こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO渋谷です。
今回は、家庭とキャリアの両立というテーマの中で、自分らしい働き方を切り拓いた和田さんのインタビューをお届けします。
子育てをしながら「もう一度デザインの世界に挑戦したい」と決意し、学び直しに挑戦。
当時は不安や葛藤もあったものの、学ぶ仲間や先生との出会いが背中を押してくれました。
卒業後は派遣やフリーランス、海外での制作活動を経て、現在は企業のインハウスデザイナーとして活躍中。
学びを通じて培った“動く力”が、キャリアの転機を何度も切り拓いてきました。
今回は、学び直しから10年、母として・デザイナーとして歩み続ける和田さんに、
「挑戦を続ける力」と「学びがつながる実感」について伺いました。
1.卒業生プロフィール
和田響子さん
Webデザイナー専攻 主婦ママクラス 修了
美術大学を中退後、6年間専業主婦として家事育児に専念していたが、「もう一度社会に参加したい」「デザインの仕事に挑戦したい」とデジタルハリウッドSTUDIOの主婦ママクラスへ入学。 卒業後は、派遣社員やフリーランスとしての制作経験を経て、 STUDIOでトレーナー・副担任として受講生の学びもサポート。 40歳で正社員として再就職し、ウェルビーイング系の事業会社で、コスメブランドのバナーやLPのデザインとコーディングを担当。現在は学びを糧に、女性向けデザインの現場で新しい挑戦を続けている。
2.子育てと学びを両立し、“もう一度デザインに挑戦”
Q:現在はどんなお仕事をされていますか?
今はインハウスのWebデザイナーとして働いています。 女性向けコスメブランドのバナーやLPのデザインが中心で、まさにデジタルハリウッドSTUDIOで学んだことや、これまで自分が積み重ねてきた経験が直結している業務を担当しています。 入社してまだ間もないですが、いずれはディレクター職にも挑戦したいと思っています。
Q.Webを学ぼうと思ったきっかけは?
専業主婦を6年ほどしていたときに、「また社会に関わりたい」と思ったのがきっかけでした。 ちょうど周りでも、社会人向けスクールで学び直しを始めた話を聞いたりして、「自分も今、学ぶタイミングかもしれない」と感じました。 もともと美大を中退していて、もう一度デザインに挑戦してみたい、仕事にしてみたいという思いがずっと心に残っていました。 その想いを叶える場として、デジタルハリウッドを選びました。
Q.主婦ママクラスを選んだ理由は?
当時は上の子が6歳、下の子が1歳でした。 同じように子育てや家庭と両立しながら学ぶ仲間が多い環境を選びたくて、主婦ママクラスを選びました。 子どもを抱っこしながら学習をしていた日もありましたが、子ども連れでも受け入れてもらえる場所だったので、無理なく学びを続けることができました。みんなそれぞれに家庭に大なり小なり迷惑をかけているという気持ちがありながらも、「それでもやる」と覚悟を決めて学びに来ている人たち。 共有できることも多く、自然と団結力が生まれました。 「みんなが頑張っているから私も頑張れる」と思える、すごく温かいクラスでした。
Q.学びの中で印象に残っていることは?
広告やWebサイトの見方など、基礎的な学びが今も仕事に活きています。 卒業制作では、親族のお茶の通販サイトを制作しましたが、初めて挑戦するクライアントワークでは上手くいかないことも多くありました。 でもその経験から、「同じ失敗はもうしない」と次に活かせたことは、今思うとすごく良い経験でした。 失敗を重ねながら、自分なりの進め方を見つけていくことができました。
3.ブランクを力に変えて、行動でチャンスをつかむ
Q:卒業後のキャリアはどのように?
卒業後は自分で求人を探して、子育て情報サイトの運営スタッフとして派遣で働き始めました。 当初は決められた業務だけでしたが、「Photoshop使えるならこれも」「Illustratorできるならこれも」と少しずつ任せてもらえる範囲が広がっていきました。 転職活動中に提出したポートフォリオを見てもらったときに、 「未経験だけど未経験じゃないね」と言われて転職先が決まって。 それが、「これまでの学びは間違ってなかった」と自信を持てた瞬間でした。
Q: フランス滞在中も活動されていたと伺いました。
はい。夫の海外駐在で3年間フランスに滞在していました。 現地では就労が禁止されていましたが、 「デザインできます」「こんなものを作りたいです」と自分から発信していたら、ボランティアで 現地の学校から広報物の制作依頼をもらったり、 SNSで友人がお店を開くと見れば「ぜひ作らせて!」とアピールして、実際にWebサイトやショップカードを制作しました。 行動すればチャンスはつながり、実績が積めると実感した時期でした。
Q: 日本に戻ってからの転職活動はどのように?
帰国後は、週3派遣でアパレル企業のWeb担当をしながら、トレーナーやフリーランスの仕事も続けていました。 40歳になったタイミングで、「今こそ正社員として働こう」と決意しました。 正社員で働いた経験がなく、ブランクもあったので不安もありつつ、業界問わずで100社以上に応募しました。 途中からは自分がやりたい女性向けデザインの仕事に絞って応募するようになり、 一気に5社ほど面接を受けて、2〜3週間ほどで決まりました。 なんでも受けた中で、「自分はやっぱり化粧品やアパレルなどの女性向けデザインが好き」と気づけたのも大きな収穫でした。 結果的に、自分の感性に合う会社と自然な流れでご縁をいただけたと思います。
Q: ポートフォリオで意識したことは?
派遣時代の制作物は公開できなかったので、 デジハリでの課題や自主制作を中心に掲載 しました。 AIツールを使って、化粧品ブランドを企画し、LPを制作するというプロジェクトも掲載 しています。 「新しいツールを取り入れて、自分なりに活かす姿勢」 はアピールポイントになりました。もちろんAI任せではなく、出力後に補正やブラッシュアップもしています。 AIを使いこなすには、自分の制作経験が土台にあることが大事 だと思います。
AIを活用した架空LPサイト【SILENCIA】
4.教える立場で感じたことと、次の世代へのメッセージ
Q:トレーナー・副担任として関わってみて感じたことは?
みんな「変わりたい」という気持ちを持って来ているので、本当に前向きな場所でした。 もちろん直しを指摘しなければならない場面も多いですが、褒めると表情がどんどん変わっていくし、作品の完成度も上がっていく。 人が変わっていく瞬間に立ち会えるのは、とてもやりがいがありました。 また、 受講生たちがAIを使いこなしている姿にも刺激を受けました。 私自身もそこから学んで、AIを使った企画やデザイン制作を取り入れるようになりました。 「新しい技術を習得して、何かに活かして形にしていくのが楽しい」と面接でも伝えたところ、評価していただけました。
Q:これから学ぶ方や悩んでいる方へメッセージを。
「自分の価値を自分で決めないで」と伝えたいです。 専業主婦の期間も働けない期間も、ブランクではなく、自分の経験です。 その経験があったからこそ、子育て情報サイトや女性向けのデザインなど、自分らしい仕事に出会えました。 上手くいっているように見える人も、みんな行動しています。 私も、チャンスは自分で掴みにいきました。 だからこそ、迷ったらまず動くこと。 ポートフォリオを磨くことも、声をかけることも全部“行動”です。 年齢や肩書にとらわれず、自分のやりたいことを軸に、挑戦してみてください。
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専科Webデザイナー専攻 主婦ママクラス
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