デジタルハリウッドSTUDIO新宿 ブログ

クリエイターズオーディション
ポスターコンペ採用作品発表!

2024-08-09

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO新宿です。


『共鳴』をテーマに2024年9月20日(金)実施するクリエイターズオーディション vol.69。デジタルハリウッドの優秀作品発表会、そして企業とのマッチングができる伝統的なイベントです。そんなクリエイターズオーディションのポスターコンペを全国のデジタルハリウッド各校の受講生・卒業生を対象に実施しました。


選考方法は受講生・卒業生・トレーナー・スタッフ、そしてグラフィック担当講師からの投票です。全国から集まったポスターの中からグランプリ(採用作品)、そして入選作品を発表します!


審査員講師紹介

栗谷 幸助(くりや こうすけ)講師
デジタルハリウッド大学 教授 / デジタルハリウッド専任講師
NPO法人 iTeachers Academy 理事 / 大手前大学 通信教育部 非常勤講師

福岡県久留米市生まれ。中央大学卒業後 流通業に就くが、その際に「人と人とを繋ぐ」という『道具』としての Web の魅力に触れ Web業界へ転進。Webデザインユニットを結成し、Webの企画・デザイン・サイト運営等を手掛けながら、各地で Web関連の講師を担当。その後、デジタルハリウッドに所属し、現在に至る。
また、近年は 教育の場での ICT活用の実践・情報共有を行なう教育者チーム『 iTeachers 』のメンバーとしての活動も精力的に行なっている。
著書に『デジハリ・デザインスクール』シリーズ各種(共著、技術評論社)、『初心者からちゃんとしたプロになる Webデザイン基礎入門 』(共著、エムディエヌコーポレーション)などがある。



小山 明(おやまあきら)講師
クリエイティブディレクター

(株)日本デザインセンターを経てタシリンゴ合同会社設立。
2023年よりリンゴト(株)にて、ナショナルクライアントのブランディング及び広告制作を担当。



むらかみ よしみ 講師
デザイナー

アパレル販売員としての勤務を経て、デジタルハリウッド専門スクールを修了後、Webデザイナーに転身。(株)チームラボで経験を積み、現在はフリーランスとして活動。

■グランプリ(採用作品)

受賞者:木村奈保子さん
所属校:STUDIO横浜

【栗谷講師コメント】クリエイターズオーディションの趣旨である「精鋭のクリエイターと企業採用担当者とのマッチングの場」であることを 大変 分かりやすく伝えていると思います。また そこに集まるクリエイターの個性をイラストやフォント・あしらいなどでバラエティ豊かに表現していると思います。各カテゴリーの卒業生の写真を参考にしたイラストは 現実味のあるものに仕上がっていると感じました。すべてにおいて 質が高い作品だと思いました!

【小山講師コメント】コーポレートカラーを大胆に使用しながらテキスト類を黒でまとめることで、画面全体に強いコントラストが生まれ、良いアイキャッチになっています。イラストのタッチも優しげで印象が良く、ターゲットとなる企業の方々に刺さる表現になっていると思います。

【むらかみ講師コメント】ポップなグラフィックでわくわく感が伝わり、キャラクターが数名いることでいろんな人と出会える場であることも伺えます。イベントの趣旨と概要が一目でわかるビジュアルと、情報の強弱がしっかりとついたタイポグラフィでとても魅力的です。

■入選作品

01

受賞者:北浦由希さん
所属校:大阪本校

【栗谷講師コメント】「才能が、共鳴する瞬間。」というコピーを体現した表現になっていると思います。背景のイラストは各カテゴリーを分かりやすく示しており、またグラデーションの配色と合わせて 互いに影響を与え合う様子が感じられます。文字の可読性も保たれていると思います。惜しむらくはイベントの趣旨に対してやや幼い印象のあるキャラクターでしょうか。そこのバランスが取れるとより良いと思いました。明るさナンバーワン!

