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デジタルハリウッドSTUDIO渋谷 ブログ

【卒業生インタビュー】歩みを止めない仲良しママたちの挑戦!柔軟な働き方で広げるキャリア

2024-09-30

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO渋谷です。今回は「Webデザイナー専攻 主婦ママクラス」を卒業した、石垣知穂さんと浜野いづみさんのインタビューの後編をお届けします。

前編では、フルリモートの働き方のメリット・デメリットや、家事・育児との両立についてお話いただきました。お二人がどのように工夫して時間を管理し、家族とのバランスを保ちながらキャリアを積んでいるかが見えてきましたね。

後編では、お二人が目指す今後のキャリアや、具体的な目標に迫ります。どのようにして自分の強みを見つけ、今後に活かそうとしているのか、さらに深くお話を伺いました。また、歩みを止めずに挑戦し続ける姿勢が印象的なお二人から、キャリアに悩むママさんへの応援メッセージもいただきました。ぜひ最後までご覧ください!

家事と仕事を両立!家族を支えながら、自分の時間を大切にする働き方

お仕事と家事・育児を両立するにあたって意識していることはありますか?

浜野さん:
オンとオフの切り替えを意識しています。家のことが大変な時でも、仕事をすることで家のことを一旦オフにして、仕事をオンに切り替えられるんです。「数時間だけ仕事のことを考えよう」と意識すると、逆にリフレッシュにもなります。

家族のために時短で働いているけど、最終的には自分が外に出たいという気持ちが強くて、10年のブランクを乗り越えて、もう一度いろいろ学びたいと思ったんです。いろんな新しいことを吸収したい気持ちが強くなって、今の私にとってのオンは、自分のための仕事の時間みたいな感じですね。

少し話が逸れるのですが、デジハリに入った時、子供たちは1年生と3年生である程度お世話が必要でしたが、今では中学生と小学校高学年になって自分たちの好きなことをやっています。お母さんが働いている姿を見ていなかったので、今は「好きなことをしているんだな」と理解してくれていると思います。仕事をしている=お母さんが好きなこと、という感じですね。

家族のために時間を使っていると、自分の人生として自分がやりたいことを我慢しないといけない部分もやっぱりあって。ただ、今仕事をする数時間が自分にとって大切な自分の時間で、人生としての学びの時間として使っています。仕事はお金をがっつり稼ぐというより、自分のための活動として捉えています。

石垣さんはいかがでしょうか?

石垣さん:
下の子がまだ未就学なので、急なことが起こるって常に頭にあります。体調不良とかが起こった時に急にストップしても、カバーできるくらいのスケジューリングを日々組み立ててやっています。なかなか難しいんですけど、それは常に意識しています。

普段は9時に子供と一緒に布団に入って、朝方3時4時ぐらいに起きて仕事をします。写真を撮ったり、忙しくなければリサーチをしたり、朝散歩に行ったりとかします。その朝の予備時間を作っておけば、昼間動けない時も朝方にカバーできます。

独身の時や家族がいない時に比べると、自分の時間が本当に少ないです。子供が小2と年長さんで、保育園と学童に通っていますが、それでも時間が足りないです。だから、あえて自分時間をスケジュールに入れるようにしています。

時短で働いてみて実際いかがですか?

石垣さん:
もっとやりたいって気持ちと、家族ともっと関わりたい、子供ともっと過ごしたいという気持ちがいつもぶつかり合っています。子供も1年生になってきて、勉強を見てあげたいという気持ちもあって。でも、何が幸せかって考えた時に、自分の成長も大切だけど、家族と過ごす時間も大きいんですよね。時短勤務にすることで、時間が確保できるようになって、気持ちが少し楽になったと感じています。

娘が小学校に入って、新しい環境で友達との関わりが難しかったり、メンタル面でサポートが必要な時があります。また、初めての勉強でついていけない時には、親としてケアしてあげることが必要だなと感じますね。

浜野さん:
私は、一度出産で仕事を完全に離れて、10年間丸々仕事をしていませんでした。だから、もうフルタイムでは無理だなって思っていました。パート的な仕事は少ししていましたが、手が離れたタイミングでようやく小学校に入れて最初に週2回の3時間勤務ができるのは、ウォーミングアップとしてすごくありがたかったです。

もし週4~5日働いていたら、家のことは何もできなかったと思います。仕事をすることで責任も増えますし、10年のブランクが大きくて不安でした。就活中も「10年間働いていなかったらどうするの?」とか「主婦として何ができるの?」と言われることもありました。年齢も30代後半だと、若い人の方が選ばれることも多いですし、子供がいると体調不良などで突然休むこともあります。それでも、自分がどこまでできるかという不安が一番大きかったですね。

でも、Webデザインの会社で多くのことを学ばせてもらっているので、3時間でもやりがいを感じています。例えば、ランディングページ(LP)やバナーを作る会社、キャラクターを作る会社など、色々な種類の会社があるんです。私たちは、ライティングやリサーチも含め、1から10まで本当にいろんなことを学んでいます。3時間働いた後、できなかったことを調べたり復習したりする時間も取れますし、もし5時間勤務だったら「ご飯作らなきゃ!」って時間が足りなくなっていたかもしれません。

あとは子供が帰ってくるのが大体4時くらいなので、それまでの時間を自分のために使えるのが嬉しいです。例えば、1時にランチをして、その後の2~3時間を自分のリサーチに使ったり、時にはオリンピックを見たり(笑)

自分の好きなことに使える時間が増えたのは、子供たちが小学校に上がってからですね。うちは幼稚園だったので、二人とも2時には帰ってきていたんです。下の子が小学校に上がるまでは、デジハリに通うなんて考えてもいませんでした。本当に小さな子供を抱えながらデジハリで勉強している方はすごいなと思っています。クラスメイトの中にもそういう方がいますね。

10年のブランクが新たな挑戦の原動力に!

