未経験から映像制作を学び、現在はモーションデザイナーとしてブランディング映像やモーショングラフィックスを手がける斎藤先生。デジタルハリウッドの卒業生であり、現在はトレーナーとして後進の育成にも携わっています。
さらに、優れた映像作品とその作り手を紹介するプラットフォーム「映像作家100人」に、SHOHEI SAITOとして選出され、さらなる活躍をされています。
AIによって映像制作のあり方が大きく変わりつつある今、クリエイターにはどのような力が求められるのでしょうか。
不動産営業から映像クリエイターへキャリアチェンジした背景、デジタルハリウッドでの学び、AIツールの活用、そしてこれから映像を学ぶ方へのメッセージを伺いました。
PROFILE
SHOHEI SAITO
Motion Designer
ネット動画クリエイター専攻 2018年卒業(STUDIO渋谷)
入学時年齢:29歳
未経験からスタートし、現在はインハウスのモーションデザイナーとして映像制作を行う。映像作家100人 2026に選出・掲載。
- Award:2026年
- Category:Motion Designer
- Technology:after-effects / cinema4d
不動産営業から映像の世界へ。きっかけは渋谷のデジタルサイネージ
――映像クリエイターを目指したきっかけを教えてください。
前職は不動産の営業職でした。当時は仕事があまり楽しくなくて、「また月曜日が来た……」と、どんよりした気持ちで過ごす日々だったんです。
そんな時、渋谷の街にデジタルサイネージが広がり始めて、街中で流れている映像を見たときに「めちゃくちゃかっこいい。自分もこういうものを作ってみたい」と思ったことが、映像に興味を持ったきっかけの一つでした。
また、特定の場所に縛られず、自分のスキルで仕事ができるようになりたいという思いもありました。そんな中で、映像制作という仕事が自分の中にすごくハマったんです。
独学ではなく、デジタルハリウッドを選んだ理由
――独学ではなく、デジタルハリウッドで学ぼうと思った理由は何でしたか。
当時もYouTubeなどで映像制作の方法を調べることはできました。ただ、未経験の自分には「何から始めればいいのか」が分からなかったんです。
デジタルハリウッドなら、映像制作を基礎から体系的に学べる安心感がありました。その安心感があったからこそ、余計な迷いを減らして、100%制作に集中できたのだと思います。
在学中は、とにかく映像制作にハマっていました。1日8時間くらい、まるでゲームをするような感覚で制作していた時期もあります。
その結果、未経験からの転職活動でも、「半年から1年でここまで作れるのか」と技術面を評価していただくことができました。
映像作家100人に選出。モーションデザイナーとして広がる表現
斎藤先生は、優れた映像作品とその作り手を発掘・アーカイブするプラットフォーム「映像作家100人」に、SHOHEI SAITOとして掲載されています。
「映像作家100人」は、映像クリエイターの作品を紹介する公式プラットフォームとして、モーショングラフィックス、ブランドムービー、広告、アニメーション、AI、3DCGなど幅広い映像表現を扱っています。
公式プロフィールで紹介されているカテゴリーは、Motion Designer。掲載作品には、ブランドムービーやイベントのオープニングムービーなど、デザイン・AI・エンジニアリングといった領域を横断するクリエイティブも含まれています。
未経験から映像制作を学び、実務経験を重ね、さらに外部のクリエイタープラットフォームに選出されるまでになった斎藤先生の歩みは、これから映像クリエイターを目指す方にとっても、一つのロールモデルといえるでしょう。
映像作家100人 SHOHEI SAITOプロフィールを見る
映像クリエイターとして働く中で感じた、ディレクション力の重要性
――現在はどのようなお仕事をされていますか。
卒業後は、複数の事業会社で経験を積み、現在は広告映像、サービス紹介映像、ブランディング映像などを制作しています。実写からモーショングラフィックスまで、幅広く担当しています。
キャリアを重ねる中で感じているのは、映像クリエイターに必要なのは「作れること」だけではないということです。
最近は、制作の入り口である要件定義を特に大切にしています。
なぜ映像を作るのか。
誰に何を伝えたいのか。
どんな課題を解決したいのか。
その目的を整理したうえで、「なぜこの動きなのか」「なぜこの演出なのか」を説明できることが、映像制作の現場ではとても重要だと感じています。
