こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO新宿です。
2024年7月3日に行われた「副業・フリーランスを目指す方必見!伝わるプレゼンテーションのポイント講座」のレポートをしていきます。
講師紹介
中村 優翼 (ナカムラ ユウスケ)|株式会社ILC 取締役
平成に生まれ、動画制作と全く関係のない大学を卒業後、
全くの未経験から映像エディターになり、
様々な波乱に巻き込まれながらも、キャリアアップしてなんとか生き延び、
2017年に株式会社ILCを共同創業。
動画制作とクリエイター教育の2事業の統括を行う。
唯一無二の「動画クリエイター 兼 動画業界専門キャリアアドバイザー」として、
デジタルハリウッド「ネット動画業界就職講座」講師、
デジタルハリウッドSTUDIOネット動画専攻 副業・フリーランスプランの最終プレゼン講評を担当。
辛口がクセになるとか、ならないとか。
最近では、動画専門校と連携し、就職支援の講義やセミナー・個別相談を通して、
自己PRやプレゼン手法、ポートフォリオの魅せ方などの
「動画業界で生き残っていくための伝わるビジネススキル」を指導。
2年間で多くの業界就職者、フリーランスを排出し、
卒業前進路決定率を前年対比、500%アップに寄与するなど、
業界全体の発展と後進の育成のために日々、活動中。
実績とスキルだけでは食べていけない!?
そもそもなぜプレゼンテーションが重要なのか、というお話からスタート。
仕事をお願いするときに、人は何を考えるでしょうか。
中村さん:信頼して任せられるかどうかというところが大切になります。人として、とプロとしての2つの観点が揃って初めて信頼して任せられる。
プロとして、という観点だけであれば実績とスキルで判断ができますが、人として、という観点を考えると人柄や話し方からも判断されるそう。
人としての「責任感」と、プロとしての「安心感」を伝えるためにプレゼンテーションが必要というお話でした。
プレゼンテーション=責任感と安心感を証明し、信頼を獲得するためのツール
必見!NG集
プレゼンテーション作りでやってはいけない6つのことをご教授いただきました。
① 差別化 「認知」されていないと伝わらない!
② ニッチ 自分たちと合わないのではないかと警戒されるきっかけに、、、
③ 共感手法 不特定多数へ発信する場合ならあり!
④ 自分語り 話すならパーソナルな場で
⑤ 以心伝心 知らない人に知ってもらう努力が必要
⑥ ネクストアクション 面倒に思われがち!
これらを避けて、 ひとりよがりにならない プレゼンテーション作りを心がけましょう!
伝わるプレゼンの作り方
伝わるプレゼンテーションに必要なのは、 「相手の知りたいことを資料と会話を通してわかりやすく伝えること」 。
中村さん:相手はあなた自身には興味がない。あなたが仕事できるかどうかに興味がある。
相手の知りたいことを理解して、わかりやすく伝える工夫をしていきましょう!
① 目的の設定
企業分析をし、自分の強みが活きる相手を探す。
② 武器の理解
プロとして自分が提供できるFact(事実)を理解する。
③ 話の構成
「SDS法」と呼ばれる、要点→詳細→要点という構成にする。
④ 資料作成
わかりやすいビジュアルと短い文章でシンプルに。
⑤ 話し方
整った身だしなみで、論理的にかつ楽しんで話す。
参加者の声
・自己分析、企業研究が大事だなと改めて思いました。
・差別化とニッチはだめ!とてもわかりやすくよかった。
・覚悟を持って行動をおこさないといけないと思った。またポートフォリオを作り直そうと思いました。
・SDS法の構成効果的なプレゼン方法だけでなく、プレゼンでやってはいけないことや控えるべきことを知ることができて良かった。
さいごに
本イベントではプレゼンテーションの重要性と、伝わるプレゼンテーションの作り方について学びました。
実績やスキルももちろん大切ですが、その伝え方や人として信頼してもらえるかどうかも大切だとわかりましたね。
最後に中村さんが引用していた小説の一節が印象的でしたので紹介します。
「あのね、どれだけ仕事をしたかなんてこと、世間じゃたいして問題にはされないのさ。
問題はむしろ、どれだけの仕事をしたと、世間に信じさせられるかどうかなんだから。」
(コナン・ドイル『緋色の研究』より)
相手からの信頼を得て、仕事を任せてもらうために、プレゼンテーションを上手く活用していきましょう!