更新日:2021年11月16日
デザイナーといっても、色々な「デザイナー」のがあります。
ファッションデザイナーが一番有名ですが、プロダクトデザイナー、インテリアデザイナー、CGデザイナーなどなど、この他にももっとあります。
デジタルハリウッドには、グラフィックデザインを学べるコースとWebデザインを学べるコースの二つがあります。
何が違いますか?どちらがおすすめですか?というご質問をよくいただきます。
グラフィックデザインとWebデザイン、その違いとは?
グラフィックデザインとは、印刷媒体のデザイン、別名「紙モノのデザイン」のことを指します。
文字や写真、イラスト、図などのグラフィック要素を組み合わせてデザインすることの総称をグラフィックデザインと呼んでいて、媒体はポスター、新聞、雑誌、書籍、看板、パッケージなど多岐にわたります。
Webデザイナーとは、ひとことでいうとウェブサイト(ホームページ)を作る仕事です。クライアントの要望や目的に沿ってデザインし、それをパソコンやスマホといったメディアで表示できるようにするための作業(マークアップ)を行います。
写真の加工やイラストの作成、文字などのコンテンツの配置をするというところは、グラフィックデザインもWebデザインも似たような作業をします。
そのほかのところで、両者の作業で大きく違うところは2つあります。
ひとつは、「サイズ」についてです。
グラフィックデザインは紙などの素材のタテのサイズに合わせてコンテンツを並べる必要があります。
例えばA4サイズの用紙に印刷すると決まっていたら、全ての文章、写真などのコンテンツをA4に収まるように配置することを考えなければいけません。
その一方、Webデザインはタテのサイズが決まっていません。スクロールをすることができるので、コンテンツの縦の長さを気にせず作ることが出来ます。
もう一つは、「色」についてです。
グラフィックデザインでは、紙にインクで色をつけます。しっかり発色させるためには、濃い色が必要になります。薄い色は見づらくなります。
一方Webデザインではパソコンやスマホの画面で見ることになります。画面は発光しているためインクの色合いとは異なります。
薄い色、淡い色もきれいに発色します。一方濃い色は目がチカチカしたり刺激が強く感じます。
どちらがおすすめ?
仕事の幅を広げておきたい方やご予算や時間に余裕がある方には、両方を学べるといいですねとお伝えするのですが、どちらか一つに絞るとすると、Webデザインの方をおすすめします。
その理由は「将来性と仕事の数」です。
デジタルハリウッドには、「グラフィック経験者プラン」というコースがあります。
グラフィックデザインやDTPデザインを経験している方で、Webデザイナーに転向したい方向けのものです。
どうしてそういうコースがあるのかというと、「転向したい」という方が増えているからです。
その理由はこちらのブログに詳しく書いていますので、ぜひよろしければご覧ください。
紙媒体の仕事は、世の中のペーパーレス化の波によって減少傾向にあるためです。
これから勉強するとしたらどちらがいいか、お分かりいただけたと思います。
フリーランスになるには、どうしたらいいか?
私の一番のおすすめはグラフィックデザインもちょこっとできるWebデザイナーになることです。
お店のオープンと同時にWebサイトを作りたいというお客様がよくあるのですが、オープンのご案内のチラシも作れますよというと喜ばれますし収入アップになります。
カフェならWebサイトとメニュー表やコースター、ブティックならWebサイトと手提げ袋といった風に、
Webサイトと紙のデザインをセットにしたご提案ができるようにしておくと、お仕事を受注しやすくなります。
フリーランスは、ちょっとした気遣いが出来る人に仕事が集まりやすいんです。
「御社ならこれも必要になりそうですが、お作りしましょうか?」と気を効かせてご提案ができる人になっておきたいです。
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