AIはアイデアを広げる壁打ち相手。AI時代に必要なのは審美眼と判断力
――AIツールも積極的に活用されているそうですね。
はい。AIは効率化のための強力なツールとして使っています。
アイデアの壁打ち、絵コンテ作成、素材の生成、作業を効率化するスクリプトの作成など、活用の幅はかなり広いです。
これからの映像クリエイターは、After EffectsやPremiere Proなどのソフトを使えるだけでなく、AIをどう使いこなすかも問われると思います。
ただ、AIによって誰でも映像を作れる時代になるからこそ、最終的なクオリティを判断する「審美眼」や、全体の構成を考える「ディレクション力」は、より重要になっていくはずです。
AIに任せる部分と、人間が判断する部分。その両方を理解することが、これからの映像制作には欠かせないと思います。
好きなことを仕事にする喜び
――「映像作家100人」への選出について、どのように感じていますか。
映像を始めた頃から憧れていた場所だったので、素直に嬉しかったです。
これまでは社内の制作物が多く、外に出せる実績が少なかったのですが、今回はチャンスだと思って応募しました。
不動産営業をしていた頃には、まさか自分が映像クリエイターとして評価されるとは想像していませんでした。
今は、作ることが本当に楽しいです。好きなことを仕事にして、それでお金をいただけることは、とても幸せなことだと感じています。
未経験から映像クリエイターを目指す人へ
――最後に、これから映像を学ぶ方へメッセージをお願いします。
私自身、もっとやっておけばよかったと思うことがいくつかあります。
ひとつは、映像の「トーン」を理解することです。かっこいい動き、可愛い動き、気持ちいいテンポなど、表現の引き出しを増やすことはとても大切です。
もうひとつは、ジャンルを問わずたくさんの映像を見ることです。ただ見るだけではなく、「なぜこの構成なのか」「なぜこの演出なのか」を考えながらインプットすることが、制作力につながっていくと思います。
デジタルハリウッドには、本気でハマればそれに応えてくれる環境やトレーナーが揃っています。
AIという新しい波もありますが、ソフトのスキルとAIの活用、その両方を学びながら、楽しんで挑戦してほしいです。
今後は、「この表現なら斎藤にお願いしたい」と思ってもらえるような、オリジナリティのあるクリエイターを目指していきたいと思っています。
まとめ|AI時代の映像クリエイターに必要なのは、作る力だけではない
斎藤先生のキャリアは、未経験から映像制作を学び、実務経験を重ね、さらに「映像作家100人」への選出につながった一つのロールモデルです。
AIによって制作の選択肢が広がる今、映像クリエイターには、ツールを扱うスキルだけでなく、目的を整理する力、表現を判断する審美眼、そして映像全体を設計するディレクション力が求められています。
未経験から映像クリエイターを目指したい方、AI時代の映像制作を学びたい方は、まずは自分の興味を形にする一歩から始めてみてください。
斎藤先生の掲載作品は、映像作家100人の公式プロフィールでもご覧いただけます。
映像制作を、仕事につながる学びに。
デジタルハリウッドでは、映像制作の基礎から、実写編集、モーショングラフィックス、ポートフォリオ制作まで体系的に学ぶことができます。
無料説明会では、コース内容や学習スケジュール、卒業後のキャリア、AI時代に求められる映像スキルについて個別にご相談いただけます。
無料説明会に申し込むよくある質問
未経験から映像クリエイターを目指せますか?
未経験からでも映像クリエイターを目指すことは可能です。斎藤先生も不動産営業から映像制作を学び、現在はモーションデザイナーとしてブランディング映像やモーショングラフィックスを手がけています。
映像制作を学ぶうえで大切なことは何ですか?
ソフトの操作スキルに加えて、たくさんの映像を見て表現の引き出しを増やすことが大切です。動きのトーン、構成、演出の意図を考えながらインプットすることで、制作力が高まります。
AI時代の映像クリエイターに必要な力は何ですか?
AIツールを使いこなす力に加えて、最終的なクオリティを判断する審美眼、目的に合わせて映像を設計するディレクション力が重要です。AIに任せる部分と、人間が判断する部分を見極める力が求められます。
デジタルハリウッドではどのように映像制作を学べますか?
デジタルハリウッドでは、映像制作の基礎から、実写編集、モーショングラフィックス、ポートフォリオ制作まで体系的に学ぶことができます。トレーナーに相談しながら制作を進められるため、未経験の方でも段階的にスキルを身につけることができます。