◆2026年、デザインはAIとどう進化する?─デジタルハリウッドSTUDIO静岡が考える「これからのデザイン」
明けましておめでとうございます。
2026年もデジタルハリウッドSTUDIO静岡を、どうぞよろしくお願いいたします。
昨年2025年を振り返ると、デザイン業界の主役は間違いなく生成AIだったと言えるでしょう。
もはやデザイン業界に限らず、ビジネス、教育、エンタメなど、あらゆる分野で生成AIが急速に普及し、私たちの仕事や生活のあり方そのものを大きく変えました。
年初にあたり、2026年の「AIを文脈としたデザインの世界」はどうなっていくのか。
今回は、デザイン教育の現場にいる立場から、いくつかの視点で考えてみたいと思います。
◆フィジカルAIの普及
これまでの生成AIは、文章・画像・動画といったデジタルコンテンツの生成が主な活躍の場でした。
しかし今後は、ロボットや家電、各種デバイスなど、実体を持つ「フィジカルな存在」そのものにAIが組み込まれ、現実空間で振る舞うフェーズへと進んでいくと考えられています。
デザイン分野においても、
単に「形をつくる」「見た目を整える」だけでなく、
- 人の動きや距離に応じて反応を変えるプロダクト
- 空間や利用シーンに合わせて振る舞いを変化させるインターフェース
- 人と対話しながら体験そのものをつくり出すAIデバイス
といった、行動や体験を含めて設計するデザインが求められるようになるでしょう。
デザインは、もはや画面の中だけで完結するものではありません。
フィジカルAIの普及によって、現実世界とデジタルが融合する「体験そのもの」を扱う領域へと拡張していく。そんな転換点が、これから訪れようとしています。
◆生成AIのさらなる高性能化
ChatGPT や Gemini に代表される生成AIは、2026年も引き続き進化を続け、より深い洞察をもとに、複雑な課題を整理・解決できる存在になっていくと予想されます。
そもそもデザインとは、「見た目を整えること」ではなく、目標を達成し、課題を解決するための手段です。
どれだけビジュアルの完成度が高くても、目標や課題設定があいまいなままでは、どこか“ふわっとした”プロダクトになってしまいます。
生成AIは、この
- 目的の整理
- 課題の言語化
- アイデアの壁打ち
といったデザイン以前の思考プロセスにおいて、これまで以上に強力なサポート役になっていくでしょう。
◆デザイン×AI人材の不足
「AIがここまで進化すると、デザイナーの仕事はなくなるのでは?」
そう感じている方も多いかもしれません。
確かに、ちょっとしたデザインであれば、個人でもAIを使って簡単に作れる時代になりました。
しかし、そのデザインが
- 本当に目的に合っているのか
- 課題解決につながっているのか
- ユーザーに正しく伝わるのか
を判断できるのは、 デザインを学び、実践してきた人材 です。
いくらAIが普及しても、「誰でもプロのデザイナーになれる」という話にはなりません。
むしろこれからは、デザインの本質を理解し、AIを使いこなせる人材が圧倒的に不足していくと、私たちは感じています。
◆まとめ|2026年に求められるデザイナーとは
2026年のデザイン業界では、
「AIを使うか・使わないか」
ではなく、
「AIをどう使い、どう判断し、どう活かすか」
が、これまで以上に重要になっていくでしょう。
生成AIは、デザイン制作や企画立案だけでなく、フィジカルAIとして、ロボットや実体のあるプロダクトへと広がりつつあります。
これからのデザインは、画面の中だけで完結するものではなく、現実世界と直結した体験や価値を設計する仕事へと進化していきます。
その中で求められるのは、
✓ 目的や課題を正しく設定できる力
✓ AIのアウトプットを鵜呑みにせず、良し悪しを判断できる力
✓ デザインの本質を理解した上で、AIを“道具”として使える力
です。
いくらAIが進化しても、「誰でもデザイナーになれる」時代が来るわけではありません。むしろ、デザインとAIの両方を理解した人材は、今後さらに不足していくと考えられます。
デジタルハリウッドSTUDIO静岡では、ツールの操作だけでなく、思考力・判断力・実務で活きるデザイン力を重視した学びを提供しています。
AIと共に進化する2026年。デザインの未来を、自分の力で切り拓きたい方は、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
今年もデジタルハリウッドSTUDIO静岡を、どうぞよろしくお願いいたします。
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