【小山講師コメント】全体に明るく初々しい印象でありながら、イラストやタイポグラフィに緻密で細心の注意を払っている美しい作品だと思います。紙媒体のみならず、HPなどでかすかに動きをつけたものも見てみたいと思わせる広がりのある表現です。

【むらかみ講師コメント】明るい未来を想像させるカラーリングが綺麗です。2Dと3Dで表現内容を変えたグラフィックにより、情報に奥行きのあるビジュアルになっています。タイポグラフィは読みやすいですが、ビジュアルに合わせた遊びが入るとより魅力的になりそうです。

02

受賞者:田中 美宇さん
所属校:STUDIO札幌

【栗谷講師コメント】デジタルクリエイティブの生まれる源泉であるコンピューターを軸として、さらに「エンターキー」を押すことですべてが始まる瞬間を表現なさっていることは、とても個性的な表現だと思いました。また、「0」と「1」が散りばめられた空間も、作品が広がっていく様子を感じ取れました。一方でイベントの趣旨であるクリエイターや企業採用担当者が集い(出会い)、互いに高め合うような「手触り感」とでも言いましょうか、そういったものはやや感じられない(無機質である)ようにも思いました。デジタルクリエイティブをもっとも表現できていると思います。

【小山講師コメント】A1サイズのポスターを横に使った、大胆な発想に驚きました。左から右へと広がるグラフィックと相まって、表現にまとまりを感じます。イエローがメインになっていますが、デジハリオレンジでも印象深いものになるかも知れません。

【むらかみ講師コメント】エンターキーから世界に拡がっていく、というビジュアルがおもしろいです。じっくり見るといろいろなギミックが施されておりおもしろいですが、情報過多にもなり得るので、フォントのサイズや種類、装飾の手数を控え、文字情報をシンプルにするとよりメッセージが伝わりやすくなると思います。

03

受賞者:富塚悠理さん
所属校:STUDIO札幌

【栗谷講師コメント】頭のシルエットに共鳴波動を配し、また全面が波打つようにそれらが広がって行く様は、個性が振動するという制作テーマをとても表現できていると思いました。また 配色やあしらいなど、一番未来感のある表現ができていると思いました。ただ強い個性の振動を感じながらもイベントに集う人たちが互いに「共鳴」するイメージはやや弱いように感じました。でも、強烈な個性で押し切る感じ、、、好きです!

【小山講師コメント】視覚表現が巧みで、繊細なエレメントが複雑に絡み合いながらも全体のイメージをしっかりとコントロールしている好作品だと思います。全体のダークブルーの中に置かれた赤や黄色の補色が効果的で、クリエイティブなオーディションであるということがしっかり感じられます。

【むらかみ講師コメント】エンターテイメント感があり、ショータイムが始まるようなウキウキとした気分になります。ネオンカラーがデジタルというもののおもしろさを表しているように感じました。文字に読みにくさがあるので、可読性があがるとよりポスターとしての完成度が上がりそうです。

04

受賞者:竹田琴乃さん
所属校:STUDIO渋谷

【栗谷講師コメント】マイクという発信をするための道具をモチーフにすることで、そこにいるクリエイターの強い想いが感じられる表現になっていると思いました。またそこに紐づけられたイベントタイトルのフォントもとても雰囲気があり、クリエイターの個性をより強く表していると思いました。一方であしらいの表現的にはマイクから広がるというよりもマイクに絡まるような印象を受け、クリエイターの強い個性や想いが外に広がり互いに「共鳴」する印象はやや弱いようにも感じました。落ち着いた印象の世界観で、ポストカードなどで部屋に飾っておきたい!(おしゃれ)と思っちゃいました。

【小山講師コメント】シンプルに2色で構成した表現は、19世紀〜20世紀前半のグラフィックを連想させ、特異な表現としてシンプルながら目立つものになっていると思います。シルクスクリーンや、テクスチャの荒いザラザラの紙にかすれたオフセット印刷、というのも相性が良さそうです。

【むらかみ講師コメント】情報が真っ直ぐに伝わる潔いデザインになっています。オレンジ×黒は強い印象になりがちですが、白をしっかり入れることでバランスがよいです。ビジュアルがシンプルなので、文字情報をもう少し追加して下部の密度を上げてもよいかもしれません。




ご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。どの作品もイベントの趣旨をくみ取ったうえで、個々人のカラーが出ていたのが印象的でした。


多くの応募をいただきましたが、その中でも受講生応募の比率が高かったのは、とてもうれしいことでした。「まずはアウトプットしてみる」ということにチャレンジしてくれた方が多く、新たな気づきも多かったのではないでしょうか。


本番は9月20日(金)。また当日の様子をレポートさせていただきますね!





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