本科UI/UXD専攻2019年4月生
木田 麻琴さん
デザインの本質に関わりたかった
■UI/UXD専攻で勉強されていますが、もともとデザインには興味を持っていたんでしょうか。
木:そうですね。興味はもともとありました。大学の部活でデザイン系の作業をすることが多くて、それが楽しかったというのもあります。自分たちでデザインしてTシャツを作ったりしていました。自分が楽しんでやったことだけど、周りの人が喜んでくれたので嬉しかったです。
■デザインを仕事にしたいと考えたのはいつごろでしょう。
木:本格的にデザイナーになりたいと考え始めたのは去年、三年生の時ですね。広告や経営系の企業で行われていたインターンで、デザイン寄りのものにいくつか参加したんですが、思うような職に巡り合えなくて。もっとデザインの本質的なところに関わりたいという気持ちから、じゃあデザイナーになろう!と思いました。
ちょうど先輩にもUIUXデザイナーとwebデザイナーがいたので話を聞いてみて、やっぱりやってみたいと思いました。
■先輩にデザイナーがいらっしゃるんですか。
木:そうです。2人とも仲良くさせてもらっている先輩なので色々と教えてくれました。しかも、そのwebデザイナーの先輩は大阪校の卒業生なんですよ。だからここも先輩の後押しがあって入学しました。
■そうなんですか。そんな先輩がいると心強いですよね。
木:そうですね。本当に助かっています。
今自分がやっていることは間違っていないと思える
■デザイナーを目指すと決めた時のご家族や周りの反応はいかがでしたか。
木:両親としてはやっぱり公務員とか大手企業とかが良かったみたいですけど。話をして今は応援してくれています。こうして学校にも通わせてもらっていますし。
■良いご両親ですね。周りの応援を得て、いざ学校に入ってみて感じることはありますか。
木:最初に思うことは入学して良かったなということです。実は入学する前は不安でいっぱいだったんですよ。授業についていけるのか、先生はどんな感じなのか、受講生同士の関係は実は希薄なんじゃないか、挙げれば色々と出てきてしまいます…。
■入学前はたしかに不安ですよね…。その不安は今となってはどうでしょう。
木:まったくなくなりました。今は自分がやっていることは間違っていない、本当にやりたいことだと思えていますし、とても楽しいです。
■それは良かったです。不安がなくなって、代わりに何かを得た感触はありますか。
木:あります。入学してみて授業以上に大きい意味を持つと思ったのが特別講義なんですが、最初のころに実際のデザイナーさんが講義に来てくれた時があって。どんな仕事をするのかとかデザインに対する考え方とか、具体的な事例を出しながら話をしてくれたんです。その講義のおかげで、自分がやりたいことを明確に捉えることができましたし、腑に落ちた瞬間でした。講義を聞いて、これこれやりたいこと!ってなりましたから。笑
ユーザーの願いを叶え、ときめきを与えたい
■デザイナーとしてやっていくうえでのテーマや目標はありますか。
木:死ぬまで向き合い続けると思うのは「何が私を私たらしめるのか」ということですかね。木田麻琴というブランドにはどのようなイメージがあり、どのような色を持っているのか、それを見つけることが目標です。もう少し近いところで言うとヴォーグという雑誌に載ることです。ヴォーグは多様性を大事にしていると思うので、それに載るということはある程度自分の色や自分らしさが出来上がっていて、それを世間に認識されていることになるのかなと思っています。
■では、目標ということではなく、デザイナーになってからどのように仕事をしていきたい、何がしたいという考えはありますか。
木:それはユーザーの願いを叶えることと、ときめきを与えることですね。
■ときめきですか。具体的にどういうことでしょう。
木:色々ありますが、温かみであったり、感動、勇気とか。そういった類のものです。私のデザインに触れた人がそのように感じてくれたら嬉しいです。あと、ユーザーの願いを叶えるというのは、ユーザー自身も気づいていない要望や本音、本心までもデザインに反映していきたいと思っています。
■なるほど、ありがとうございます。これから木田さんがそんなデザイナーとして活躍できるよう応援しています!
木:ありがとうございます。頑張ります。
最後に入学検討者へのメッセージをお願いします!
まず迷っているならやってみることは大事だと思います。やってみないと見えてこないことってたくさんあるじゃないですか。知らないことは疑ったり不安に感じたりするけど、それは想像とか思い込みでしかないので、結局自分で動かないとわからないんですよ。
お金とか時間とかなにか犠牲にすることはあるかもしれないし、入学して思った通りいかないかもしれないけど、それでも後悔する必要もないと思います。仮に思った通りいかなくても、前の選択が間違っていたとは思いません。思った通りいかないと気付けることが正解だと思います。そこでまた別の道が見えてくるので。
間違った決断をしたと思うことが間違っていて、決断自体はどんなものも間違っていないと私は思っています。そのあとに自分がどう考えて、どう動いていくかですよね。
まあ結局、何が言いたいかというと、やりたいことはやってみたらいいと思いますよってことです。笑