こんにちは
デジタルハリウッドの古田です。
4月にWebデザイナー専攻ビギナープランの公開授業『クリエイターの頭の中を覗き見!デザインの生み出し方』を開催いたしました。ゲストには、デザインアワード最優秀賞を受賞されたアートディレクター・デザイナー横山徳さんをお迎えしました。
授業内では、横山さんが手がけたデザインワークが多数紹介されました。デザインの制作ポイントを一つひとつ丁寧に解説してくれるので、横山さんの頭の中を覗き見るような感覚で、制作プロセスを体感できる授業でした。
「どうやったらデザインが上手くなるの?」「私、デザインセンスがないからデザイナーになれないかも…」と心配な方、お悩みの方は、是非、クオリティ高い制作物を生み出すヒントを掴んでください!
ゲスト紹介:アートディレクター・デザイナー 横山 徳氏
株式会社TANT 代表取締役
1984年東京生まれ。2007年多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。デザイン制作会社勤務後、2010年フリーランスへ転身。アートディレクション・グラフィックデザイン・イラストレーションを軸に
Web・映像・空間等多岐にわたり活動。2016年東京ビジネスデザインアワード最優秀賞受賞。2017年デザインオフィス「株式会社TANT」を設立。オリジナル商品ブランド「ikue」を同社共同代表として開発中。2018年MAISON&OBJET PARIS 出展。同年5月Interior Lifestyle Tokyo出展。
Webサイト:https://noriyokoyama.com/
ikueサイト:https://ikue.work
どうやってデザインって出来るの?
プロがデザインするときに大事にしていること
授業前半1時間は、横山さんが手がけたお仕事を8つのデザインワークを解説していただきました。全てに共通することは、手を動かす前の「思考のプロセス」にあると横山さん。例えば、お店のロゴや名刺、内装に至るまでをトータルにデザインするお仕事をいただいたとき、お客様が求めるもの、その先にいるお客様が求めるものを創造し、コンセプトを明確にする作業を徹底的に行うそうです。
いらない要素を削ぎ落とし、削ぎ落として、やっと「これだ!」と掴むまで、とにかく考え続けていくことが大事と語られておりました。
また横山さんが、どちらを選ぶかで悩んだときは「独自性」よりも「時代性」を大事にし、今の時代に求めらるデザインを採用されるそうです。
デザインは、流行にどうしても左右されるものなので、その感覚を養っていく事は、これからデザイナーになる人には大事なポイントですね。まずは、世の中にある広告や洋服や、建物などなど、溢れているデザイン物に敏感になる事。ここからがデザイナーの初めの一歩!なのですね。
実際にお仕事を体験してみよう!
チームでロゴデザインに挑戦!
授業後半では、横山さんが用意した課題「ワインのお店のロゴデザイン」をチームで取り組みました。短い時間の中で、「ターゲットに届くロゴとは何か」を議論し合い、形に落とし込んでいきます。講義で聞いた「思考のプロセス」を反芻しながら、形にし、またコンセプトに戻り、形にして…の繰り返しを行いながらプロのデザインワークを体感していきます。
チームで発表!横山さんが直接講評!「デザインの面白さ」をさらに体感!
約6チームがデザイン案を発表!参加者に見つめられながらの発表は、やはり緊張します。全体の発表が終わってから、横山さんによる講評タイム。コンセプトに沿ってデザインが制作されているのか、別の角度からデザインをしたらどうなのか、プロ目線の講評をしていただきました。皆さん「なるほど~」と頷きながら、講評を受けていたのが印象的でした。
「思考のプロセス」を体感した参加者の声
【23歳・女性】色々なデザインが見れて、理由などの説明もあり、とても為になりました。
【33歳・女性】デザインが決まるまでの過程が詳しく、分かって参考になりました。
講義&ワークの流れで「思考のプロセス」を体感出来たようです!以上、授業レポートでした。
Webデザイナー専攻ビギナープランの授業では、グラフィックに強いクリエイターをお呼びし「プロの制作プロセス」を体感できる授業を開催しております。また、本授業の目玉は「クライアントプログラム」。全7回の授業で、紙とWebの実案件に挑戦。講義だけでは得られないリアル授業を体感しませんか?
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