デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田 ブログ

「作品はつくれる。でも、仕事をどう動かす?」

2026-09-05


こんにちは、デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田スタッフです。

先日、デジタルハリウッド大阪クリエイティブキャリアセンターのスタッフが、「関西就転職プログラム」の講義に参加してきました!

今回のテーマは、「人生とキャリアを動かすプロジェクトマネジメント思考」。

講師には、株式会社ロフトワークでHRディレクター・採用担当を務める、基 真理子さんをお迎えしました。

「プロジェクトマネジメント」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。

でも、実際の講義では、ポートフォリオ制作や転職活動など、クリエイターにとって身近なテーマがたくさん登場しました。

今回は、スタッフが実際に講義に参加して感じたことや、印象に残ったポイントをレポートします!


株式会社ロフトワーク

HRディレクター・採用担当を務める基 真理子さん。

テーマは

人生とキャリアを動かすプロジェクトマネジメント思考」です。

「プロジェクトマネジメント」は、意外と身近なもの

開口一番、基さんが投げかけたのは

「みなさんが思っているより、プロジェクトはずっと身近にありますよ」という一言。
紹介されたのは、こんな例です。



ポートフォリオを制作する
Webサイトをつくる
転職活動をする
イベントを企画する



これらも、考えてみれば立派な「プロジェクト」。プロジェクトの特徴である「終わりがあること」「独自性があること」、この2つに当てはめると、普段やっていることが急に自分ごとに感じられてきます。

正解より、次の一歩

「正解が見えない状況でも、少しでも前へ動かしていく」
クリエイティブの仕事は、最初から答えが決まっていることばかりではありません。クライアントの要望が変わったり、途中で方向性を見直したり、思ったように進まなかったり。そんなとき「全部決まってから動こう」と考えてしまうと、なかなか前に進めなくなります。
基さんが紹介したのは、こんなシンプルな考え方です。
動く → 考える → 判断する → また動く
これなら、普段の制作や就職活動にも取り入れられそうです。


プロジェクトを動かす「6つの問い」


プロジェクトを前に進めるための「6つの問い」が紹介されました。
01|何を、なぜ始める?
「Webサイトをつくる」ではなく、「なぜつくるのか?」まで考える。「何をするか」だけでなく「なぜするのか」を考えることで、目的が見えやすくなります。


02|いつまでに、どうなったら一旦完了?
「完成」の基準を決める。100点を目指し続けるのではなく、まずは「ここまでできたら一旦OK」というゴールを設定します。


03|今回やること/やらないことは?
あれもこれもと詰め込みすぎると、なかなか前に進みません。「やらないことを決める」という考え方も大切です。


04|誰が関わる? まず誰に話す?
全部を自分一人で解決しなくてもいい。「このことなら誰に相談すればいい?」と考えることも、プロジェクトを動かすための大切な一歩です。


05|何が起きたら、何を小さくする?
予定通りに進まないこともあります。そんなときに「何を小さくできるか」をあらかじめ考えておく。


06|24時間以内の最初の15分は?
最後は「結局、最初に何をする?」まで具体的にすること。たとえば「ポートフォリオをつくる」ではなく「まず掲載する作品を3つ選ぶ」まで小さくします。

みんなの付箋が、みるみる埋まっていく

続くワークタイムでは、受講生のみなさんが自分の「今、動かしたいプロジェクト」を付箋に書き出していきました。6つの問いに沿って書き進めるうちに、付箋はどんどん増えていきます。
実際に書き出した受講生からは、こんな声が聞こえてきました。


「ここがまだ決まっていなかった」
「これは誰かに相談した方がよさそう」
「まずはここから始めればいいんだ」 「人に話してみる」

と生まれる気づき

ワークの後は、考えたプロジェクトを参加者同士で共有するシェアタイムです。


「それなら、こうしたらいいんじゃない?」
「そこをもう少し具体的にしてみたら?」
「自分も似た経験があります」


隣の人に話すだけで、アドバイスや共感が返ってくる場面が多く見られました。これから就職や転職を考えている人にとっては、「誰かに話してみること」自体が、キャリアを動かす最初のきっかけになるのかもしれません。

「人に話してみる」と生まれる気づき

ワークの後は、考えたプロジェクトを参加者同士で共有するシェアタイムです。
「それなら、こうしたらいいんじゃない?」
「そこをもう少し具体的にしてみたら?」
「自分も似た経験があります」
隣の人に話すだけで、アドバイスや共感が返ってくる場面が多く見られました。これから就職や転職を考えている人にとっては、「誰かに話してみること」自体が、キャリアを動かす最初のきっかけになるのかもしれません。

採用担当者だからこそ聞ける「企業のホンネ」

講義後半では、基さんから「採用する側から見たクリエイター」というお話もありました。
ポートフォリオをつくっていると、つい「作品をどう見せよう?」「デザインをもっときれいにしよう」と考えがちです。もちろんそれも大切。ですが採用する側が知りたいのは、完成した作品だけではありません。
「なぜ、このデザインにしたのか?」
「どんな課題に対して、この提案をしたのか?」
「どう考えて、この表現を選んだのか?」
作品の裏側にある「考え方」も大切です。これからポートフォリオをつくる人にとって、意識しておきたい視点でした。

ポートフォリオは「作品集」じゃなかった

このお話を聞いて、ポートフォリオについても少し見方が変わります。作品を並べるだけでなく「自分はどう考えて、どうつくったのか」まで伝える。そうすることで、ポートフォリオは単なる「作品集」ではなく、自分自身の考え方や強みを伝えるツールになります。
「つくれる」ことだけでなく「考えて、仕事として進められる」ことを伝えられると、より自分らしいポートフォリオになりそうです。

キャリアも、ひとつのプロジェクト

「将来、何をしたいのかわからない」
「どんな仕事が自分に向いているのかわからない」
そんな悩みを持っている方もいると思います。
講義を聞いていて感じたのは、キャリアもプロジェクトと同じように、最初からすべてを決めなくてもいいということ。まず動いてみる。新しい情報を得る。必要であれば方向を変える。そして、また次の一歩を決める。
大切なのは「将来の正解を決めること」ではなく、「今の自分ができる次の一歩を決めること」です。

「つくれる人」から「仕事を動かせる人」へ

今回の講義を通して感じたのは、クリエイティブの仕事には制作スキル以外にもたくさんの力が必要だということでした。
考える。伝える。人に相談する。判断する。そして、前に進める。
どれも、実際に仕事を始めてから突然身につくものではありません。だからこそ、学生のうちから「仕事ではどう考えるのか?」を知っておくことには、大きな意味があります。
デジタルハリウッド大阪クリエイティブキャリアセンターの「関西就転職プログラム」では、現役のクリエイターやプロデューサー、企業の採用担当者などから、実際の仕事で求められる視点を学ぶことができます。
「スキルは身につけた。次は、それを仕事につなげたい。」
「作品だけでなく、自分の考え方も伝えられるようになりたい。」
そんな方に、ぜひ参加してほしいプログラムです。

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