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【卒業生の活躍】アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA 学生・インタラクティブアート部門入賞

2021-05-14

アジアデジタルアート大賞展 FUKUOKA
学生・インタラクティブアート部門入賞

「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」は、北部九州からデジタルコンテンツの創造を担う高度な技能と豊かな感性を持つクリエータの発掘・育成の場として2001年にスタートしたコンテストです

本科UI/UXD専攻の久保浩子さんが見事、学生カテゴリー インタラクティブアート部門で入賞いたしました。

Anothre face(アナザーフェイス) -宝石のもうひとつの顔、ラウエ斑点

宝石のような原子が規則的に並んだ構造にX線を照射すると、
反射してラウエ斑点という花のような美しい模様が描かれます。
本作品は来場者が12種類の誕生石から好きな石を選び、
各々のラウエ斑点が描かれていく様子を楽しむことができるコンテンツです。


アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAとは


https://adaa.jp/ja/index.html

「アジアデジタルアート大賞展」は、高度なメディアテクノロジーを背景に論理的な思考と芸術的感性との融合を標榜し、さらにアジアの文化、風土に深く根差した世界レベルのメディアアート作品の公募展。

審査員

河口 洋一郎氏(審査員長)
東京大学名誉教授/一般社団法人デジタルコンテンツ協会DCAJ会長/霧島アートの森 館長/アーティスト


中谷 日出氏
東京国際工科専門職大学教授/京都大学大学院総合生存学館特任教授

中島 信也氏
(株)東北新社 取締役副社長/CMディレクター


中尾 智路氏
福岡アジア美術館学芸員


中村 俊介氏
株式会社しくみデザイン代表

城 一裕氏
九州大学大学院芸術工学研究院准教授


高山 穣氏
武蔵野美術大学准教授


牧 奈歩美氏
東京藝術大学大学院映像研究科講師

受賞された久保さんにインタビューさせていただきました

【アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAについて】

▼アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAに応募しようと思ったきっかけを教えてください

デジハリ受講時の担当の講師より、せっかくだから出てみてはと勧めていただきました。


▼今回の出展作品でこだわった点を教えてください
・テーマ決め

2ヶ月くらいずっと悩んでいましたね。 アートは価値創造だと思っているので、 皆が気づいていない美しさをプログラミングでうまく表現できるテ ーマを探していました。 それこそまだ美しさを認知されていないものなので、 探すのが大変でした。 ラウエ斑点のテーマを見つけたあとでも作品として可視化するまで 周りにはそれが美しいのか面白いのかわかってもらえない( 自分でもなんとなくの想像しかできていない) のでどうなることやらと焦りましたが、 自他ともに認める頑固な性格なのでやりぬいてしまいました。笑


・よりリアルであること

ミクロな世界をマクロな世界で表現した作品ですし、 せっかくのプログラミングという正確な計算ができるツールを使う ので、 より嘘ではないリアルな事象として表現したいと思いました。 自分で図書館で専門書を読みつつ、 わからないところは大学教授や宝石商に相談にのっていただくこと でクオリティを向上させました。


・動画編集

作品自体は展示型の体験型作品ですが、 応募にあたっては動画が必要です。 動画も作成経験がないので苦労しました。 場の空気感を伝えるカメラアングル、ワーク、シーン切り替え、 光の加減、色合いを考え、調整しました。( 動画にもセンスが出るので大変でした。) 色々な方に手伝ってもらいながらやっと完成できました。


▼今回の作品で使った言語・ツールを教えてください

openFrameworks(計算、描画)

TouchOSC(操作パネル、通信)


▼インタラクティブアート部門に入賞された時のお気持ち&

コンテストに参加してよかったこと/これから頑張りたいことをお聞かせください

とても嬉しかったです!寿命削った感じもありましたが、 頑張ってよかったなぁと思いました。

また作品は一人では到底作ることができない、 本当にたくさんのひとの支えがあってこそできるものだと痛感しま した。 ご協力いただいたみなさまにはほんとうにほんとうに感謝のきもち でいっぱいです!!

今後も価値創造を主軸にデジタルに限らず表現スキルを磨いて作品 を残していきたいです。



スクール受講をされていた時のお話も聞かせてください

【デジタルハリウッドでの授業について】
久保さんは、2019年4月生として本科UI/UXD専攻をご受講いただいてました。

▼今回のコンテスト出展作品を作るにあたり、 デジハリで学んだことは役立ちましたか?

とても役に立ちました!芸術もITも初心者だったのでUIUXD コースでプログラミング、アート、デザインという「表現の目的」 と「表現スキル」 の両軸を学ぶことができたことは大変ありがたかったです。


▼UIUXD専攻で学ぶキッカケはどういったことでしたでしょうか。

デジタルハリウッドでの学びを選んだ理由はありますか?

チームラボみたいな綺麗な体験型作品がつくってみたいと考えたか らです。またプログラミングへの憧れもあり、CGコースではなく 本科UI/UXD専攻を選びました。

デジタルハリウッドを選んだのは、

・1年で学べる

・チームラボみたいな作品作れそう

・他にも色々なコースがあるからいろんなひとがいそう

・教室が使いたい放題

・半年ごとの入学なので仲間がたくさんできそう

といった理由からす。

▼デジハリの受講中、楽しかったことはどんなことですか?

また逆につらかったことはありますか?

楽しかったことは仲間や先生、TAの方々とわちゃわちゃ作業できたことですかね。授業内容に関わらず、 自分の不得手なところは周りの人にたくさん教えてもらいました。 職業も年齢も性別も価値観もちがうひとと話すのはとても刺激的で 、毎週楽しかったです。

つらかったことは毎週の課題と卒制の作品作りですね。 結局は自分がここまでとゴールを決めるので、 毎週自分の限界と戦っていました。。。 廊下にある神風動画様の色紙の「妥協は死」 という言葉をみて心を奮い立たせていました!


▼今後デジタルハリウッドを検討いただいている方へ卒業生としてメ ッセージをお願いします!

多様な仲間、先輩、後輩がいて、 その距離が近いことがデジハリの何よりの面白さだと感じています 。自分にはなかったアイデアやものの見方にふれると、 これまで思っていたより世界はずっと広く可能性にあふれたものに 感じられるようになります! 悩んでいるくらいなら時間が勿体無いのでとりあえず通い始めてみたら良いかと^^!




久保さんの「やり抜く力」ぜひ見習いたいですね!

今後のご活躍をスクール一同、期待しております。

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