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The Sandboxで始めるクリエイターエコノミーの第一歩

2022-08-16

2022年7月9日に、デジタルハリウッドSTUDIOと世界のブロックチェーンをリードするゲームメイキングプラットフォーム『The Sandbox』の協業で実施する新規講座の開講を記念し、セミナーが開催されました!まずはThe Sandboxについて、 COO兼ファウンダーのセバスチャン・ボルジェ氏の話を伺いましょう!

The Sandboxとは?

『The Sandbox』はメタバースでプレイするNFTゲームで、ユーザーがプラットフォーム開発に参加し収益化できるのが特徴です。この夏のアップデートでは、新たに約90個の体験を楽しめる予定です。


Sandboxはメタバースの中にあり、今までのバーチャルワールドと違い、自分のアバターや洋服、通貨、仮想の土地など、自分が所有しているデジタルアセットを全て他のプラットフォームへの移動ができること。ファイナルファンタジーで例えると、自分のスコアやアイテムを他のゲームにも持っていけるイメージです!カッコいいでしょ!?

まだまだ始まったばかりでUGC(ユーザージェネレイティッドコンテンツ)をどんどん作っていきたいので、第2部で詳しく触れる、簡単にアセットを制作できるツールVoxEditとGame makerを開発しました。

The Sandboxはどうやって遊ぶの?

LANDは メタバース上の土地 です。自分の作りたい体験を作ることができますが、それを他の人と共有するにはLANDが必要です。合計166,464LANDがあり、2019年以降、約70%が売却されました。歩いていると近所のLANDと出会い地域性が出てきたり、近所の交流が生まれたりもします。

全世界のブランドとパートナーシップを組んでいて、日本だと、スクエアエニックス、渋谷109、キャプテン翼などがパートナーです。自分で作ったコンテンツやアセットがAdidasやGUCCI,ワーナーミュージックなど300以上のブランドとコラボできちゃうんですよ。


有名ブランドはもちろん、NFTなどを使って自分のコミュニティも作れます。最初のNFTはJPGのようなものが多かったですが、The Sandboxに入ってから、3DCGにする人やアニメーションをつける人も出てきました。

The Sandboxでは何にでもなれるし、何でもやりたいことをできる

The Sandboxはアバターを作るところから始まります。男性でも女性でも、動物にも、世界に1人しかいないGUCCIをきたSHOOP DOGGのアバターも作れるんですよ。


メタバースの中では、ゲーミングから始まり、現実世界と同じようなことが可能になってきています。コンサート、美術館やクラブ、イベントやパーティー、将来はデート、自動車、仕事や学びまで提供できるのを想定しているんです!


ゲーム制作やアセット売買だけでなく、このゲームをどうしていきたいかを投票できる権利もあります。時間をかけて一つの世界を作っているので、自分の貢献した時間や成果物でお金を稼ぐことも可能です。


将来は、建築家、デザイナーなどのクリエイターだけでなく、イベントのホスト、コミュニティマネージャー、ツアーガイドなど新しい職業が登場すると思います。NFTショップや、自分のLANDをクリエイターに貸したりする不動産もできますね。


クリエイターの成功が今後の発展には不可欠なので、全世界で100以上のスタジオをサポートしています。8か月前は一人だったスタジオが数十人規模になったのもあるし、大きい会社に買収されたスタジオもあるんですよ。

メタバースのクリエイターに必要な5箇条

  1. ファンに付加価値を与え、誠実になること。
    ファンにとって何がプラスになるかを考えよう。
  2. ユーザーの貢献に対して恩返しをする。
    ユーザーが自分に費やしてくれた時間・制作などはNFTなどの対価で返そう。
  3. 色んなNFTカルチャーと交流する。
    もし自分のLANDを持ったら、鎖国するのではなく交流して新たな価値観を知ろう。
  4. UGCコンテンツを促進する。
    自分がすべて作るのではなく、自分のLANDファンと一緒に世界を作り、稼いだ売り上げをシェアしよう。
  5. クリエイティビティがすべて。
    自分の想像力を超えるものを考える。今までの世界をコピーするのではなく、人々をインスパイアし続けよう。

皆さん、メタバースでお会いしましょう!


セバスチャン・ボルジェ氏のお話はどうでしたか?第2部はThe Sandboxのクリエイターによるパネルディスカッションが開催されました!

クリエイターファンドとは?

