こんにちは!
デジタルハリウッドSTUDIO札幌の五十嵐です!
本日は、STUDIO札幌の卒業生が企画・立案・運営をして開催された「卒業生ポートフォリオフィードバック会」の様子についてお伝えいたします!
ポートフォリオとはデザイナーやクリエイターが自身の作品や強み、人柄を伝えるために作る作品集のことで、Webデザイン業界では就職の時に提出がほぼ必須であったり、フリーランスとして仕事を獲得するために作成します。
そのポートフォリオに対して、お互いに ” ガチ ” のフィードバックをしよう!というテーマで開催されたのが今回の「卒業生ポートフォリオフィードバック会」です。
イベントには6名の卒業生フリーランサーが登壇しました。
ママさんデザイナーやコーディングに特化した方、動画や写真、ブランディングまで幅広く手がける方に、今年開業したばかりの方まで様々な卒業生が集まり、それぞれ自身のクリエイターとして仕事を獲得するためのポートフォリオサイトを発表。そしてフィードバックを受けたいポイントを絞って、他の登壇者からコメントをもらいます。
それでは実際に、各登壇者のポートフォリオとフィードバックの一部をご紹介いたします!
ENTRY01 田中美宇さん
田中美宇さん
2022年5月生
美宇デザイン / 元看護師
他のメンバーからのフィードバック
どんなデザイナーという印象?
- 山下
- 「やさしさ溢れるデザイナー」という印象でした!「親切、丁寧、真心を込めて制作します」という思いが感じられました。
- 岩本
- 導線がしっかりしていると感じました!安心感がある!ただ綺麗に整えられている分、インパクトのあるものは頼みにくいかも?と思う人もいるかも。
「親しみやすさ」と「信頼感」両方感じられる?
- 仁科
- 親しみやすさはバッチリ!コンセプトと温かい人柄が感じられるのがマッチしている!信頼感はもう一つかも!実績一覧の「架空」というワードがあることで駆け出し感を感じてしまう。詳細ページでしっかり伝えてあげれば良いのでは?
- 安藤
- 文章も作りもしっかりしていて安心感があり、信頼感がある。中身をしっかり読むと親しみやすさも感じられる。
- 大塚
- 信頼感の演出は難しいけど、コンペ受賞の情報は客観的評価として得られたものなので、しっかり見せてあげると信頼感をだせると思います。Q&Aなど、ユーザーが欲しい情報がちゃんと配置されていると信頼感が上がるはず!
ENTRY02 仁科なおみさん
仁科なおみ
2021年3月生
元役員秘書
他のメンバーからのフィードバック
幅広いデザインに対応できる強みが伝わりますか?
- 山下
- 地域に根差した制作をするというのがよく伝わってきたが、一般の人が見た時に強み自体を明確に伝えた方が分かりやすいのではないか。
- 岩本
- 最先端感を一番の強みに感じたので、なんでもできそうな人という印象にもつながると思う。私は前回のポートフォリオも知っていて、今回のポートフォリオとの触れ幅を知っているのでより幅の広さを感じるが、初めて見る人にももっとその振れ幅が伝わりやすくなるといいかも。
- 安藤
- 1人の人が作ったサイトに思えない!複数人のチームで作ったような印象がある。幅広いというよりはやはり最先端感、尖ったデザイン感を感じる。それでもいいとは思いますが!
- 大塚
- 幅広いデザインに対応できる強みは伝わります!
- 田中
- 作品の紹介が詳細で作り込まれているから、どんな制作でも仁科さんが真剣に考えてくれるのがわかるので幅広く対応してくれそうだと感じる。情報収集能力の高さもわかるので、そこがもっと伝わりやすくなるとよいと思います。
ENTRY03 山下俊さん
山下俊
2022年9月生
en-code / 元事務職
他のメンバーからのフィードバック
このサイトからどんな印象を受けましたか?
- 岩本
- もっとやましゅんさん(山下さんのあだ名)の良さが出ればいいのに!と思いました。本当はもっと面白くて柔らかい人柄なのに、それがあまり出ていない気がする。ポップにして人柄を全面にだすか、得意な分析を生かすようなスタイリッシュなものにするといいかも!
- 安藤
- 開いた瞬間に実績の方に目がいって、デザイナーのサイトという印象が薄くなってしまった!もっと自己主張していいと思う!
- 大塚
- やましゅんのイメージはスペシャリストだと思っているが、サイトからはジェネラリストのように感じる。(一緒に仕事もしたこともあるので知っている)やましゅんの仕事の丁寧さや早さという強みが見えていない!やましゅんはデザイナーよりもコーダーとしてのアピールのほうが良いのでは!
- 田中
- 丁寧な人だという印象を受けた!文章がとても綺麗な言葉と、制作の流れなどがとても丁寧に作られていました。もっとやましゅんの親しみやすさと努力家であるところを見せたらよいと思います!
- 仁科
- コンセプトが深い!やましゅんの優しさだけじゃなく内なる闘志も感じられた!ただデザインはまだ物足りなさを感じる。ワイヤーフレーム感が抜けてないかな。もっとグリッドを意識して余白を突き詰めていくとよいと思う!テイストの研究もして!やましゅんさんならもっとできる!
