デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田 ブログ

未経験からSNS広告デザイナーへ
卒業生が語る現場のリアル

2026-10-27

卒業生が語る「SNS広告デザイナー」のリアル|未経験から広告・SNS運用の現場へ【ぷちハリ】

「デザインを学んでも、本当に仕事につながるの?」「未経験からでも、現場で通用するようになれるの?」―これからデザインを学びたい方にとって、いちばん気になるのは卒業後の姿ではないでしょうか。

デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田では、卒業生が登壇するイベント「ぷちハリ」を開催しました。今回の登壇者は、専科Webデザイナー専攻/グラフィックデザインマスター講座を卒業し、韓国系の広告・SNS運用会社で2年間デザイナーとして働いた舞薗さん。

現場で求められるデザインの考え方から、アルバイトを経て就職した道のりまで、リアルな話をたっぷりお届けしました。

ぷちハリ登壇の様子

登壇する舞薗さん

登壇者プロフィール

舞薗さん(Webデザイン/グラフィックデザインコース 23年9月生)

  • 服飾専門学校で縫製などを学び、IllustratorとPhotoshopに出会う
  • 専門学校卒業後はSNS広告のアルバイトをしながら、好きだった韓国に通う
  • コロナ期間に「何か始めたい」と、企画やゲームの動画編集を経験
  • 元々興味があったWebデザインを学ぶため、デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田に入学
  • Instagramで募集していたアルバイトに合格し、韓国系の広告・SNS運用会社に2年勤務

服飾の学校で学んだあと、いくつもの寄り道をしながら「やってみたい」を大切にデザインの道に進んだ舞薗さん。「好きなこと(韓国)」と「身につけたスキル(デザイン)」が仕事の中で結びついていったことが、とても印象的でした。

広告デザインとは? 「おしゃれに整える」のは最後の最後

最初のテーマは「広告デザインとは何か」。舞薗さんが最初に伝えてくれたのは、デザインは見た目を整えることだけではないということでした。

おしゃれに整えるのは最後の最後。まずは「言語化」する。

制作に入る前に、次のようなことを言葉にして整理するそうです。

  • 誰に届ける? → ターゲット
  • 何を伝える? → 商品の良さ、何が良いのか/他とどう違うのか
  • どう感じてほしい? → 良い印象を与えたい など
  • 何をしてほしい? → 購入・来店・認知 など
  • 企業らしさは? → ブランドイメージ(かわいらしい、清潔感 など)

「正直、自分のやりたいデザインはできたことがないです」と笑いながら話してくれたのも、実際の現場感が伝わるエピソードでした。

仕事のデザインは、自分の好みではなく、届けたい相手と目的から逆算してつくるもの。そう聞くと、デザインが「センスの勝負」ではなく「考え方を身につければ伸ばせるスキル」に思えてきます。

ぷちハリ登壇の様子

デザイナーの頭の中は?

続いて、制作中にデザイナーが何を考えているのかをご紹介いただきました。ポイントは次の2つです。

  • 最終的に、見た人にどんなアクションを起こしてほしいのか?
  • どんなストーリーで紹介するか?

たとえば韓国旅行向けの投稿なら、「韓国旅行で結局何を買えばいいか迷っていませんか?」という悩みから入り、「これを買えばOK」「迷ったら買うものリスト」とまとめる。すると見た人は「次に行くときのためにチェックしておこう」と思い、リンクから「今すぐ日本にいながら買える」ことまで自然に伝えられる。見た人の気持ちと行動の流れまで設計するのが、広告デザインの面白さだと感じました。

実際の制作事例

実際に制作したSNS投稿(複数枚をスワイプして見るカルーセル形式)もご紹介いただきました。韓国・江原(カンウォン)エリアを観光タクシーで巡る旅行コンテンツで、アクセス方法、予約方法、エリアごとのおすすめスポット、観光案内所の詳細まで、1つの流れで分かりやすくまとめられています。

SNS広告の制作事例

実際に制作されたSNS投稿の事例(企業の制作物のためぼかしを入れています)

情報量が多くても、読み進めたくなる見せ方になっているのは、先ほどの「誰に・何を・どう伝えるか」が整理されているからこそ。「なるほど、こう考えてつくるんだ」と、参加者の皆さんも真剣な表情で見入っていました。

卒業後の仕事は? 未経験からの入り方

入学を検討されている方が特に気になるのが、卒業後の進路ではないでしょうか。舞薗さんはアルバイトを経て入社したそうです。

  • 入りたい会社があるなら、SNSなどで募集をこまめにチェックしておく
  • できることは多い方がいい(Webデザインができたことが採用につながり、印刷物の依頼を受けることもあった)
  • 未経験からのステップアップで最初から社員で働くハードルを感じているのならアルバイトでスキルをつけるという選択肢もありだと思う

一方で、「SNS系は土日にアップ作業があるなど、大変なことも多い」という正直なお話も。良い面だけでなく大変な面も聞けるのは、卒業生登壇ならではです。入学前に働き方のイメージを持てるのは安心につながりますよね。

学びながらやっておくべきこと

デザインの発想をどこから着想を得るのか

  • 駅のポスター、スマホで見る広告、雑誌のレイアウトなどを見て、常にアイデアを貯めておく(色・写真・レイアウトがなぜそうなっているのかを考える)
  • 依頼通りに作ることが多くても、おしゃれなデザインを知っておく
  • 「こういう意図でデザインした」と説明できるようにする

特別な準備ではなく、毎日の通勤・通学で目にする広告が、そのまま勉強の材料になるというお話でした。

ぷちハリ登壇の様子

まとめ:「好き」と「デザイン」が仕事になる

舞薗さんのお話をまとめると、ポイントは次の4つです。

  • 「誰に・何を・どう伝えるか」を先に考える
  • デザインを見るときも「なぜ?」と疑問を持つ
  • できることは多い方がいい
  • 常にアイデアを貯めておく

服飾の学校から、動画編集、そしてWebデザインへ。回り道に見える経験も、「好きな韓国」とデザインスキルが重なったとき、仕事として形になっていきました。未経験からのスタートでも、学んだスキルを武器に、自分らしい働き方につなげている卒業生がいます。「今から始めて間に合うかな」と迷っている20代後半の方にとって、きっと背中を押してくれるお話だったのではないでしょうか。

デジタルハリウッドSTUDIO大阪梅田では、こうした卒業生の声を聞けるイベントを開催しています。デザインの学び方や卒業後の進路について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

本記事は、卒業生登壇イベント「ぷちハリ」の内容をもとに構成しています。

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■デジタルハリウッドSTUDIO編集部
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Web・映像・デザイン・UI/UXなどを学ぶ受講生一人ひとりの学びと挑戦を日々サポートしてきた経験をもとに、STUDIO現場のリアルな声や卒業生インタビュー、最新の学習トピックスなど、クリエイティブな学びに役立つ情報を発信しています。
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