VEN氏:セバスチャンさんも言っていたようにクリエイターの支援が重要なので、The Sandboxではクリエイターファンドというクリエイターの活動資金を支援する取り組みを行っています。マーケットのニーズに合わせて、毎月決められたテーマに沿ってアセットを世界中の所属アーティストが作成。NFTの二次流通取引やアセット販売の売上5%がファンドに入り、アーティストに還元されます。

VoxEditの役割と習得のコツ

▲VoxEditの操作画面

VEN氏:VoxEditはゲームのアセットを制作するツールで、そこで作ったアセットはマーケットプレイスで販売されます。そこで売却されたアセットを使って、Game Makerでゲーム制作をする仕組みになっています。MagicaVoxelとの同期も可能で、AdobeのPhotoshopのような形で編集でき、タイムラインでアニメーションもつけられたりします。

▲Tomo氏の作品。左上の河童が一番最初の作品

Tom氏:僕は3DCGは未経験で、玩具業界でイラストやグラフィックデザインの仕事をしてきました。3DCGは難しいイメージがありますが、VoxEditはイラストやデザインができる人なら直感的にすぐ操作できるツールですね。なので特に構える必要はなく、まずはソフトを開いてアセット制作をしてみてください!


Tomo氏:セバスチャンさんやTomさんが言っていたように、VoxEditは簡単で、僕も1年前にクリエイターファンドに入ってから始めました。用意されているテンプレートに色をつけ、リグをつけていくだけで制作できます。マインクラフトのようにボックスを繋ぎ合わせていく感覚ですね。自分が表現したいものをすぐ作れるので、参入障壁はものすごく低いです


デジタルハリウッドの受講生や卒業生は濃淡や陰影の付け方が身についていたりするので、それだけでアドバンテージはありますよ。お祭りのアセットを制作しようと日本チームで話していたので、一番最初に作ったのは河童なんですが、NFTとして販売し報酬でSANDを受け取りました。そのときのSANDの価格は高めだったんですけど、今法定通貨に換算すると・・・って感じですね。(笑)

Tom氏:僕は玩具デザイナーで変形が得意なのですが、自分の得意な分野を出すと、作品が代替不可能になります。NFTはブロックチェーンの仕組みで誰が何を持っているのか、誰が何を作ったのかも証明できます。自分が作ったもの、持っているものが唯一無二の存在になるので、オリジナリティを出していった方がいいですね


自分の強みを出すと個性が目立つ。クリエイターファンドで毎月の優秀作品が出るのですが、その中でも目を引きますよ。僕はフォロワーを増やす目標があったので、目立つツイートと目立つアセットの制作を意識していた時期もありました。

Game Maker役割と習得のコツ

▲Game Makerの操作画面。ゲーム内でNFTの展示や販売も可能

Game Makerは2Dゲームエンジンで、ゲームやコーディングの制作経験がなくても直感的に操作できます。サンタクロースのセリフやクエストなど、RPGのようにゲームの設定を組んでいきます。テンプレートがありプレイしながら編集できる点が便利です。

Sho氏:RPGのように自分が動いていくゲームが主流のなか、僕は異質なシューティングゲームも制作しました。VoxEditでアニメーションをつけ、Game Makerでタイミングをずらして流れるように見せてたり工夫しました。実際にやってみるとすごい楽しいですよ!

サトウタナカ氏:僕はGame Maker Designerとして活動していますが、普段はサラリーマン。会社員でも二足の草鞋で活動できるのが魅力ですね。


Sho氏:僕もゲーム制作未経験でGame Makerを始めました。UnityやUnrealengineだとパラメーターがあって大変ですが、Game Makerは素人でも簡単に操作できます。まずはソフトウェアを触ってみるのが大事ですね。

気になるクリエイターの報酬は・・・?

