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【イベントレポート】新感覚!オンライン会議ツール「Remo」を使った「フリーランス研究家に聞くアフターコロナの生存戦略」セミナー

2020-09-15

はじめに

こんにちは。主婦ママクラス卒業生の清水麻奈美です。


この度、フリーランス研究家の黒田悠介さんをお招きしたイベント 「フリーランス研究家に聞くアフターコロナの生存戦略」 がオンライン開催されました!


使用したツールは「Remo(リモ)」。皆さんご存知ですか?私は初耳でした!

まだ日本での認知度は低いですが「皆でRemoの面白さを知ってみよう」というテストイベントでもありました。


今回はキャリアの積み方海外での働き方「繋がり」の大切さ仕事と繋がるSNSの活用方法フリーランスのメリットなどについて、フリーランスを目指す方への貴重なアドバイスと考えさせる内容となりました。


さて、当日のお話を振り返りましょう!


【目次】

1. Remo(リモ)とは?

2. 登壇者紹介

3. フリーランスの定義と、必要なもの

4. 仕事を獲得するために重要な3つの要素

5. 「give」で信頼残高を社会に貯めておく

6. 参加者がステージに登壇!現役フリーランスの感想は?

7. 1つのスキルを追求するか、スキルの掛け合わせか

8. フリーランスの「自由」というメリット

9. フリーランスの報酬は、人によって違う

10. 未経験でWebデザイナーとして海外での仕事を得るには

11. なんと、今日のセミナーがグラレコになっていた!

12. 参加者同士のテーブルトーク

13. まとめ

14. 未経験からの就職・転職を目指す方へ

Remo(リモ)とは?

最大の特徴は、ブラウザ上に大きなカンファレンス会場が作られること。

画面上に登壇者用のステージと、参加者用のテーブル席があります。



Remoはカンファレンスを想定して作られていて、プレゼン機能を使って参加者に向けてセミナーを行った後、テーブルごとにディスカッションしたり、参加者が好きに席を移動して雑談したりとリアルに近い運用ができます。

登壇者紹介

フリーランス研究家 黒田悠介氏


東京大学文学部心理学卒業後、ベンチャー企業(2社)を経験し起業。 ベンチャー・スタートアップ × 経営者の経験をもとにキャリアカウンセラーとなり、足りない経験を補完する形で自身がフリーランスに。フリーランス研究家として働き方の多様性を高めるための活動をする他、ディスカッションパートナーとしてスタートアップから大企業の新規事業まで、主に1on1の議論を通じて立ち上げを支援する活動や、コミュニティデザイナーとして「議論メシ」を主宰。

note.com: ZoomでできなくてRemoでできること(参考noteリンク追加)


日本でいちばんRemoに詳しい方にご登壇いただけるなんて、なんて贅沢なイベントでしょうか!

フリーランスの定義と、必要なもの

コロナ禍のいま、社会全体がリモートワーク推奨に変わり、以前より企業がフリーランスを活用する意向も強まっています。追い風である一方、こんな時代だからこそ「フリーは不安」という声があるのも事実。


では、フリーランスには何が求められるのでしょうか?


黒田さん

フリーランスは「フリー(自由)」な「ランス(槍)」。つまり武器を持った傭兵です。

武器がないと「ただの自由な人」になるので、武器を磨き続ける必要があります。


会社員との絶対的な違いは「フリーランスには教育的指導が存在しない」こと。

自分で自分を育てるために常に学び続ける必要がある一方で、ひとりで学ぶというのは結構しんどいものです。組織的な学びがある会社員は、スキルは伸びやすく維持もしやすい。


「常に高めのボールを取りにいく」

私自身「こんなことできますか?」と言われて、あとでキャッチアップすることはあります。ハッタリは大事です。なんとかなります。

プロを否定するわけではないですが、顧客の求めるもののレベル次第では20時間あれば身につくスキルも世の中には多々あります。「できます」と言えるように、ひたすらインプットします。

