デジタルハリウッドSTUDIO広島では、実際のクライアント案件を通して、受講生・卒業生が実践的なデザイン制作に挑戦する機会を提供しています。
今回、ホテルインターゲート広島(https://www.intergatehotels.jp/hiroshima/)で展示される「灯ろう流しの歴史」パネルの制作案件を、グラフィック講座卒業生のヤマシタさんが担当しました。
■ 企画概要
広島では、毎年8月6日に灯ろう流しが行われます。
デジタルハリウッドSTUDIO広島オーナーの久保田は、2015年から「オンラインとうろう流し(https://message.tsuguten.com/)」の企画・運営に携わり、世界中から寄せられたピースメッセージを広島市内の施設やデジタルサイネージへ投影するプロジェクトを毎年実施しています。
今回の展示パネルは、オンラインとうろう流しの投影にもご協力いただいているホテルインターゲート広島様より、「灯ろう流しの歴史を国内外の宿泊者の皆さまにも知っていただきたい」という想いからご依頼いただいたものです。
制作にあたり、STUDIO広島オーナーの久保田からは、次のようなポイントが共有されました。
- ホテルの空間に調和するデザインにすること
- 展示環境を意識し、周囲の景観になじむフォントや雰囲気で制作すること
- サイズはA2縦で制作すること
- 「灯ろう流しの歴史」を扱う展示であることが一目で伝わること
- 歩きながらでも目に留まり、立ち止まって読んでもらえる可読性を意識すること
今回は、手に取って読むパンフレットではなく、ホテル館内を移動する宿泊者に向けた展示パネルです。
そのため、「遠くからでも読みやすい文字サイズ」「短時間で内容が伝わるレイアウト」「思わず立ち止まりたくなる視認性」を重視しながら制作を進めました。
■ 現地視察で見えてきた課題
制作前には、実際の展示環境でどのように見えるのかを確認するため、現地視察を実施しました。
デザインは画面上で確認するだけでは分からないことが多くあります。現地で検証したことで、文字サイズやQRコードの大きさ、読み取りやすい配置など、多くの改善点を発見することができました。
改めて、デザインは「美しさ」だけでなく、「利用者が目的を達成できること」が重要であると実感する機会となりました。
その後、現地確認で得られた気付きを反映し、細かな調整を重ねて無事に納品しました。
ホテルインターゲート広島の皆さまからは、「インバウンドの宿泊者様から灯ろう流しの歴史について英語で尋ねられることが多く、このような展示を制作していただけて大変感謝しております。」
という嬉しいお言葉もいただきました。
今回の案件では、単なるデザイン制作だけでなく、
- フィードバックへの対応
- 現地確認
- 実際の利用環境を想定した改善提案
まで含めた、実務に近い経験を積むことができました。
デジタルハリウッドSTUDIO広島では、今後もこうした実案件を通して、受講生・卒業生が「作る力」だけでなく「伝える力」「提案する力」を身につけられる機会を提供していきます。
▼ 山下さんが制作されたポスター
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