浜野さんは「10年のブランクがある」と仰っていましたが、詳しくお話しをお伺いできますか?

浜野さん:
そうですね、10年のブランクについては難しいところがあります。社会と関わっていない10年というのが、私にとってのブランクです。もちろん、子供を介してのママ友や家庭内でのつながりはありましたが、それを「仕事」として考えると、24時間仕事をしているようなものを母親として当たり前にこなしている感じでした。最近の10年で時代が変わったなと感じています。

例えば、私は子供関係の仕事をしていたんですが、出産のタイミングで「正社員としてはいられないよ」と言われたんです。これが15年ぐらい前の話です。当時は上司が女性だったんですが、女性だからと言って理解があるとは限らないんだなと感じました。

当時は、勤続年数が評価される時代で、仕事を続けること自体が偉いとされていたんです。だから10年間社会から離れていた私は、社会に戻ることに対してすごく不安がありました。

自分に何ができるのか、武器になるものがないように感じていました。そこで「もう一度勉強しなければならない」と思いデジハリに入学しました。10年のブランクがあったからこそ、新しいことに挑戦し、幅を広げることができたのかなと思います。

キャリアに悩むママへのエール!歩みを止めない挑戦心を応援

今後の目標を教えてください

石垣さん:
まだ子供が小さいので、フリーランスと修行をバランスよく続けながら働いていきたいと思っています。会社で学んだことをフリーランスの仕事にも活かして、逆にフリーランスとして積んだ経験を会社に還元できるような形になれたらいいなと思っています。

最近、キャラクターデザインやロゴデザインに関わる機会が増えて、その楽しさに気づいたんです。これが自分の強みだと思うので、今後はその部分をさらに伸ばしていきたいです。

浜野さん:
もうすぐ今の会社で3年目に入るので、これまで学ばせてもらったことを会社に還元したいと思っています。若いエンジニアやデザイナーの方々を支えていきたいという気持ちも強いですし、自分自身も成長したいと考えています。

さらに、夫が新しく立ち上げた事業にも関わっていて、アプリ開発など今まで携わってこなかった分野にも挑戦していきたいと思っています。Webをベースに、これまでの経験がどこかで繋がると信じて、今後もいろいろと学びながら進んでいけたらと思います。

ご自身のキャリアに悩むママさんへメッセージをお願いします

石垣さん:
Webって本当に奥が深くて、幅も広いですよね。最初は、デザイン、ディレクション、コーディング、全部一人でやらないと仕事にならないんじゃないか、というイメージがありました。でも今は、自分の得意な部分や伸ばしたい部分に焦点を当てて、それに特化できる業界なんだなと感じています。在学中に久保田先生に「どう働こうか」と色々相談していたんですが、先生が言ってくださった言葉が今でも心に残っています。

「フリーランスを目指すなら、辛いことや大変なことが本当にたくさんあるよ。どんな状況でもめげずに前に進む、強いメンタルが絶対必要だ」と言われました。でも、人間ってそんなに強くないですよね。先生は「見えない不安に執着しないことが大切。不安でメンタルが弱って足踏みしている時間が本当にもったいない。不安にならないためには、前向きに進んでいる成功者の話をたくさん聞くことが大事だ」と教えてくれました。

他にも「自分はどうしたら幸せなのかを考えて、その幸せを掴むためには何をしたらいいかを考えたら、進むべき道が見えるんじゃない?」と言ってくださって、不安が少し和らいだんです。みなさんも私のように、ぜひこの教えを実践してみてください。応援しています。

浜野さん:
入学する時は「こうなりたい」とゴールを思い描いて、夢や希望でいっぱいでした。でも卒業する頃にはその夢に追いつけない自分がいて、実力やスキルが足りないことを痛感しました。今の会社でも「すみません」って思うことが多く、ネガティブな発言をしてしまうこともあります。でも、どんなに遠回りしたとしても、自分の糧になっていくと思っています。Web業界は広いので、今やっていることが無駄になることはないはずです。それがきっとプラスになると信じています。

あとは、歩みを止めないことが大切です。休むことも大事ですし、私は就活中に、もっと簡単な仕事にしようかと思ったこともありましたが、続けていたことでどこかで出会いがあったり、少しずつでも進んでいくことが大事だと感じました。休んでいる間にも、気づきや新しいつながりが生まれることもあります。だから、自分のために歩みを止めずに進んでほしいなと思います。頑張ってください。

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