デジタルハリウッド東京本校 ブログ

UI/UXデザインを学ぶ
~新しいサービスを生み出そう!~ 

2018-10-19

みなさんこんにちは。
デジタルハリウッド東京本校スタッフの味村です。

本科UI/UXD専攻(旧デジタルデザイン専攻)の授業では、平日夜の専門授業が後期になり2つのゼミに分かれます。インタラクティブなコンテンツを作りたい人に向けた、Iotゼミと、UXデザインを追求していくUI/UXゼミ。

自身の興味や伸ばしたいスキルに応じてゼミ選択が可能となっています。

さて、UI/UXゼミでは株式会社シナップより大川講師をお招きして初回から第3回まで行いました。こちらのゼミではUI/UXデザインとは何かという基礎的な概念からスタートし、さらにグループワークを通して実践的に学んでいくことができます。

第1回 UXを意識しサービスを企画しよう。~カスタマージャーニーマップ~

まず第1回目の授業では、UIやUXの言葉の定義についてから始まりました。そして、サービスを考えるにあたって、ターゲットをより深く設定(ペルソナ設定)し、彼らがどのような心情で、サービスを利用するかを描いた「カスタマージャーニーマップ」の作成を行いました。

クラスで学ぶ良さを生かし、2つのグループに分かれて「提供するサービス」を企画します。このようなチーム形式での学習もまた、アクティブラーニングとして実践的にスキルを習得することができることもポイントです。

第2回 新規サービスを立ち上げるコツを学ぼう!~リーンスタートアップ~

リーンスタートアップ/エリック・リース著

起業やサービスの新規事業の立ち上げにおいて、大切なことを学びました。「リーンスタートアップ」の理論を学び、無駄なくコンパクトな状態からスタートし、少しずつ改善を行っていく方法についてノウハウを学びました。


まず紹介されたのが、こちら「リーンスタートアップ/エリック・リース著」。

起業や新規事業の立ち上げにおいて、大切なことを学びます。このリーンスタートアップの考え方からは、とにかく無駄をなくすこと。

緻密に計画を立て、大きく動かしてしまうことにより、どんなに良い商品やサービスであったとしても、長続きせず、方向転換や修正ができないままつぶれてしまうこと。

実際に世の中に出されたサービスやご自身の経験も踏まえての講義は、とても明快で受講生も引き込まれていきます。

そして、このリーンスタートアップの思考モデルについて考えながら、3つの無駄として、

①考えること

②つくること

③最初のアイデアに固執すること

この点についての理由を学ぶとともに、無駄のないスタートアップの秘訣について考えを深めることができました。


「なぜ、考えることや作ることが無駄につながり、スタートアップにとって障害となるのか?」

その答えはぜひ授業を受けてみてくださいね。

さて前半の講義が終わると、次は実践へ。

前回使用した「カスタマージャーニーマップ」で描いたイベントを元に、「リーンキャンバス」の作成を行いました。

①ニーズを把握し、②カスタマーに対して、どんな③サービスが価値として受け入れられ、

④問題解決につながる機能を設定し、それを⑤広報としてどのように展開をしていくか考えていく。

このような流れにそって、なるべく短時間で思いつくままにキャンバス上に新しいサービスを考えていきます。

前回のグループワークとは違い、各自が考える時間はペンを走らせる音しか聞こえないほどに、みんな集中しており、短時間で自身のサービスについてまとめあげていました。

最後にはひとりひとりが自身の企画について発表しました。先週までグループ全員で考えたサービスが、少し視点を変えるだけで個々に個性のある独自のアイデアが加わり、互いに視野を広げることができました。

授業終了後も質問は途絶えず、非常に学びの多い授業となっていました。

第3回 デザインスプリントを実践しよう。~ペーパープロトタイピング~

今回の授業では企画を具体的にデザインに落とし込む手法を学びました。

まず初めに「デザインスプリント」について。こちらは、デザイン上の問題を解決するために、短い期間で高速にプロトタイピングを作成し検証を行う方法として、近年注目を浴びています。

前回の授業の課題として提出されたリーンキャンバスによる企画書を皆さんで見比べながら、投票をおこない、プロトタイプを作るための企画を検討、修正を行いました。

そして企画の概要がまとまったところで、各班のテーマに基づいて「ペーパープロトタイピング」を行いました。こちらはとにかく高速的にアイデアを形にとアウトプットを数多くこなすことを目的として、手書きでどんどん作成いたしました。

制作にあたって、ユーザーが解決したい課題を明確にしていき、前回学習したMVP(Minimum Viable Product)の考え方に基づいて、デザインを構築していきます。メインページを数パターンどんどん書き出す人もいれば、ページをたどって、サービスの提供までのページを順を追って作成する人など、作成後に全員で掲示し、デザインについて解説しながら共有を行いました。

第4回目以降の授業では、これらのデザインをSketchを使用して描きおこし、さらにA/Bテストを行うなど、引き続き実務に沿った形での実践的な授業を行っていきます。これからさらに活発な授業となることが期待されます。

株式会社シナップの大川先生、ご指導ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。

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