【卒業生インタビュー】事務×デザインのスキルをWebで活かす！スキルを活かしたキャリア形成のヒント

まずは現在のお仕事について教えてください

現在は印刷を扱う制作会社で、紙媒体のデザインを扱う部署で働いています。雑誌広告やカタログ改訂などのDTP業務から、バナーやランディングページのデザイン補助やWordPressでの修正業務を行っています。ほかにも社員の業務補佐など多岐にわたり携わっています。

勤務形態はパートタイムで週4回。1日4時間 10時から15時まで働いています。

Web業界に興味を持ったきっかけを教えてください

以前勤めていた会社では、グラフィックデザインやディレクションと事務業務を担当していました。引越のタイミングで退職し、自宅近くでデザインの仕事を探しましたが見つからずにデザインから離れた仕事に就きました。

その後転職先の会社もコロナ禍や妊娠の都合で退職することになり、改めてグラフィックデザインの求人を探すとWebスキルを求める企業が増えていることに気づきました。今後Webのスキルが重要になっていくと感じたので、「Webデザイナーを目指すかまだ分からないけど知識をつけたい」と思い、Webを学ぶことを決めました。

前職での事務×デザインのお仕事では、どのような役割を担っていましたか？

前職では、主に営業サポートやスケジュールの進行管理のほか、インハウスデザイナーとしてデザイン業務も行っていました。自分で制作するより営業やクライアント、制作会社の間に入り情報をコントロールすることがとても多かったです。ディレクションもするのですが、やはり事務の比率が多くなりがちなことや評価につながることがあまりなく苦しく思うことも多かったですね。しかし、このお仕事の経験があったおかげでかなり視野が広くなったことは後々の強みになったので経験して良かったなと思っています。

この時に事務業務を通じて得たスキルは今も役立っていて、事務スキルが私の強みの1つになっています。制作会社の業務の中でエクセルやワードを使うシーンはありますので、様々な場所で事務のスキルは役立つものだと感じました。

Webのスキルはどのように活用されてますか？

今私がいる部署は基本的に紙媒体のデザインがメイン業務ですが、Webの案件の比率もどんどん大きくなってきています。これから先、長い目で見たときに様々なお仕事でWebデザインの知識が求められるようになると思います。

会社の中でも内製化の動きが強まってきているので、例えば簡単なWeb更新ができるスタッフがいると助かります。私も子供が小さくて、どうしても休みが多くなってしまうのですが、会社で「やまぐちさん、あれができるよね」と頼られるようになることで、周りの役にも立てられたらと思っています。

今の会社では、これまで真面目にコツコツ積み上げてきたことを評価してもらっていて、「やまぐちさんがいてくれてよかった」と言ってもらえるのは本当にありがたいです。私自身、会社の中では一番の若手で、しかも時短勤務で働いているので、正直「使いにくい人材」だと思うんです。でも、それでも「これはやまぐちさんにお願いしたい」と言ってもらえる仕事が増えているのは、とても嬉しいことです。

みなさんへのメッセージと今後の目標について教えてください

これから新しく学ばれる方は、まずは基本となるスキルをしっかり身につけることを大事にして欲しいです。土台となるスキルや経験があれば、経験を活用してその先のキャリアを作っていけると感じています。時短勤務だと仕事の進め方や向き合い方が中途半端ではないかと悩んだり焦ってしまったりすることもあります。だからこそ、デザインやWeb、事務などどの場面の基礎的なスキルを大事にして欲しいです。

働くことが好きなので、将来的に子どもの手が離れた時はフルタイムも目指していきたいです。時短勤務でも十分にやりがいを感じていますが、仕事の時間を増やしながらフルタイムや正社員を目指してさらに仕事に集中していけたらと思っています。

在宅勤務も子育てと両立しやすいメリットがありますが、私は出社して実際にいろんな人と顔を合わせてコミュニケーションを取れる働き方が好きなんです。今後も理想の働き方と家庭のバランスをうまく取りながらさらに多くの仕事に挑戦して、自分のキャリアを充実させていきたいです。