ENTRY04 岩本朋香さん
岩本朋香
2021年5月生
TMKdesign / 元事務職
他のメンバーからのフィードバック
私ってどんな人っぽい?
- 安藤
- 女性らしいデザインをする人だと思った。めっちゃ実績があるように見える!おしゃれなデザインを作ってくれる人!
- 大塚
- いい女っぽい!笑
女性だからこそ受けられる仕事もあるのでそのアドバンテージをしっかりと使えそうでよい! - 田中
- やさしくて明るい人という印象。写真と動画の雰囲気がそれをしっかりと印象付けている!
私に依頼する時にためらうポイントがあるとしたらどこ?
- 仁科
- 女性らしさが前面にでているが、実績の中に違うテイストのものが混ざっていてちょっとずれを感じるので、実績は全て出さずに自分のコンセプトにあった実績だけをピックアップしても良いのでは!
- 山下
- 小さな要望や困りごとに丁寧に向き合ってくれる印象が強いので、緊急案件は頼みにくいかも!フロントエンドの技術もあるので、もっと幅を広げるならスピード感もアピールすると良いかも。
ENTRY05 安藤優花さん
安藤優花
2023年5月生
しまデザイン制作所 / 元幼稚園教諭
他のメンバーからのフィードバック
何ができる人かわかりますか?
- 大塚
- 何ができる人か伝わります!ただもっと深く伝えた方が良いと思う!Web制作でもワードプレスもできるのか、どんなソフトを使えるのかなどしっかり記載しておくとよい!
- 田中
- シンプルなデザインを突き詰めたのもよく伝わる。また、「1人でやっているので制作に時間をいただくことがあります」などできないこともしっかり伝えているのがとてもよい!「まだ勉強中…」というのは要らないかも!自信をもって!
- 仁科
- 独自の感性がよく出ています。全部読み込まないと理解しにくいところがあるので、一般の人が見にきた時に理解するスピードが上がるように導線など考えると良いですね!
- 山下
- キャラクターを使った制作が得意な人だと感じた!安藤さんの魅力を伝えるにはブログコンテンツを作った方がいいと思う!
- 岩本
- イラストが描けるデザイナーだと思った!自分の世界観のテイストを持っていることがとても強みになると思う!もっと押し出してもいいかも!
ENTRY06 大塚舜さん
大塚舜
21年3月生
EV/ 元不動産業
他のメンバーからのフィードバック
結局何が強みだと感じましたか?
- 田中
- なんでもできることが強みだと感じた!実績と裏付けがしっかりあった。金額が高そうとは思ったが、それも戦略ということでまんまとやられた。
- 仁科
- 同業者目線だとやはりなんでもやってくれそう!クライアントからもなんでも100点でこなせそうと思われそう。一般の人から見ると不動産業界に強みになってそう。サービスの部分がスクロールしないと見れないのがちょっともったいないかも!
- 山下
- スタイリッシュでかっこいい人という印象。マルチなクリエイターだと伝わります!
- 岩本
- ブランディングできる人だと感じた!強気なデザインな分ちょっと高そうな印象があるので頼みづらい可能性もある。柔らかいイメージのサイトを望んでいる人も頼みにくいかも。
- 安藤
- 難しい言葉を使いそうな印象!笑
見せることのうまさを感じる。売れるものを作ってくれそうな印象!
広がる交流の輪
発表会が終わった後には発表者と参加者の交流タイムです。久々の再開を楽しむ方々も入れば、初対面で質問を受け答えする方々まで様々で盛り上がります。
参加した在校生からは
「どのポートフォリオも完成度が高く、こだわりが詰まっている作品で素晴らしかったです…!フィードバックも勉強になるものばかりでした!」
「作品のレベルの高さはもちろん、実際にクリエイターとして働いている方々の雰囲気や気概がすごく感じられて、自分も働いていくイメージが湧きました!」
という感想の声がありました。
卒業生からも
「卒業してからもこういう交流の機会があると嬉しい!」
「もっと在校生や卒業生と交流したい!」
と、交流の機会を望む声が多くあがり、今後教室での交流の活性化が期待される結果となりました。
卒業してからも成長を続けるために!
STUDIO札幌の卒業生のうち1割ほどの方がフリーランスとして仕事をする進路に進んでいます。STUDIO札幌では卒業生も参加できるイベントやポートフォリオ(作品集)の添削などのサポートを受けられますが、やはり卒業から時間が経つにつれて教室に関わる機会はどうしても徐々に減っていきます。
フリーランスとして活動する卒業生の方々も例に漏れず、孤軍奮闘していることもしばしばです。
まさにそんな風に、1人で仕事と向き合っているママさんでフリーランスデザイナーとして活躍している卒業生の2人が、ある日教室に相談に来てくださいました。
「卒業生で集まって、ポートフォリオに”ガチ”のフィードバックをしあう会をやりたいです!!!教室を使わせていただけませんか!!!」
そんな熱意から動き始めたのが今回の企画でした。
卒業生の方々が主体となって開催されたイベントは、教室で行う催し物の中でも屈指の参加者数となり、開催する側も参加する側も学びの多い会となりました。
STUDIO札幌は、こうして卒業生・在校生が積極的に「やりたい!」を実現できる教室として、これからもみなさんをサポートしていきます!
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