グラフィックとWEBデザインを徹底解説!
デザイナーと一口に言っても、その世界は実にバラエティに富んでいます。
テレビや雑誌でよく目にするファッションデザイナーはもちろん、形あるものをデザインするプロダクトデザイナー、空間を彩るインテリアデザイナー、デジタルの世界を作り出すCGデザイナーなど、その種類は本当に多岐にわたります。
私たちデジタルハリウッドでよく質問されるのが、「グラフィックデザインとWEBデザイン、何が違うんですか?」というテーマです。今回は、この二つのデザイン領域の違いについて、わかりやすくお話しします。
◎グラフィックデザインとは?
グラフィックデザインは、いわば「紙モノのデザイン」と呼ばれる分野です。具体的には、印刷物全般のデザインを指します。ポスター、雑誌、パンフレット、名刺、書籍、チラシ、パッケージ。私たちの身の回りにある、印刷された様々なモノたちは、グラフィックデザイナーの手によって生み出されています。
この分野では、限られたスペースに、文字やイラスト、写真をいかにバランス良く、魅力的に配置するかが腕の見せどころ。A4やB5といった決まったサイズの中で、いかに効果的に情報を伝えられるかが重要になります。
◎WEBデザインとは?
一方、WEBデザインは、パソコンやスマートフォン、タブレットといったデジタル機器の画面上で展開されるデザインです。ウェブサイトやアプリケーション、デジタルコンテンツのインターフェースを作り上げていきます。
グラフィックデザインとは異なり、WEBデザインは「スクロール」という無限の可能性を持つキャンバスの上で自由に表現できます。また、スマートフォンからパソコンまで、様々な画面サイズに対応できるレスポンシブデザインも、この分野の大きな特徴です。
◎色彩の違い
グラフィックデザインとWEBデザインでは、色を表現する方法が根本的に異なります。その違いの鍵を握るのが、「RGB」と「CMYK」という二つのカラーモードです。
RGBは、「Red(赤)」「Green(緑)」「Blue(青)」の三原色から成り立つカラーモードです。
主にデジタル画面で使用され、WEBデザインの標準的な色表現方法となっています。
テレビ、スマートフォン、パソコンの画面は、それぞれの画素が赤、緑、青の光を発光させることで色を表現しています。例えば、白は三色の光を最大限に発光させ、黒は光を完全に消すことで表現されます。このため、デジタル画面では鮮やかで明るい色彩を実現できるのです。
CMYKは、「Cyan(シアン)」「Magenta(マゼンタ)」「Yellow(イエロー)」「Key(ブラック)」の4色から構成されるカラーモードです。主に印刷物のデザインで使用されます。
印刷では、インクを重ねることで色を再現します。白い紙にシアン、マゼンタ、イエローのインクを重ねていくことで、さまざまな色を作り出します。最後にブラックのインクを加えることで、色の濃さや陰影を表現するのです。
RGBで作成したデザインをそのまま印刷すると、色味が大きく変わってしまうことがあります。画面上で鮮やかだった色が、印刷すると暗く、くすんだ印象になることも珍しくありません。
プロのデザイナーは、デザインの用途に応じて適切なカラーモードを選択し、必要に応じて変換を行います。WEBサイト用のデザインはRGB、印刷物はCMYKと、用途に合わせて色モードを切り替えるのです。
◎どちらを選ぶ?
今の時代はWEBデザインにチャンスがいっぱい。デジタル社会の進展とともに、その需要はどんどん高まっています。
ただし、理想的なのは両方のスキルを持つことです。WEBサイトを作りながら、同時にチラシやロゴも作れたら、クライアントからも喜ばれるでしょう。カフェのウェブサイトとメニュー表、ブティックのウェブサイトと手提げ袋など、トータルでデザインできる人材が今、とても求められているんです。
デザインの世界は常に進化し続けています。
技術は日々変化し、求められるスキルも変わっていきます。大切なのは、好奇心を忘れずに、常に学び、自分の創造性を信じること。
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