デジタルハリウッド東京本校 ブログ

【開催レポート】入江悠監督×赤羽智史VFXスーパーバイザー登壇
映画『AI崩壊』BD&DVD発売記念オンライントークイベント

2020-06-02

デジタルハリウッドでは、 ワーナー・ブラザース テレビジョン & ホームエンターテイメント のご協力により、
映画『AI崩壊』 のブルーレイ&DVDの販売・レンタルが開始となったことを記念し、
同作の 入江悠監督 および 赤羽智史VFXスーパーバイザー オンライン でお招きし、
全国のデジタルハリウッドで学ぶ在学生を対象としたオンライントークイベント を実施いたしました。


入江悠監督、赤羽智史氏、さらに参加者まで全員が完全リモートの中で行われた本コラボレーション企画は、
映画や映像関連の仕事を目指している、現在自宅で過ごす時間の多い学生に向けて、
映画を通じて楽しみを学ぶ機会にしてほしいとの思いから実現したもので、
5月22日(金)夜、90分にわたって実施されました。

▼常に好奇心を持とう!多くの映画を見ることで培われる共通言語

本作プレミアム・エディションに収録されている特典映像 【VFXの舞台裏】 では、
映画製作の裏側についてVFXスーパーバイザーを務めた赤羽氏のナビゲートでわかりやすく紹介されていますが、
今回、本イベントではこの映像を特別に上映。
いくつかのパートに分けながら、学生たちに向けて特典映像では明かされなかった エピソード 技術的なポイント
映像を振り返って今考えたこと などが入江監督と赤羽氏から話されました。


例えば “10年後の近未来感” を作るにあたっては、
「『マイノリティ・リポート』まではいかない」
「『アベンジャーズ』と『ターミネーター』では未来感が違う」など、
多くの映画や映像を共通言語として打合せていくなかでイメージが作られていったといい、
赤羽氏も「監督に言われてあわてて映画を観る、というようなこともあった」といいます。

入江監督は「(こういう感覚は)ある程度 基礎教養・蓄積 がないと難しい。
ほかの映画もたくさん観ていないといけないし、例えば、『のぞみ』のデザインも照明器具だったり、
日本の伝統的工芸品を参考にしたりたくさんのデザインがでた。
普段どういったところに好奇心をもってみているか がすごく大切だと思う」と語られました。

▼何をどう見せる?演出冥利につきるモニター作業

赤羽氏は、 監督のイメージをVFXやCGで具体化させていく VFXスーパーバイザー という仕事の中でも、
主人公・桐生の逃亡を追っていく捜査AI『百眼』のモニターの表現が印象的だったと明かし、

「この『百眼』というのはモニターが “芝居” をしないといけないんですね。
モニターの作業はすごくシンプルだけど実はとても重要で、
何を見せるかをちゃんと理解して、整理して、見せる。

これは演出冥利につきるというか、すごく楽しい作業でしたね」と語られました。

一つ一つ映像を形にしていく作業において大切なこと
学生の内にしておいたほうがよいことなどを加えながらのトークに、学生からも様々なコメントが寄せられました。

赤羽氏は、 監督のイメージをVFXやCGで具体化させていく VFXスーパーバイザー という仕事の中でも、
主人公・桐生の逃亡を追っていく捜査AI『百眼』のモニターの表現が印象的だったと明かし、

「この『百眼』というのはモニターが “芝居” をしないといけないんですね。
モニターの作業はすごくシンプルだけど実はとても重要で、
何を見せるかをちゃんと理解して、整理して、見せる。

これは演出冥利につきるというか、すごく楽しい作業でしたね」と語られました。

一つ一つ映像を形にしていく作業において大切なこと
学生の内にしておいたほうがよいことなどを加えながらのトークに、学生からも様々なコメントが寄せられました。

▼プロに現場の声を聴けるチャンス!充実の質疑応答タイム

後半には学生からの疑問に答える 「質問タイム」 を実施。
本企画が決まった段階で入江監督からも 「学生たちからの質問にたっぷり答える時間をとろう」 という希望があり、
イベントの90分の内約半分ほどの時間が割かれました。

「この映画のことだけじゃなくて、せっかくなので幅広く訊いてください」
との入江監督の声かけに、
Zoomのコメント欄には様々たくさんの質問が寄せられ、その中から

「現場で使われているソフトはどれか」

などといった専門的なものから

「これまでの経歴、キャリアの道のりを教えてほしい」

「仕事をする上でこれまでどんな障害があったか」

など普遍的なものまで、
幾つかの質問をピックアップし丁寧に答えていきます。

▼新たな戦力に期待!人手不足なVFX業界

映画におけるVFXに携わりたい学生に向けて、

「映画のVFXは常に人手不足な状況」
「映画の本数が多くなっているので各部署人手不足になっていますよね」
と二人から新たな戦力に期待している声があがりました。

「実際に『AI崩壊』の現場では 学生インターンが10人以上 いて、
制作部、演出部、照明部など本人の希望に合わせて配属して、
空いているときは自由に現場を見ていいよ、と言っていた」(入江)そうで、
さらに「『日々ロック』を観て影響を受けたという学生が、ある舞台挨拶に来てくれて仲良くなって、
それをきっかけに『AI崩壊』の現場に来てもらうようになった」というエピソードも明かされ、
「現場を一度見ると、映画作りがよくわかる。ぜひ行動して欲しい」 とアドバイスする場面も。

現在の状況について 「どうやって撮影を再開していくのか、これから変化はあるか」 の問いにも触れ、
「エキストラがたくさん出演するような、この映画でやったような撮影は、 今年は無理 でしょう。
現場は常に300人くらい動いている
どうしていくのか、今まさに話しているところ 」と真摯に答えて頂きました。

▼自分の好きなことと向き合うことが武器になる

最後に、学生たちへ向けて赤羽氏は「技術は会社に入ってから身に着けていったけれど、
基本的なセンスのようなものは学生時代に身に着けた もので、今も変わらないと思います。
今、自分が好きなことをひとつぜひ見つけてもらえたら」、

入江監督は「僕が『SR サイタマノラッパー』を撮ったのは29歳で、
最後の作品になると思ったから、自分が好きで、誰も作ったことがなかったこと を題材にした。
そしたらヒットしたんです。

人と共有できないけれど大好きなことを一つ持っているのはすごい武器になる と思う。
学生の内に育んでほしい」とエールを送ってくださいました。

■『AI崩壊』について

AIが人間の生活に欠かせない存在となった10年後の日本。国民の個人データを掌握したAIが人間の価値を選別し、殺戮を始めた。日本中がパニックに陥る中、警察はAI開発者の桐生を容疑者と断定し、逃亡する桐生を日本中のAI監視網で追い詰める。AIはなぜ暴走したのかー?大ヒット近未来サスペンス“超大作!

https://wwws.warnerbros.co.jp/ai-houkai/

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