こういったご質問を今年に入ってからたくさんいただくようになりました。
- 『名前はよく聞くけど、何のことかよく分からない』
- 『UI/UXデザイナーっていう名前を聞いて、かっこよさそうだと思ったんですが、これは何の仕事ですか』
- 『Webデザインをする上で重要とは聞いたんですが、どう身につけたらいいか分からない』
などなど、UI・UXへの注目が高まっています。
ナニかとカタカナ用語が多いウェブ業界。いったい何のことなのか想像しづらい言葉も多いですよね。
今回は、UI/UXについて簡単に説明したいと思います。
そして、Webデザインの仕事とどう関わってくるのか?ということもお話しします。
UI・UXをなるべく分かりやすく
UIの意味は・・・User Interface(ユーザー・インターフェース)の略語。
UXの意味は・・・User Experience(ユーザー・エクスペリエンス)の略語。
うーん、分かりにくいですね。これをとってもとっても噛み砕いて言うと、
そのモノを人(ユーザー)が見た時、あるいは操作した時、使った時
どんな体験をするか、どんな気持ちになるかということをUX/UIと言うんです。
この言葉、Webデザインに限ったことではなく、書籍だったり、クルマだったり、アプリだったり、家電だったり、人と触れるもの全てに使われています。
今回は、Webデザインに限ったことでお話しさせていただきますね。
それでは、皆さんがパソコンやスマートフォンでWebサイト見た時をちょっと思い出してみてください。
こんな風に感じたことはありませんか?
- デザインがきれいだな
- 動きがスムーズでいい感じだな
- 文字が読みやすいな
- 探したいことがすぐ見つかった
皆さんがこんなWebサイトと出会ったら、今後もまた見に来ようかなとか、ブックマークしておこう と思ったりしますよね。
あるいは・・・
- 文字と背景の色が似てて読みづらい
- どこにボタンがあるのか分からない
- 次へボタンかと思ってクリックしたのに、関係ないページが開いてしまった
- この店に行きたくてアクセスの書いてあるページを探しているのに、見つからない
皆さんがこんなWebサイトと出会ったら、もうこのサイトは見に来たくないと思いませんか?
『UI/UX設計』とは、おもてなしの心
Webサイトを見た時、オレンジ色の文字で書いたような気持になるものは、「いいWebサイト」ということになります。
ユーザーにとって情報が見やすく、使い勝手が良く、知りたいことがすぐ分かるような工夫をして作るということ、それを 『UI/UX設計』と呼びます。
新しい言葉のように思えますが、使う人のことを考えてWebサイトをデザインするということ、つまり『おもてなしの心』をもってWebサイトを作るということは、実は昔から言われていたことなのです。
より多くの人に見てもらい、何度も訪問してもらえるようなサイトにするためには、使い勝手が良くすることが欠かせないからです。
Webサイトの利用人口が爆発的に増えてきたことに伴って、ここ数年でより一層それを意識して制作するようになってきたため、「UI/UX」という特別な言葉を使うようになったようですね。
UI/UX設計をするとは、具体的に。
「おもてなしの心でお客様をお迎えしなさい」とひとくちに言われても、ご挨拶やお茶の出し方などいろいろな方法があるように、UX/UIにもいろいろな項目があります。
その例をあげますと
- 色使い・・・背景部分(ベースカラー)と、目立たせたい部分(アクセントカラー)に適度な調和とコントラストがあり、見やすいこと
- ボタンの位置・・・クリックしやすいサイズ、見つけやすいけど他の部分の邪魔にならない配置
- サイトの構造が分かりやすい・・・どのページがどこにあるのかが感覚的にわかる
- コンテンツの配置・・・ユーザーが知りたい情報が分かりやすい場所にある
などなど、他にもいろいろありますが、これをすると便利かな?ここだと見やすいかな?と、見る人のことをあれこれ想像しながら作っていきます。
これ、結構楽しいんです!
どうやって勉強したらいい?求人は?
「UI/UXデザイナー」の求人は、東海、名古屋地区ではあまり見かけません。ほとんどが首都圏なのではないかと思います。
もともとUX/UIとはWebデザイナーの仕事の一つなので、UX/UIだけに特化して仕事をするということが地方都市にはあまりないようですね。
その代わりに、Webデザイナーの求人で、業務の中に「UI/UX設計」という一文が入っていることが増えました。
そういった場面に備えて面接の際に、UI、UXについての質問の答えを用意しておく必要があります。
UX/UIを勉強するには、いろいろなタイプのWebサイトを作っていくことが重要です。
デジタルハリウッドでは、ウェブデザイナー専攻コースの中にUI/UXを学ぶカリキュラムが入っています。
概念を学ぶだけでなく、実際にWebサイトを制作しながら学べるため、しっかり身に付きますよ。
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