ChatGPT、Adobe Firefly、Stable Diffusionなど、多くの生成AIが登場し、クリエイティブ業界に大きな影響を与えています。今後のクリエイティブを揺るがすと言われているAIを積極的に活用し、「サポーティブAI」という概念のもと、アニメコンテンツにAIを取り入れたプロジェクトを推進している株式会社KaKa Creationをお招きし、今回セミナーを開催する運びとなりました。
当日は、双子アニメTikToker「ひなひま」プロジェクトのプロデューサーを務められる飯塚直道様に、「ひなひま」プロジェクトのワークフローの解説、AIアニメ制作の可能性をお話しいただきます。
また、生成AIによる著作権侵害への懸念など未来への課題についてクリエイティブの現場からの見解を伺える貴重な講演となります。
アニメ制作を始めクリエイティブ全般に携わる方、クリエイティブ業界への転職を目指している方、AIの活用方法など、今後のクリエイティブ業界について理解を深めていただけるセミナーとなりますので、ご興味のある皆様のご参加をお待ちしております。
登壇者紹介
株式会社 KaKa Creation について
KaKa Creationは「AIの力で、創造する人に力を。もっと、世界をつなぐクリエイションを。」というミッションの元、AIを活用したアニメ制作事業 / コンテンツサービス開発事業を展開しています。また、子会社である株式会社KaKa Merchでは、AIを活用した海外流通支援事業 / MD関連事業を展開しています。最新のAI 技術と独自のフローをベースにしながら、世界を見据えた最高のコンテンツをつくれる体制で、クリエイターの皆様と一緒に様々な感動を創り出してまいります。
株式会社KaKa Creation CCO │ 飯塚 直道様
2016年に株式会社サイバーエージェントに新卒入社。ABEMAにて「にじさんじのくじじゅうじ」「P-sports」などのゲーム番組プロデューサーを担当。2018年からは株式会社Production I.Gにてアニメの制作現場入りをし、制作進行を経験後、Netflixオリジナル「ULTRAMAN」FINALシーズンや劇場作品「攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間」のラインプロデューサーを担当。KaKa CreationではCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)として、プロジェクトの企画と品質担保を請け負っている。現在もCGプロデューサーとして数本のアニメ作品を担当。
株式会社KaKa Creation AI・CGテクニカルディレクター │ Ultra-noob様
AI×CGの横断的な技術分野を担当。ソフトや領域にとらわれないアウトプット主義で、自社IPプロジェクト「ひなひま」では主にUnrealEngineとStableDiffusionを活用しながらセル素材を生成している。元ボカロPでもある。
双子アニメTikToker「ひなひま」について
2023年11月21日(火)より始動したプロジェクト。キャラクターデザインは「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」などのキャラクターデザインを担当した横田拓己氏が手掛けている。アニメ制作の過程でAIを本格的に導入しており、AIによる作業工数の削減の恩恵を受け、高品質な縦型ダンスアニメ動画を高頻度にお届け中。
主にCGソフトとAIソフトの2つを使用してアニメ制作を行い、3DアニメをStable Diffusionでセルアニメに変換するというアイディアをベースにした当社独自のワークフローを構築。
サブツールとしてCGソフトを採用し、作成したCG映像をAIがアニメ生成をする際の参照元データと設定し、最終的にStable Diffusionでアニメを制作している。
■アニメTikToker「ひなひま」プロフィール
都内の高校に通う双子の女子高生で、現在1年生。姉が白毛のひまり(妃莉)で、妹が赤髪のひなな(陽奈奈)。TikTokへの動画投稿は、身の回りで流行っているから始めた。アニメが好きなのでコスプレダンスもいつかやってみたいと思っているが、お金がなくてできてない。
TikTok:https://www.tiktok.com/@hinahimaa
開催概要
▼日時
2024年4月14日(日)14:00~15:30
▼参加費
無料(要予約)
▼会場
来場(デジタルハリウッド東京本校) または オンライン(Zoom)
▼トークテーマ
・登壇者/会社紹介
・ツインズひなひまの紹介/ワークフロー
・AIの学習データセットについて
・AIによる表現手法への挑戦と課題
・CG をベースとしない AI アニメ制作の可能性について
・質疑応答