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人材開発支援助成金活用事例|ランニング専門ショップのスタッフが研修受講でデザインレベルアップ

2025-05-22

こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO三宮です。


デジタルハリウッドでは、厚生労働省が主導している【人材開発支援助成金】を活用した社員研修を受け付けております。人材開発支援助成金とは、事業主が雇用する労働者に対して、職務に関連した専門スキルを習得させるための職業訓練経費等を助成する制度です。社内の人材を育成することで、外注費用などのコスト削減を図り、自社のクリエイティブ制作スピードも上げることが可能です。


今回は、神戸三宮で90年近く経営されている「ヤノ運動用品株式会社」様から、助成金を利用して学びに来られていたお2人にお話を伺いました。


写真左:岡山さん(ネット事業部で働きつつ研修受講)

写真右:北口さん(店舗スタッフとして働きつつ研修受講)

人員減少で上がった研修の必要性

- 現在の業務内容と入社の理由を教えてください

北口さん)現在は研修を終えてひと通りスキルを学んだので、ネット事業部でデザイン制作などに携わっています。もともとは店舗スタッフとして勤務していました。18歳の時にアルバイトで入りまして、これまでお世話になっており、去年社員になりました。


岡山さん)わたしは研修前からネット事業部で勤務していますが、商品開発などを主に担当しています。大学がスポーツ系の学部だったので、新卒の就職活動時に会社を見つけて、他のスポーツ店とは違うな、楽しそうだなと思って入社しました。

- お2人それぞれ別の部署にいたということですが、デザインに興味はあったんでしょうか

岡山さん)ありましたね。ネット事業部に配属されてから、はじめて本格的にパソコンを触る感じだったんですけど、当時は社内のデザイナーがすぐ近くにいて、画像作成などを依頼していました。ただ、産休に入っちゃうということだったので、自分でも触れるようになりたいなと思っていました。


北口さん)わたしも興味はありました。もともと絵を描くことが好きなんですが、店舗スタッフとして勤務していた時に、手書きPOPなどの店内POPとディスプレイをよく担当していまして。そのつながりからデザインにも興味が出てきていました。

- そんな時、研修の話を聞いてどう感じましたか

岡山さん)デザイナーが足りなくなるので、そもそも1人はデザインを学ぶことが決まっていたんですよね。


北口さん)最初はわたしが上司から「デザイナーの枠が空くけどやってみるか?」と聞かれたので、やりたいですと答えたのが始まりですね。そのあと社長から、会社のなかで学ぶか、スクールに通うかどっちがいいか聞かれまして、スクールに通いたいことを伝えました。


岡山さん)わたしは、個人的に興味を持っていたこともありますが、ネット事業部のメンバーとしてデザインをできるようになってほしいという会社の狙いもあったのかなと思います。

社内ではなくスクールで学ぶ選択肢

- 選択肢があるなか、スクールで学びたいと思ったのはなぜでしょうか

北口さん)学ぶならしっかり学びたいと思ったからですね。会社で学ぶとなると、業務の合間の可能性もありましたし、せっかくならスクールに通いたいと思いました。


岡山さん)わたしもしっかり学びたいと思いました。実際、業務時間外での学習は時間の管理が大変でしたが、それ以上に楽しかったです。

- もともと2名通うことが決まっていたんでしょうか

北口さん・岡山さん)どうなんでしょう、、、

- 会社負担で研修を受けるといっても不安はなかったですか

北口さん・岡山さん)めっちゃありました!


岡山さん)カリキュラム見て、「これ何するんやろう?なに、これ」みたいな。


北口さん)授業じゃないんや!?みたいな。でも、それと同時に楽しみもあって。不安より楽しみのほうが大きかったなと思います。

想像以上だったデザイン思考の学び

- 学び始めて大変だった部分はありますか

北口さん)技術面でいうとコーディング難しい、、、ってなりました。デザインパートは楽しかったんですけど、コーディングに入ると、自分にこれができるのかなと思って。やばい、終わるかな、って焦りましたね。


岡山さん)なったなった!


