デジタルハリウッドSTUDIO静岡での学びを支えてくれるトレーナー陣は、みんな個性豊かで頼れる存在ばかりです。
質問にすぐに答えてくれるだけでなく、迷ったときには一緒に考えてくれるので、学習中に困ったことがあっても心強い味方です。専門知識や経験はもちろん、学びを楽しむための工夫やアイデアもたっぷり持っています。
今回は、そんなトレーナーの一人、動画クリエイターとして活躍中の「山本 夕介」さんをご紹介。
普段のお仕事や、どうやって動画クリエイターになったのか…などなど、山本さんの魅力をお届けします!
趣味が仕事に!動画制作で見つけた新しい道

元々アパレル業界で17年勤めていた山本さん。
特にやりたいこともなく退職し、失業保険の期間中に「さて、何をしようかな」と考えていたとき、趣味で続けていたカメラが思いがけず仕事につながります。
スチール写真が得意だと知っていた友人から、「ホームページ用の写真と映像、お願いできる?」と依頼が。
ネットで調べながら何とか形にして納品すると、「これ、商売にできるよ!」と言われたのがきっかけです。
「のせられた(笑)」という軽いノリで始まった経験が、山本さんの新しいキャリアの第一歩になりました。
当時は、ちょうどコロナの時期でもあり、YouTubeやオンライン教室で本格的に学び始めます。
それまでの人脈から少しずつ依頼が増え、中でもテレビCMを気に入ってくれた方からの依頼が増えたことで、現在の動画クリエイターとしての活動につながっています。
偶然の出会いやタイミングを味方にしながら、一歩を踏み出したことが、山本さんのクリエイターとしての原点でした。
TVからドローンまで!山本夕介さんの多彩な映像制作
さて、そんな山本さんは、普段どんなお仕事をしているのでしょうか?
メインは、TVプロダクションからの依頼を受けた映像制作です。番組やCMなど、さまざまな映像コンテンツに関わっています。
それだけでなく、商品撮影や企業プロモーション用のMV、ホームページ制作会社からの依頼でサイト内に使う写真や動画の制作も手掛けています。展示会用の映像や、ドローンを使った空撮、さらにはドローンの点検作業など、幅広いジャンルで活躍中です。
一見バラバラに見える仕事も、すべて「映像で何かを伝える」という共通点でつながっています。
TVや商品撮影、ドローンまで…映像の世界って幅広いんですね!
クライアントに合った映像を作る、山本さんのこだわり

映像制作をする上で、山本さんが一番大切にしているのは「クライアントさんに合う映像を作ること」です。
自分の感性や「かっこいいと思う映像」を優先するのではなく、あくまでクライアントの要望や目的に沿った映像を作ることを意識しています。
そのため、どんな細かい要望にも耳を傾け、イメージに近づけるために何度も調整を重ねることも。
映像制作は、作り手の自己満足で終わってしまっては意味がありません。
山本さんにとって大切なのは、依頼者の想いを映像として形にすること。それが、見る人に届く映像を作るための基本なのです。
映像制作の楽しさと過酷さ。リアルな現場話

映像制作には楽しいことも多いですが、大変なことももちろんあります。
山本さんが特に大変だと感じるのは、天候の影響。特に夏の野外撮影は過酷です。
太陽の下で長時間撮影すると、人間も機材も大変。
熱さで体力を奪われるのはもちろん、機材も高温に弱いため、細心の注意が必要です。
思ったように進まないことも多く、準備や調整に時間がかかることもあります。
そんな中、山本さんにこれまでで一番楽しかった依頼と大変だった依頼を聞いてみました。
まず、楽しかった依頼は…なんと芸能人やアイドルなど、著名な方と一緒に仕事ができたことだそうです(笑)。普段はなかなか会えない方と映像を通して関わることができるのは、クリエイターとして大きな刺激になります。
一方で、大変だった依頼も忘れられません。某雑誌の撮影で、新緑の時期に静岡県全域の60店舗を回るという内容でした。撮影期間は1か月。ほかの仕事もある中、5日連続で伊豆まで撮影に行くこともあったそうです。機材を運びながら毎日約200kmの移動、1店舗あたり約1時間の撮影…まさに過酷でした。
それでも、このような大変な経験があったからこそ、映像制作のスキルや体力、段取り力が鍛えられ、今の山本さんの仕事の幅につながっているそうです。
大変な現場も、達成感ややりがいにつながっているのが、映像クリエイターならではの面白さなんですね。
映像を学びたい人へのアドバイス。リアルな学び方

これから映像を学びたいと思っている人に、山本夕介さんからアドバイスをもらいました。
山本さん自身もオンラインで学んでいたそうで、暇なときにはチュートリアル動画を見たり、他のクリエイターさんが作った作品を見たりして、無理なくインプットしていたそうです。ポイントは、「苦にならないこと」で学び続けること。
そして、とにかく「撮る!作る!」ことが大切。映像制作は、お金をかけずにどんどん挑戦できるので、失敗を恐れずどんどん作品を作ってみることがスキルアップにつながります。
さらに、仕事として映像制作を続けたい場合は、スキルだけでなく「人脈」が非常に重要。いろんな人に会って関わりを持つことで、仕事のチャンスも広がります。また、営業力も大切なので、自分の作品を見てもらう努力を怠らないことが成功のカギだそうです。
映像制作を学ぶ上で、楽しみながら挑戦し、人とつながること ――これが山本さん流の秘訣です。
そして、デジタルハリウッドSTUDIO静岡では、こんな頼れるトレーナーさんに直接教えてもらえます。
ただ動画を見て学ぶだけじゃなくて、現場で役立つコツやリアルな経験もいっぱい教えてくれるので、安心して挑戦できます。
興味がある方は、ぜひ説明会に遊びに来てみてくださいね!
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