「ちちんぷいぷい」
◆イントロダクション
どこにいても、どんな人でも、美味しいドーナツが食べられるお店
◆キャッチコピー・コンセプト
｢今日｣に、美味しい魔法をかけましょう
・"魔法"のようにいつでもどこでもとんでいく
・小麦、卵、乳不使用で誰でも食べられる"魔法"のドーナツ
制作者:とうやまむつみさん/所属校舎:東京本校/入学時:事務アルバイト
子どものための絵本やさん「絵本やさん KOMOREBI」
◆イントロダクション
・日当たりがよく、木の温もりを感じられるお店
・絵本や紙芝居の読み聞かせを定期的に開催
・親御さんや保育士が絵本について学べる場
・地域の憩いの場（子育て相談・お友達づくりなど）
◆コンセプト
・この先もずっと大切なあなたへ
・こもれびの下で物語を
・優しく温かな腕の中で
デザインA
「絵本」「腕の中」「大切な人」「温かい」
デザインB
「こもれび」「腕の中」「大切な人」「温かい」
デザインC
「こもれび」「絵本」「温かい」
制作者:樋口菜月さん/所属校舎:STUDIO吉祥寺/入学時:飲食自営業
ロゴデザインで自社のブランディング！
「株式会社 Jari」
◆イントロダクション
「自然の中で研磨された砂利石」が企業名の由来。
「砂利石のように小さなディテールの積み重ねが必ず大きなクリエイションに繋がる」をモットーに
・MANAGEMENT - ヘアメイクアップアーティストのマネージメント
・PRODUCTION - 写真、動画撮影の企画及び制作
・EDUCATION - ヘアメイク講習の企画及び講義
を行う会社のロゴデザイン
◆コンセプト
大小のラインとドットは社名を表しています。
使用したカラーはヘアメイクによって主役であるモデル、タレントを引き立てるという職業の特性から
協調性が高く周囲のカラーを引き立てるグレイを採用致しました。
◆コンセプト
DESIGN A と同じく白い部分は社名を表すと共に、人に見立てる事で撮影のライティングに写し出される
クリエイターのシルエットを表現しています。
また自然をイメージするベージュを採用する事で社名のルーツとなる砂利石と関連付けています。
制作者:小瀬了淑さん/所属校舎:STUDIO渋谷/ 入学時:ヘアメイクアーティスト
自身の所属する国際交流の学生団体！
「aim project」
◆イントロダクション
・インドネシアの学生と日本の学生を繋げ、様々なイベントを企画し国際交流を行う団体
・新型コロナウィルスの影響により、交流の機会が減ってしまった
・両国の学生が交流し情報や意見を交換できる環境作り
◆コンセプト
日本とインドネシアの学生が台頭に繋がりあい、交流していることがわかるデザイン
ロゴデザインA
モチーフ：日本人とインドネシア人が手と手を取り合い、交流しているイメージ
ロゴデザインB
モチーフ：AIM PROJECTが架け橋となり日本とインドネシアの学生をつないでいるイメージ
制作者からのコメント：
自分が所属する国際団体の新規ロゴを作成させていただきました。 我々の団体は新型コロナウィルスの拡大により世界各国とのつなが りが薄くなっていました。そこで、 それを再認識するという意味でも、ロゴを”繋がり”をテーマに再 構築しました。
制作者:古海雄成さん/所属校舎:STUDIO渋谷/ 入学時:大学生
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