こんにちは!デジタルハリウッドSTUDIO広島スタッフです。
主婦・ママクラスの受講生たちが、これまでの学びの集大成として挑んでいる「卒業制作・企画講評会」がありました。
今回の課題は、広島県の子育てポータルサイト「イクちゃんネット」内にある「親子の絆づくりプログラム(BPプログラム)」紹介ページのリニューアル提案です。
実在するWebサイトが抱える課題に対し、受講生たちはクリエイター視点で真剣に向き合い、それぞれの解決策をプレゼンテーションしました。
■ 解決すべき課題:行政サイト特有の「堅さ」をどう変えるか
「親子の絆づくりプログラム(BPプログラム)」は、参加したママたちの満足度が非常に高いプログラムです。
しかし、既存のWebサイトには、初めて育児に挑むママにとって、申し込みまでのいくつかの「壁」がありました。
受講生たちは、こうした課題を「デザインの力」でどう解決するか、それぞれの視点から企画を練り上げました。
■ 5名の企画案に見る、ユーザーへの多彩な「寄り添い方」
提出された5名の企画書には、同じ課題をテーマとしながらも、それぞれ独自の分析とターゲットへの深い想いが込められていました。
「ひとりじゃない」と感じられる、最初の居場所
Aさんは、「勉強の場」ではなく、ママと赤ちゃんをやさしく包み込む「安心できる居場所」としてプログラムを再定義。
アイボリーを基調とした配色と丸みのある図形を用い、スマートフォンでも読みやすく、申し込みしやすいデザインを提案しました。
そっと背中を押す、あたたかな案内ページ
Bさんは、「私でも参加できそう」という安心感を最優先に、装飾を抑えたシンプルで親しみやすいデザインを提案。
情報を整理し、言葉の伝わりやすさを磨くことで、参加への心理的ハードルを下げました。
「楽しく過ごせる居場所」の可視化
Cさんは、行政サイトの堅いイメージを払拭するため、実際の会場の雰囲気が伝わる写真や言葉を多く採用。
パステルカラーやナチュラルベージュを用い、悩みや喜びを共有できる「温かなつながり」を表現しました。
「わからない」を「安心」に変える言葉
Dさんは、行政特有の硬い文章を、子育て中の保護者に寄り添うやさしい言葉へと丁寧に言い換えました。
また、プログラムごとの違いを分かりやすく整理し、ページを訪れた瞬間に「ここなら安心」と感じられる親しみやすさを追求しました。
「あなた自身」に寄り添い、孤独を照らすデザイン
Eさんは、現代の「孤育て」の現状を分析し、不安をやさしく照らす「ゆずイエロー」をキーカラーとして採用。
「赤ちゃんが泣いても大丈夫?」といった不安に、ページ上部ですぐに応える導線を設計するなど、ユーザーファーストを意識した提案となりました。
■ 講師からの評価
講師からは、
-
「全体的にデザインの完成度が高く、論理も一貫していて、とても理解しやすい企画書でした」
と高い評価がありました。
さらにブラッシュアップするためのアドバイスとして、
- ペルソナ(ターゲット像)の解像度をさらに高めること
- 「自分も参加してみたい」と思ってもらうために、参加者のリアルな声や過去の開催風景を、申し込みを検討する情報の近くに配置すること
など、ユーザーの心理や行動をより意識した具体的なフィードバックが送られました。
■ おわりに
今回の講評会を経て、受講生たちは今後、デザイン制作・コーディングへと進んでいきます。
Webデザイン未経験からスタートした受講生たちが、わずか数か月で「クライアントの課題を捉え、論理的に伝える力」を身につけている姿に、大きな成長を感じました。
卒業制作の完成に向けて、彼女たちのデザインがここからどのように進化していくのか、今からとても楽しみです。
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