11/22(土)地域のみらい講座 第3期、第5回コーディングチェックレポート!
2025年11月22日(土)、第3期「地域のみらい講座」の第5回授業として、受講生によるコーディングチェック発表がオンラインで行われました。
今回のテーマは「デザインを正しく実装する力を身につける」。制作中の「瓦全房」サイトをもとに、実装の意図や工夫を自分の言葉で説明することが重視されました。
授業冒頭では久保田先生より、「目の見えない人が音声で聴いても伝わるコーディングを」という言葉とともに、アクセシビリティの重要性が語られました。
画像の alt 設定、見出しの階層、段落構造など、“意味を持ったマークアップ” を意識した実装が求められました。
AI活用については、「AIは使っていい。しかし理解せずに使うのはNG」というメッセージが伝えられました。生成AIを補助として活用しながらも、自分自身の理解を積み重ねる姿勢が大切だと強調されました。
阿諏訪先生からは、ブラウザ対応を調べられる caniuse.com の紹介や、スマホでのタップ領域・余白設定・追従ヘッダーなど、UI調整に欠かせないポイントが共有されました。
発表では、レスポンシブ対応やヘッダーの追従、文字サイズの調整など、実装でつまずきやすいポイントが多く挙げられました。
先生方からは、ユーザーの使い心地を意識した見せ方や、デザイン意図を損なわない実装方法など、全体に共通する改善の方向性が示されました。
また、「この時期にここまで進んでいるのは素晴らしい」という言葉とともに、ただ作るだけでなく、“使う人の立場で考える提案力” を持つことの大切さが伝えられました。
後半では、次回のプレゼン授業に向けた準備について共有がありました。
11月30日までに一旦ゴールを作り、原稿を読むだけではなく、クライアントにサイトの魅力がしっかり伝わる話し方を練習することがポイント。
久保田先生からは「3分プレゼンは緊張する。だからこそ練習が必要」という言葉とともに、実際のZoom録画を使った振り返り練習の方法がすすめられました。
今回のコーディングチェックは、「ただ動くコード」から「伝わる実装」へと意識を広げる学びの時間となりました。
アクセシビリティ、UI調整、構造化、言語化——複数の視点を行き来しながら、受講生たちは着実に完成度を高めています。
「地域のみらい講座」は、地域の課題にデザインの力で向き合い、クライアントの想いを“形”にしていく実践型プログラムです。
STUDIO広島では、これからも受講生たちの挑戦を応援していきます。
当校は、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象校となっており、受講料の最大70%が補助される制度を活用できます。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせ・お申し込みください。