デジタルハリウッドSTUDIO広島の「Webデザイナー専攻 主婦マクラス・キャリアプログラム」には、6ヶ月基礎を学んだ後に実案件にチャレンジする「お仕事TRYプログラム」というカリキュラムがあります。
これは、実際のクライアントから依頼を受け、制作を行う実戦形式のプログラムです。
今回は、この「お仕事TRYプログラム」を走り抜けた卒業生の神原さんと谷村さんに、制作の裏側や、そこで得た成長について語っていただきました。
舞台は「道の駅 ゆめランド布野」のリニューアル。現場に足を運ぶところからスタート
お二人が取り組んだのは、広島にある「道の駅 ゆめランド布野」のサイトリニューアル案件でした。
実際に現地へ視察に行くところからプロジェクトは始まります。サイトのリニューアル提案から始まり、最後のコーディングまで、同級生と一緒に学びながら進めていきました。
最大の壁は「クライアントの想い」をどう整理するか
実案件ならではの難しさは、クライアントの熱い想いをどう形にするか。お二人にインタビューをさせていただきました。
― サイト制作の中でどの工程が大変でしたか?
神原さん: 「クライアントの情報を整理し、それをどうデザインに落とし込むか。どの情報がここにあるべきかという設計に一番時間をかけました。」
谷村さん:「 クライアントの「これも入れたい!」という溢れる思いに対し、ユーザーの立場から優先順位をつけ、どこにはめ込んでいくかの取捨選択が大変でした。」
― 制作の中で工夫した点を教えてください
神原さん:「ヒアリング内容をAIに投げて「壁打ち」を繰り返し、クライアントが求めていることを整理しました。デザインについてはいろんな道の駅のHPをほとんど全部キャプチャーに取り、どの部分を取りいれていくかを考えて作成しました。」
谷村さん:「「現地で感じた素朴な雰囲気」を軸に据え、おしゃれにしすぎず、その場所ならではの昔の良さを残すデザインを意識しました。」
「自分基準」の課題と、「相手基準」の実案件の違い
スクールの課題と実案件。お二人はその圧倒的な「責任感」の違いを痛感したと言います。
谷村さん:「以前、クラウドソーシングも経験しましたが、顔が見えないやり取りとは重みが違います。クライアントの顔が見え、直接思いを聞くことで『絶対に応えなきゃいけない』というほどよい緊張感がありました。その分、反応をいただけることが楽しかったです」
神原さん:「課題は自分の作りたいように作れますが、実案件は相手の思いが最優先。『これでいいのかな?』と常に自問自答し、多くの引き出し(パターン出し)を持っていないといけないことを実感しました」
デザインスキル以上に伸びた「言語化」と「コミュニケーション」
「お仕事TRYプログラム」を通じて得られたのは、デザインの技術だけではありませんでした。
神原さん:「「なぜこのデザインなのか」を説明する力「こういう理由で、この思いを込めて作った」というプロセスを相手に伝える言語化の特訓になりました。」
谷村さん:「先回りするコミュニケーションです。制作終盤での修正を防ぐために、最初からコンセプトの意思疎通をしっかり取っておくことの重要性を学びました。」
これから受講を検討している方へ
最後に、10ヶ月の長期コースや実案件プログラムへの参加を迷っている方へアドバイスをいただきました。
谷村さん:「実案件を初学者の状態で経験できるのは、喉から手が出るほど貴重な体験です。自分のポートフォリオ(作品集)にもなりますし、これからの勉強が楽しみになるはずです!」
神原さん:「AI時代、デザインやコーディングができるだけでは価値が下がってしまいます。その前段階にある『ディレクション』や『クライアントとの対話』を学べるコースを選ぶことで、仕事としての視野がぐっと広がるはずです。」
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