最近、あらゆるメディアで「この動画、実はAIで作りました!」という取り上げられ方をするものが増えてきました。そのなかには、かなりクオリティの高いものも多いですよね。
今回はオウンドメディアの発信やコンテンツ制作にAIを活用されている今里 順平氏をお招きして開催されたワークショップ
「動画×生成AIが導くクリエイティブの未来とは YouTube編」 の内容についてご紹介します!
動画制作を学んでみたいけどハードルが高く感じる、 制作に時間がかかってしまい悩んでいる方におすすめ のレポートです。生成AIの使い方を学んで動画制作に挑戦してみましょう!
講師紹介
今里順平|映像作家
青山学院大学在学中、フリーランス映像クリエイター/フォトグラファーとして活動開始。2018年に自身もSNS動画クリエイター(とぶまさと)として活躍開始し、累計フォロワー数約14万人、累計SNS動画再生回数約8,400万回達成。2021年と2022年にそれぞれ、デヴィ夫人のSNS運用を始めとする、SNSマーケティング事業を展開する株式会社Cinematorico、及びにじさんじ等のMV制作を手がける映像制作会社、株式会社カレイドグラフィックスを創業。現在AIを活用し、制作の効率化と表現手法の拡大に挑戦しており、AI×コンテンツの文脈で登壇や講師活動も行う。
動画生成AIで広がっていく クリエイティブの幅
ー 新たに発表された動画生成AI「Sora」
ワークショップは最近SNSで話題になっている動画生成AIで作られた映像の話題から始まりました。こちらはオープンAI社が公開した動画生成ツール「Sora」を使って作られた映像です。
雨上がりの新宿や渋谷をイメージさせる街を女性が歩いています。とてもクオリティが高くて、ついに生成AIもここまでできるのかと驚いてしまいます。
「Sora」はまだ発表されたばかりでブラッシュアップの余地が残されているため、現在は限られたビジュアルアーティスト、デザイナー、映画製作者にしか公開されていません。いずれは一般公開もされるかも知れないそうなので、早く使ってみたいですね。
また、一部だけ生成AIを使った動画も紹介されました。さまざまな使い方ができる生成AI。うまく使えればクリエイティブの幅が大きく広がりそうです。
YouTubeの動画編集において、生成 AIはどう役に立つ?
予算も限られていることの多い動画編集作業。生成AIはどのような形で役に立つのかを学んでいきます。
例に挙げられた動画をみてみるとインサート映像が使われています。動画素材も用意しようと思うとなかなか大変だったりしますよね。そういった時に生成AIが大活躍してくれそうです。
多種多様なツールがあるので、自分にあったものを試行錯誤しながら探していくのも、楽しみの一つですね。
また、素材を用意するために、Photoshopで生成拡張を使うのも、おすすめだそうです。
背景BGMを「音楽生成AI」で制作する
続いては、背景BGMを製作することができるツールの紹介です。どのツールも、文字で指示を入力することで、クオリティの高いBGMを製作することができます。一からBGMを作るとなるととてもハードルが高いですが、こんなに便利なツールがあるなら、ぜひ使いたいですよね。
ー 色味などを、 画像生成AIで調整する
続いては、動画内で場面によって色味調整をしてくれるツールの紹介です。動画内で顔認識をして、顔の色味をあげてくれたり、動画を分析して内容に合ったテロップを入れてくれたりと、便利すぎて業界チェンジャーになるのではと言われているそうです!
SNS発信に生成AIはどう活用できる?
今まで複数人いないとできなかったクリエーションが、一人でできるようになった昨今。せっかくの制作物は、SNSでどんどん発信していきたいですよね。発信することで、仕事の依頼や新たな繋がりができることを考えると、SNSはぜひ活用していきたいです。
さいごに
いかがでしたか?今回のワークショップでは、動画制作にどのように生成AIを役立てることができるかを学びました。予算や時間が限られているシチュエーションで、生成AIをうまく使うことができれば、クリエイティブの幅も広がり、SNSを通してどんどん世界が広がっていきそうです。
デジタルハリウッドSTUDIO新宿では、 今後もクリエイターに向けたさまざまなイベントを開催予定 です。どうぞお見逃しなく!