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ウェブデザイナーを募集している企業の人事担当さんに聞いてみた。
「こんな人なら、すぐ採用です。」

2018-08-18

未経験からWebデザイナーに転身する方が年々増えています。
そういった方たちは、 どんなスキルを、どうやって身に着けたのか 気になりませんか?


実際にそういった経験をした方にインタビューしてみようと思ったのですが、それよりも、そういう方を採用した人事担当さんに「どんな人を採用するのか」を聞いたほうが早い(笑)と気が付きました。

というわけで、名古屋にあるWeb制作会社の採用担当の方にお話を聞いてきました!


人事担当さんに聞いてみた。その1、ウェブデザイナー採用時のスキル

・Photoshop、Illustratorで制作ができること

Q.まず、採用するならこれは絶対必要!というスキルは何でしょうか。

A.「まずは、グラフィックソフトを使える人ですね。仕事で絶対使いますから。

Q.「使える」と言いますと、具体的にどういうレベルでしょうか? 趣味でイラストを書いたり、自分で撮った写真の加工とかでもいいですか?

A.「皆さんが普段ネットサーフィンするときに見かけるようなウェブサイトのデザインができるレベルです。

イラストがプロ並みに書けるとか、すごい画像加工ができるスキルがあっても、ウェブサイトは作ったことがないという人の採用はちょっと難しいんです。

ウェブサイトを自分で作ったという経験が欲しいんです。完成するまでの工程を知っていていることが重要なんです。
「この作業では何が必要で、次は何を準備しなきゃいけない」という段取りが分かっていれば、社内で即戦力になってもらえるのでとても助かります。

Q.未経験からウェブデザインの学ぶ方の中には、デザインをどうやってレベルアップしたらいいか悩む人が多いのですが、どうすればいいでしょうか。

「そうですね。自分が今作れるデザインのクオリティが多少低かったとしても、仕事をしながら覚えようという気持ちでクオリティの高いものをたくさん触れていれば、2年もすればグッとレベルがあがっていきます。
だから、それほど心配しなくて大丈夫です。」


・HTML、CSS、JQueryのスキルは、デザイン制作志望であっても必要な知識

Q.デザインが得意でPhotoshopとIllustratorは使えるけど、HTMLやCSSは勉強していないというケースはいかがですか?

A.「ホームページを表示するための基礎知識なので、デザイナーであっても、HTMLやCSSの知識は必須です。そこを全然知らない人がウェブサイトのデザインを作ってしまうと、他の部署の担当者が苦労することになるんですよ。

複雑なコードの知識は必要ないですが、単純なレイアウトのHTMLやCSSなら分かる程度の知識が欲しいです。」

人事担当さんに聞いてみた。その2、ずばり!こういう人ならすぐ採用したい

Q.Webデザインスクールを卒業したばかりで実務経験がない方の場合、どういった基準で採用されていますか?

A.「デザイン、HTML、CSS、JQueryの4つの技術の 基礎 をきちんと勉強した人、そして先ほども言いましたがウェブサイト作った経験を持っている人ですね。」

Q.デジタルハリウッドでは、卒業制作としてホームページを企画からデザイン、制作までを行うのですが、そういったスクールの課題として作ったものでも経験と考えて頂けるのでしょうか?

A.「はい、大丈夫です。学校を卒業したばかりでは経験はまだ浅いとは思いますが、卒業制作で時間をかけて素晴らしいものを作ったという方に今までに何人もお会いしています。そういう方は積極的に採用させていただいています。」

ウェブの知識はどこまで必要?プログラミングも必要?

Q.先ほど挙げられたのは先ほど挙げられたのは4つの技術でしたが、ウェブに関する技術や知識の幅がとっても広いですよね。
未経験から勉強する場合、色々な知識を広く習ったほうがいいですか?
それともその4つに絞ってしまっていいんでしょうか?

A.「ええ、ウェブの知識は確かにかなり広いです。
だからこそ、さっきの4つの技術の基礎はしっかりできるようになっておいて欲しいんです。

一番困るのは、プログラミングも動画もWebもと、色々知識をかじっているけど、それを使って実用的なものを作った経験はないというケースです。

最近、スクールを卒業したばかりの人の面接で、「phpやRubyといったプログラミング言語もちょっと勉強しました」と言う人がよく来られるのですが、せっかくですがほとんど採用させてもらっていません。

Q.え!スキルが高いはずなのに、どうしてですか?

A.ウェブデザイナーはフロントエンド(ホームページを表示するための技術)の技術が必要で、プログラミング言語はバックエンドエンジニア(サーバーやデータベースのシステム開発を行う仕事をする人たち)の扱う領域なんです。
だから、実はウェブデザイナーがプログラミング言語を使うことはほとんどないんです。


でももし、そのプログラミング言語を使って何か実用的なものを作った経験があるなら、それと同じ仕事があったときにお願いできます。でも知識があるだけでは仕事はお願いできません。


本音を言わせてもらうと、それを勉強する時間があるならまずはHTMLやCSSをしっかり勉強してきて欲しいんです。広く浅い知識では、なかなか仕事にならないんです。」

ウェブデザイナーとして採用される人のポイント。まとめると!

  • ウェブサイトのデザインから制作までを一通りできる人
  • Webの実務経験がない場合は、色々な知識を広く浅く勉強するよりも、必要な技術を確実に身につけている人。
  • 必要な技術とは、デザイン、HTML、CSS、JQueryの4つ基礎

あれもこれも勉強しないといけないと焦っている人は、今回のお話でちょっと安心されたのではないでしょうか。
デジタルハリウッドでは、即戦力になるための必要最低限の知識に加え、ウェブサイトの制作をする経験を積むところに重点を置いたカリキュラムになっています。

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