常に高めのボールを取りにいく癖があると、スキルが落ちない。そうしないと、結局は今やってることの再生産にしかならないんです。

仕事を獲得するために重要な3つの要素

黒田さん

案件獲得の仕方は人によって何百パターンとありますが、約7割が「人とのつながり」ですね。人脈やネットワークを活用するという意味ではない。

「あの人にお願いしたい」「あなたじゃないとダメなんです」と言われる人は安定感があるし、活躍しています。


「日頃からの種まきが仕事に繋がる」

最近は、イベントに参加してもオンライン化の弊害で「横のつながり」がなくなったり、コワーキングスペースでの「偶然の出会い」がなくなったので、自分から出会いを求めていく必要がありますね。

私はこれらのサービスも活用しながら、毎日2−3人と会うようにしています。

もはや趣味の領域かもしれません(笑)


【おすすめ①:yenta】 ビジネスパーソン向けのマッチングアプリ。


【おすすめ②:bosyu】テーマを設定して人を集めるサービス。


【おすすめ③:バーチャルランチクラブ】ランチ感覚でカジュアルに1対1のビデオ通話ができるマッチングサービス。


「プロフィールや自己紹介があなたの名刺」

でも、どんな人かわからない人と15〜30分でも話すのは結構ストレスです。


特に仕事獲得の上では、オンライン化によって名刺交換がなくなっていくので、デジタルな名刺として何を活用するかも、重要な視点です。

(Twitter、Facebook、yentaのプロフィールやnoteの自己紹介など…)


ポートフォリオとは別に、「自分が何者か」「何をしたいか」「何を考えているか」を文章で表現できることが大事です。

そして絶対忘れてはいけないのは「アップデートし続ける」こと。

実績が増えた、やりたいことが増えた、できることが増えた…。

常に何かしらの変化はあるので、アップデートし続けて相手に伝えることが大事です。

仕事の話になりやすかったり、仕事にならなくても仲間になれるんです


「発信することの大切さ」

SNSもうまく活用すると案件獲得に繋がります。

ただし、先述のように自分が何者かを開示した上で、日頃から発信をすることが大切です。その結果、大手企業から見つけてもらえるケースも実際あります。


Remoが日本で使われるようになったきっかけはまさに私なんです。

元々ほとんど日本人は使っていませんでしたが、たまたま使ってみて良かったので10分くらいでnoteにまとめたら、約2000のいいねがつきました。

しかも台湾の本社から声がかかって、Remoのアンバサダーという仕事を得ました。

収集した情報を発信していくというループを回すことで、無限に情報が集まっていきます。


企業の問い合わせフォームに直接、改善案やアプリやサイトのデザインを送ってみるのもいいですね。自分の熱量が伝えられるものを実際に作って売り込むと、覚えてもらえるんです。だから手に職があるのは有利

「give」で信頼残高を社会に貯めておく

フリーランスになるかどうかの見極めには「退職ブログをイメージするといい」そう。

ブログを公開した時に、知り合いや自分が属するコミュニティから、一程度仕事の紹介や依頼の話が来る見込みがあるか。

やはりそこでも重要なのが「人との接点をどれだけ作っておくか」「giveをどれだけしておくか」。でもgiveってどのくらいのレベルを指すのでしょうか。


黒田さん

ポイントは、1に対して1返すのではなく、1以上を返すこと。

ただし、いき過ぎたgiveは「搾取」「sacrifice(自己犠牲)」となり自分を削ってしまう。だから、呼吸をするのと同じくらい簡単にできることをgiveするといい。


線引きが難しいですが、とりあえず5分使って相手にできることは何でもやってみる。

労力少なくできること。例えば、5分で作れる動画やバナー。情報発信でもいい。自分にとっては簡単なことも、相手にとっては恩恵のあることだったりするんです。自分の希少価値って何なのか?を考え続けることが重要です。


そして何事も、一発で仕事に繋がることはないので、継続すること

信頼残高を社会に貯めておいて、それを切り崩して仕事にできれば安心ですね。

参加者がステージに登壇!現役フリーランスの感想は?