VEN氏:Sandbox クリエイターファンドでは、毎月決められたテーマで制作していきます。毎月1人10個くらい、世界中の働いている人合計で約1200~1500個のアセットを月に制作します。アセットは日本からすると低めの単価ですが、SANDで報酬を受け取っているので仮想通貨の投資も含め活動していますね。


Tomo氏:作品の大きさやクオリティーをThe Sandboxが評価してくれるのですが、そのときの米ドルをSANDに換算して報酬をいただきます。日本円だと5〜6万円が相場ですね。仮想通貨への税制が厳しいのでSANDだけで生計を立てるのは現状難しく、別の形でSandboxから報酬をもらったり、クリエイターファンドからSANDを受け取ったりしてします。


Tom氏:昨年クリエイターファンドで僕の作品が選出され、マーケットプレイスで販売していました。秋頃に1000SANDで売れ、当時約70万円。年末ごろに同じく1000SANDで約40万円。2月頃に1000SANDで約30万円ほどでしたね。


僕は新しい市場に可能性を感じ、今までの玩具デザインやグラフィックの仕事をセーブしながら、The Sandboxの仕事に重きを置きつつあります


Sho氏: 僕は先日制作したゲームがThe Sandbox Game Jamで優勝し、6000 SANDを賞金としていただきました。3人で制作したので折半し、次の制作に取り掛かる活動資金になりましたね。

1日の制作スケジュールは?

hatomame氏:私は小学生の子どもが2人いて、子どもを送り出したあと、9〜18時と21〜24時の間で8時間勤務しています。LANDの構築担当なので、企業様からこんな世界観を作れますか?こんな機能は実装できますか?などお話しする機会もあります。


個人の活動として、YouTubeやTwitterで発信したり、NFTやブロックチェーンに関わる仕事なので、色んなブロックチェーンゲーム触ったりもしています。今は地方に住んでいるので、フルリモートで働いていますよ


サトウ氏:僕は普段フルタイムで働いているので、平日は2〜3時間、家族に迷惑をかけることもあるのですが、休日はたまに10時間くらい制作します。LAND制作をプロジェクトベースで担当しています。


The Sandbox Game Jamなどのコンテストでは、2週間など決められた制作期間のなかで行うので、睡眠時間を削ることもありますね。大変なこともありますが、楽しいので続けられるし、家族も応援してくれています。


小学校低学年の子どもがいるんですが、Game Makerで一緒に遊ぶことはもちろん、一緒に作れちゃうんですよ!お子さんが興味を持っているという方も参加者の中にいらっしゃったと思うのですが、親子でできるのもThe Sandboxの魅力ですね


Tom氏:僕はずっと個人事業主として働いていて、子どもが学校に行った9〜16時頃と24〜25時頃に活動しています。最初はThe Sandboxの仕事は少しだったのですが、これで稼げるとわかり玩具の仕事から比率をどんどん変えていきましたね

やりがいを感じるとき

VEN氏:コミュニティが大きくなっていくのにやりがいを感じますね。ツールやコミュニケーションは英語なのですが、僕が2020年6月に入ったときは日本人が一人で、増やしていかないと!と思い、翻訳をしてTwitterで発信していきました。クリエイターファンドのマニュアルをどんどん翻訳し、今は50名ほど日本人クリエイターがいますよ。


Sho:僕はチームでの制作経験が糧になりました。みんなモチベーションが高いので、情熱を持ちつつゲームを作り上げられましたね。


Tomo氏:僕もクリエイターファンドで1年間活動していて、3回チーム制作をしました。出来上がった達成感がチームだと大きいですね。ゲーム制作は一人でもくもくとやるイメージがあるかもしれませんが、チームで作ることも多いんです。

これからクリエイターを目指す方へメッセージ

VEN氏:セバスチャンさんが言っていたように、これからメタバースやSandboxで新たな職業がどんどん生まれてくると思います。ファッションデザイナーだったり、ギミックやアニメーションが得意な人だったりする人たちと制作していける面白さがThe Sandboxにはあります。Twitterで発信しているので、盛り上げていけると嬉しいです。まずはVoxEditやGame Makerをインストールして、制作を始めてみてください!

9月よりThe Sandboxとの新規講座を開講!

デジタルハリウッドSTUDIOでは、世界のブロックチェーンをリードするゲームメイキングプラットフォーム『The Sandbox』と協業し、The Sandboxの世界をクリエイトするVoxel Artists(ボクセルアーティスト)とVoxel Game Creators(ボクセルゲームクリエーター)を育成する新規講座を9月から開講。


短期講座で、本講座の受講生を対象としたコンペを開催し、入賞者は『The Sandbox』が設立したクリエイターズファンドへの加入が可能となり、制作活動に対する資金提供をはじめとした様々なサポートが行われます。


実際のクリエイターからの直接指導をしてもらう機会をお見逃しなく!!詳細をお楽しみに!

STUDIO新宿について知りたい方はこちら!個別説明会実施中!


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