北口さん)ただ、そうはいってもやるしかなかったので時間かけつつ、先生に聞きながら聞きながら進めていきました。


岡山さん)でもできたら楽しいんですよ。動いた!ってなるので。大変だったけど嫌になるほどではなかったですね。こうやってwebサイトが動いてたのか、っていう発見にもなりましたし。

- 業務との兼ね合い、スケジュールはいかがでしたか

岡山さん)もうちょっと時間があれば、とは思いました。どうしても会社と決めていた時間内に収めないといけなかったので。他の受講生は卒業制作もしていましたが、わたしたちはその手前までの学習で終了しましたね。できるのであれば卒業制作までやってみたかったとも思います。

- 学習を終えて、役に立っていることはありますか

北口さん)わたしの場合は、学習し終えてからネット事業部に移っているので、すべてが活かされているなと思います。たまに店舗スタッフ側の仕事をするときにも、デザインの細かいところに気を遣うようになりましたね。


岡山さん)サイトに載せる画像も作れるようになりましたし、デザインの構成とかレイアウト、色使いは学びが活きているなと感じます。あとは、たまに校舎で開催されていた授業でブランディングだったり、考え方を学べたのも大きかったです。スキル面だけでなくて、ここまで学べるんだと思って想像以上でした。

スクールだからできた同期との切磋琢磨

- 学びの環境としてはいかがでしたか

北口さん)通いやすかったですね。わからないことがあったら聞きたい時に先生に聞けるし、自分の空間で集中したい時はそういうスペースもあるし。


岡山さん)曜日によっていろんな先生がいたのもよかったかなと思います。デザイン得意な人もいれば、コーディング得意な人もいて、有効活用はできたかなと。個別指導だからこそ、聞きたいことを聞きたい時に質問することができました。

- 研修で特に思い出に残っていることはありますか

北口さん)最後の課題が完成した時に嬉しすぎて、いろんな人に見せました!できるようになった、というのがめっちゃ嬉しくて。家族とか友人にもみんなに見せていきました。本当、完成した時は感動しました。最初は「こんなものが自分にできるのか」と思っていたんですけど、できるようになりましたね。


岡山さん)わたしは、校舎にいる時にいろんな受講生や卒業生の話を聞けたことが印象に残っています。校舎にしっかり通ったからこそ経験できることだなと思いました。周りを見ていると、みんなすごいなと思える環境で。転職目指して仕事を辞めて通っている人もいるんだ、と知って「自分も頑張らなきゃ」とモチベーションのひとつになっていましたね。

- 今後の展望はありますか

岡山さん)この会社でしかできないことがいろいろあって、リブランディングとかが特にそうなんですが。他の企業では関われないようなところに挑戦していきたいと思います。この会社で自分たちのオリジナルをデザインして、ブランディングももっと頑張っていきたいです。


北口さん)わたしは社長にずっと言われていることがあって。「デザインするならここにいるだけじゃなくて、いろんな場所に行って、いろんな経験をしたほうがいいよ」って話をされているので、今よりもっと外にも動いていって、いろんなものを見たり聞いたりして経験を積めたらいいなと思っています。

- ありがとうございます。それでは、これでインタビューを終了いたします。お2人の今後のご活躍をスタッフも応援しております。引き続き頑張ってください。

人材開発支援助成金とは

労働者の職業生活設計の全期間を通じて段階的かつ体系的な職業能力開発を効果的に促進するため、事業主等が雇用する労働者に対して職務に関連した専門的な知識及び技能の習得をさせるための職業訓練等を計画に沿って実施した場合に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部等を助成する制度。

事業主から労働局に直接申請いただく必要があります。


(参考:厚生労働省Webサイト)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html


助成金、制度にご興味をお持ちの企業様は、ひとまず一度ご相談いただくことも可能でございます。ご希望の場合は、デジタルハリウッドまでお問い合わせください。

ヤノ運動用品株式会社とは

神戸三宮にて『RUN JOURNEY YANO SPORTS』を営業中。

昭和10年12月31日神戸の地でスポーツ店を創業。
2017年3月従来のスポーツショップから、 ランニングを通して新しいモノ・コト・人と出会い、新しい体験をし、新しいジブンを見つける、「RUN JOURNEY」へと変革。

併設した「R.J cafe」ではカラダ作りをしたい、健康で美しくなりたいをサポート。 ランニング教室やイベントを連日開催し、 「もっと走れるようになりたい」「ランナー仲間が欲しい」といった願いまでもが叶う、訪れた人のランニングライフが充実する場所。


『RUN JOURNEY YANO SPORTS』

https://www.run-journey.com/

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