Remoには、チャット機能や、参加者をステージに呼び登壇してもらう機能もあります。

ここで、動画クリエイターやデジハリの講師としてフリーランスで活動されている桑野さんに感想を述べていただきました。黒田さんの話に共感する部分が多かったようです。


桑野さん(画面左下):

フリーランスは経営者。会社で生み出す価値を一人で生み出すために、スキルだけでなく、ビジネスを学ぶ必要があると感じています。

自分の「時間価値(コスト)」が収入だと限界がありますが、自分という「提供価値」を高めていけば収入も上げていける。そのための努力を惜しまないことがフリーランスの価値を高めることにつながる。マーケティングを勉強したことや、知人へのgiveに結果がついてきたことで、それを強く実感しています。

1つのスキルを追求するか、スキルの掛け合わせか

ここでは、イラストレーター兼Webデザイナーとしてフリーランスで活動されているFさんがステージに呼ばれ黒田さんに直接、質問をしました。

専門性と多様性の追求…フリーランスに限らず、誰もが知りたい内容ですよね。


黒田さん

プロフェッショナル型は、相当突き抜けないと目立つところにいけない。だから、掛け合わせ型の方がいくらでも希少性を高められます。


「スキルでなく、知識や知見を武器で持っている方が実は強い」

結局のところ、自分ひとりで持っているスキルを一斉に使う仕事は多くない。スピード感が落ちるし、あまり意味をなさない。他のできる人に振った方が早い。

スキルは1−2個に絞って、「スキル × 知識」「スキル × 業界の繋がり」など、「スキルと”スキル以外”」を模索すると結構な広がりがあります。


例えば、漫画家。

昔は週刊誌や月刊誌で連載を持つことが「成功」。今は企業向けに企業紹介の漫画や広告の漫画を描く漫画家が増えています。

「漫画を描くこと」に「マーケティング・ブランディング」を掛け合わせると企業が作りたい漫画の仕事が取れます。希少性が高い分、いいポジションが取れるんです

フリーランスの「自由」というメリット

ここで質問者として登壇したのは、コロナ禍でリストラにあった元会社員のYさん。

長い会社員生活というセーフティネットのおかげで、時間という「自由」を得デジハリに通い今やりたいことができるようになったといいます。


黒田さん

人間のもつ自由には「お金」「時間」「関係性」「思想」「移動」…色々あります。

フリーランスになることで「お金の自由」は減る人が多い。年収2−300万円になる人も結構いる。ただ一方で支出が減ったり、人によっては田舎に住んだり。ライフスタイルの仕方である程度調整できる部分でもあります。


「Time is money」であり「Time is life」

だから、マネーリッチにはならないがタイムリッチになる人は多い。

1日2-3時間だけ働く・そこそこ仕事してタイムリッチになる、というやり方もあるので「時間の自由」が増えることは何より強いです。

あとは「関係性の自由」が増える。仕事する人を自分で選べるようになります。


好きなことをしていると、繰り返しても苦じゃないし、経験がスキルになる。

「努力の娯楽化」になるんです。…あれ、この言葉、誰かの引用だったかな?(笑)

フリーランスの報酬は、人によって違う

note.com: あなたが仕事から受け取れる6つの報酬(黒田 悠介様)

ここで質問者として登壇したのは、黒田さんのファンであるデジハリスタッフKさん。

過去のイベントで印象に残っている「フリーランスの報酬」に関する話について、深くお聞きしたいとのことです。

黒田さん

ありがとうございます!「フリーランスの報酬」についてはよく登壇で話題にしますし、noteにも残しています。


一般的な報酬は「金銭」を意味しますが、そうでない報酬も世の中にはたくさん

実は…スタッフさん言っていいですか?このイベント自体が金銭無報酬なんですよね。


でも私にとっては、金銭以外のたくさんの報酬がいただけているので十分。

フリーを目指す、またはフリーの人が何を考えているか学べる「学習」という報酬。

リアルタイムで話せて感情的にも嬉しい「感情」という報酬。

没頭できている自分がいる「没頭」という報酬。

メンバーや運営者と信頼が生まれる「信頼」という報酬。

イベント自体に意味があると感じる「意味」という報酬。

正直、もう「金銭がいらないくらいお腹いっぱいの状態」なんです。


「報酬のポートフォリオを組む」

全ての報酬を1つの仕事で得る必要もないと思っています。

金銭的な報酬を得るための仕事、意味や信頼関係を得るための活動、感情的な高まりを得るための仕事…。いくつかの報酬のバリエーションを持っておいて、2-3個の活動の組み合わせをしながら、うまく自分が得たいものを別々に受け取って、いかに個人個人でどう満たしていくかを考えるといいです。

