Webデザイナー専攻
(2021年11月卒業、フリーランスを経て2022年6月内定獲得)
M.S さん 38歳/主婦
愛媛県在住
新しい働き方として注目を集めている「地方から東京の企業へのフルリモート就職」。高松校をご卒業後に地方在住のままフルリモートのWebデザイナーとしての転職を叶えたM.Sさんに、転職活動の様子や現在の働き方をインタビューしました。
■前回記事はこちら → 37歳でキャリアチェンジ!子ども3人のママでもチャレンジできる環境があります!
※この記事内の自然あふれる風景写真は、どれもM.Sさんのお住まいから気軽に出かけられる場所。今回のインタビューに合わせてご提供いただいたものです。ぜひご自身の環境に置き換えてお読みください。
Q.転職活動でどんな準備をしましたか?
デジハリ卒業後はグラフィックデザイナーの事務所でフリーランスとして働いていましたが、Webの仕事に専念したいという気持ちから就職活動をすることにしました。
実は38歳にして初めての転職活動。そこでまず最初にスキルの棚卸を行いました。
Webデザイナーのスキル、年齢、子ども3人のママというバックグラウンド的にも、企業からみて採用しにくい人材であると理解していたので、自分のスキルの中で何がWebデザイナーとして活かせるのかを徹底的に洗い出し、履歴書・職務経歴書・ポートフォリオのブラッシュアップを重ねました。
また、高松校ではデジハリ卒業後も専属のキャリアコンサルタントのサポートを受けられるので、スキルの棚卸や書類作成の段階で何度か相談に乗ってもらいました。
転職活動を始めた当初は、大きなキャリアチェンジだったので出社して働きたいと思っていましたが、私が住んでいる地域にはWebデザイナーを募集する企業はなく、フルリモートで働ける全国の企業を探すことに。
Q.今の就職先を探した方法・採用プロセスは?
転職サイト4社、転職エージェント3社に登録しました。
「フルリモート」「Webデザイナー」「未経験」で検索すると応募できる企業はかなり少なかったので、条件に合うものにはすべて応募しました。「未経験でフルリモート」というのがとても難しい条件だと、転職エージェントから断られたことも…。書類選考通過した企業では全ての採用面接がリモートだったので、自宅から面接に臨みました。
オンラインの画面越しであっても良い印象を持ってもらうため、背景を真っ白に変えたり、画面に映る姿をチェックしたり、顔に光が当たるライトを購入したりと、念入りに準備を重ねました。
約20社応募し、面接に進めたのは3社。転職活動を開始してから約3ヵ月で内定をもらえました。
Q.転職後のWebデザイナーとしての仕事内容は?
2022年7月より、地方に住みながら東京の企業のインハウスWebデザイナーとして働いています。
【仕事内容】
・ホームページ、アプリの更新業務
・ホームページに使用する画像、バナー制作
・新規ページの構成、デザイン、コーディング、ライティング
デジハリで学んだことをフルに活かせています。インハウスでは、同じような更新業務しかしない、同じテイストのデザインしかできない、と思い込んでいました。しかし、入社した会社は多くのプロダクトを提供している会社で、プロダクトによりデザインのテイストも需要も異なるので、デザインも幅広く経験できています。
社内にWebデザイナーが2名しかいないので、「良いものを提案」できれば採用してもらえます。入社してまだ2ヵ月ほどですが、色々提案させてもらい、自分の提案したものがWeb上に反映されていくことがとても嬉しいです。
Q.フルリモートは働きやすいですか?
入社してから、上司の指導、会社内外の打合せを含めて、全てzoomです。Webデザイナーとしてのキャリアは初めてなので不安がありましたが、フルリモートだから困ったということは一度もありません。むしろ快適で、一度フルリモートを経験してしまったらもう出社には戻れません!(笑)
フルリモートの利点は、通勤がないので時間を無駄にしない、子どもが家にいても働ける、そして人に話しかけられて集中が途切れることがないところです。こういった点でもWeb業界に入って良かったと痛感しています。
今は、Webデザイナーの本業と並行してInstagram運用の副業もしています。「副業は家族の時間を使わない」というルールを決め、家族が寝ている時間を副業にあてています。
Q.最後に読者へのメッセージをお願いします!
私は長い間「手に職をつけたい」という気持ちがありながらも、結婚・出産・育児を理由に動けずにいました。37歳の時に前の職をきっぱり辞め、そこから「Webデザイナーに絶対になる」と意を決し、やっとその願いを叶えることができました。正直に言うと、もっと早く動いていれば…と思っています(苦笑)。
今は何歳でもチャレンジするには遅くない…!と胸を張って言えます。慣れた仕事を手放すことは、大きな決断でしたが、諦めずチャレンジして良かったと思える日がやっときました。
今後の目標は、Webマーケティングを学び、仕事に活かすことです。
Webデザイナーとして仕事をしていくにつれて、一つの技術を追求するより、デザイン・コーディング・分析・ディレクション等…マルチで活躍できる人材を目指す方が自分には合っていると感じるようになりました。少しずつ力をつけて、選ばれる人材になりたいと思っています。
編集後記:
香川県寄りの愛媛県に在住のM.Sさん。卒業制作中は、片道2時間以上かけて、子どもさんを3人連れて高松校までトレーナー指導を受けに来てくれました。ママがマンツーマン指導中を受けている間、スタッフは全力で子どもさんと遊びました(宿題をみたり、塗り絵をしたり、積み木で遊んだり、YouTube見たり)。ご卒業されてからも積極的に校舎と連絡をとってくださり、転職サポートを受けながら夢に近づく努力を粘り強く続けて来られました。今後はご家族の転勤があっても、ご自身のキャリアを続けながら家族みんなで暮らせますね!ご就職、本当におめでとうございます。
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