「どういう報酬を自分は重視するか?」によって、スタイルが変わるはずです。

未経験でWebデザイナーとして海外での仕事を得るには

最後に質問者として登壇したのは、「住みたい国で仕事ができることが理想」と話す未経験でWebデザイナーを目指すAさん。


黒田さん

まずはビジネスで使える英語ができること。あとは日本よりもスキルで見てくれる

アメリカをはじめ、インドや中国など伸び盛りの会社が多いのも特徴。その分、競合も多くなるが、伸びている領域に行けば仕事は取りやすい


「海外で日本の仕事をするのも一つの手段」

どこでも仕事ができるようになったおかげで、海外で日本の仕事をすることもできる

例えば、日本人がマネジメントしていて、日本人のWebディレクターやWebデザイナー、データを扱う必要がある場合などもそう。

日本語で守られた仕事もたくさんあるし、「日本語が話せる」ことがアドバンテージになって、そのほうが仕事が取りやすい場合もあります。

なんと、今日のセミナーがグラレコになっていた!

ここでスタッフに呼ばれたのは、Web制作会社に勤務する傍ら副業でグラレコ(グラフィックレコーディング)を描いているタカタユナさん。


「真似はできないけど、日常的に人に会う黒田さんのエネルギーはすごい…」というタカタさん。仕事の取り方の話は特に響いたそうです。


タカタさんのグラレコは、Illustratorで作っているのが特徴。

一般的には手描きが多いですが、Webデザインで使用する身近なソフト「Illustrator」で描かれていると知った参加者は興味津々。

次回はタカタさんのグラレコ講座が実現するかも…?

参加者同士のテーブルトーク

その後プレゼンモードを解除して、Remoならではの機能である参加者同士のテーブルトークを残り時間で実施。


お互い緊張感漂う空気の中、初めましての簡単な自己紹介をした後、本日の感想を述べたり、Webデザインの勉強方法について質問しあったり…。あれ、この感じ久々です(笑)


オンラインセミナーに参加しても、最後は自ら退出していくか、画面が消えて終わるということにこんなに寂しさを感じていたとは。参加者と雑談できるってこんなにうれしいことなんですね。

黒田さんが大切だと話された「人とのつながり」を、もう実感することができました。


セミナー中はお互い顔が見えない主催者・参加者との間に生まれる一体感。

Remo楽しい!長時間画面を見ていても疲れにくい!という新感覚に感動の声が続々。

リアルに近い感覚を体験できるRemoでのオンラインイベント、これからますます注目されそうです!

最後に

あっという間の90分!

フリーランスという選択肢が現状ない人にとっても、今後自分がどんな生き方をしていきたいのか、そのために何が必要なのかを考えるきっかけとなる、収穫の多い内容だったのではないでしょうか。


私自身、出産をきっかけに自身のキャリアを見直したいと思い、デジハリに出会いWebデザインを学びはじめました。

通いはじめた当初は、Webデザインのスキルさえ身につければ、働く時間と場所にとらわれず育児や転勤などのライフイベントにも柔軟に対応できる選択肢が得られそう!という気軽な気持ちからでしたが、通ううちに実感したのは、自身のこれまでの経験も「Webデザイン」と掛け合わせればいくらでも広がる可能性がある、という将来性でした。


そしてデジハリに通うことで同じ志をもつ仲間を得、互いに刺激しあい学びが習慣化され、卒業した今では新たに勉強したい分野が出てきました。


不確実な将来に自分が何ができるかを常に考えながら「学習」し続け「没頭」する自分にいま一定度満足できているのは、一歩踏み出したあの日があったから、だと今でも思い出します。

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